三つ納め

今年もあと2日。

昨日できなかった分、ちょっとだけ職場に立ち寄り大掃除をする(ワーカホリック)。結局、PCのフォルダ整理だけで終わってしまったのだが、まあ多少はスッキリしたからまあ良いか。
これで完全に仕事納め。明日は仕事を忘れるよ。

映画『首』を観た。
先週ぐらいから「観ておかなきゃ」と思って、クリスマスイブの日に観に行くチャンスもあったのだが、イブの日にこの映画を観るとその後寝覚めがずっと悪くなるような気がしたので回避していたらこんな年末ギリギリになってしまった。
北野武映画を観るのはだいたい江戸川台ルーペとなのだけれど(って言っても劇場で一緒に観たの『座頭市』だけな)、今回は彼があまり乗り気でなかったので、ひとりで観るつもりだった。そうしたら、先日忘年会で手塚貴子さんも観たいというのでご一緒していただいた。

肝心の映画はオススメするほど面白いか、と言われるとそうではないが、劇場で観て良かった。間がコントっぽかったり、目を背けたくなったり、ちょっと退屈するシーンがちらほらあるが、それも含めて全体としては、終わった後にものすごいいろんなことを考えたくなる映画。
終演から劇場のあちらこちらだけでなく、帰りのエレベーターの中でも熱く語りあう人たちがいて、これはそういう熱を生み出す作品であるのだなあと思う。なのでひとりで観るより手塚さんと感想を語れたのはなお良かった。
職場の友人から教わった台湾惣菜の店で遅めの昼食を食べながら、映画の感想戦と、先日の忘年会の続きみたいな話をする。そして1時間ほど話した後に解散し、ジム納めに行った(偉すぎる)。

夜はピザパーリィー(ぼっち)にしようかとも思ったが、いい感じでお腹も膨れていたし、昨日開けた日本酒が残っていたので、和食系の惣菜を買って晩酌。

今年、自分にとっては(細かく振り返ってみると)まあまあ良い年だった。でもなんかこう「もの足りない感」がつねにある(ルーペさんとの忘年会では60点つけた)。
つまるところ、自分は今の人生を「ガラっ」と変えたいわけじゃなくて、この感じでグレードアップしたいのだな。それは今の状況で地位だったり、名誉だったり、収入だったりを上げたいということ。そしてその全ては“自信”のありなしに関わってきているようにも思う。
20代前半の時に評されたように「自信の塊」みたいなままで生きてきたら、それはまた別の道があったと思うが、それだと、今出会っている人との縁はなかっただろう(あと、勘違いでずっと生きちゃった気もする)。そう思うと、今のほうがずっと良いし、多少の誤差はあったにせよ、きっと今のような状態に落ち着いたのだと思いたい。でも来年もまた60点というのはちょっと納得いかないから、少し「自信もって」生きていくことにするよ。
経験豊富な先輩たちの功績も、若い人たちの情熱と行動力も、どちらも持ってないのは不安だけれど、僕らの世代だからできることだってたくさんあるはずだ。
「人間生まれた時から全部遊び」なのだとしたら、品良く、誠意を尽くして遊ぶことが自分らしいんじゃないかなと思う(なに、急に真面目になってんの?)。

明日は完全オフ。
大晦日に大掃除しちゃダメらしいのだけれど、本類だけは徹底的に片付けたい。あとシンプルにゲームしたい(その遊びなの?)。

2023年はあと1日ちょいだけれど、それも無駄にせずに遊びましょう。