渋谷めぐり

雨の中、朝から渋谷に出かける。

まずは渋谷の映画館ユーロスペースで、ずっと観たかった『はりぼて』を観た。
富山市議14人がドミノ辞職した問題を追ったドキュメンタリー。

すごく重要な話とはいえ、地元の人しか興味が沸かないような題材を、エンタメ寄りの演出で構成していて面白かった。
とにかくこの議員たちの言動に呆れてしまう。大の大人が言い訳と開き直りで平然と不性を行っている事実も酷いが、本人たちがナチュラルに悪気がないところが一番驚愕する。謝った議員を見て、支持者が「あんなに謝ったんだから許しちゃう」みたいなこと言ってたりして、これで通用しちゃうあたりがチョロイよね。

あと富山市長。
自分の預かる市の議会で起きている問題なのに、全部「自分はコメントする立場にない」で貫き通す。じゃああなたは一体何にならコメントするのよ。っていうか、なんのためにいるの?
もちろん、市長の仕事はそれだけじゃないのはわかっているものの、とても地方都市の首長の器とは思えなかった(むしろこういう人がテンプレートなのかもしれないが)。

プログラム代わりに、原作本『富山市議はなぜ14人も辞めたのか』を買った(また積ん読増えるなー)。
この富山市議会の問題が、今の日本の縮図なんだろうなーと思うとげんなりしてくるけれど、自分はそういうものに与されないように気をつけて生きよう。

渋谷まで行ったついでにアニメイトに寄ってみた。先月まで、雨宮天や夏川椎菜のポップアップがあったはずだけれど、今日の店内は、もう別のアーティスト色に染まっていた。
TrySail関連商品をひととおり見ていたら、トラハモのラジオファンディスクのVol.11がブロマイド付きで売っていたので衝動買い。
僕はこのラジオを放送で聴く気がまったくないのだけれど、ファンディスクは聴いてしまうのだ。本編を“選り抜き”されたところを聴きたいのと、おまけのディスクに価値をおいているのだろう(自分のことだけどはっきりはわからない)。

そのあと、渋谷AppleのGenius Bar(この言い方!)で、iPhoneのバッテリー交換の予約をしていて、空いた時間で昼食がわりに某喫茶店でベーグル頼んだんだけど、あまりの小ささにびっくりした。
ベーグルそんなに好きじゃないので頼んだのは初めてだが、やっぱりサイズダウンしているのだろうか?
食べ物がどんどん小さくなる昨今、すべての食べ物は、ショートホープと一緒に並べて写真を撮ることが必須なような気がしてくる。
ちなみに味は普通だった。

で、いざバッテリー交換。
電池替えるだけなんて15分もあればちょちょいのちょいだろうと思ったら、1時間必要と言われて、計画が狂う。
次に髪を切るために予約を入れていたのだが、絶対に遅刻する時間になってしまう。美容院に電話しようにも、電話を持っていかれてしまったので術がない。
持って行ったMacbookで電話番号調べて公衆電話を使う、という手段を思いつき、「俺やるー!さっすがー!」とつぶやいた後、財布をみたら小銭がなくて諦めた(しょぼい)。

交換を待っている間に入り直した喫茶店(さっきと違う店)で、このブログを進めようと思ったのに、渡す15分前に書いておいたメモが同期されておらず、不安になる。
ちょうど今、僕のiPhoneは全身麻酔をかけられ手術台に載せられているのか、とビジュアルが頭に浮かんだりした。
それにしても連絡手段がないことがこんなに不便(&不安)だなんてねー。なんだかんだ、僕も現代病だ。

で、無事バッテリー交換終了。
バッテリー不足が気になっていた僕のiPhoneも、これでまた活躍できる!と喜んだら、交換してもらったバッテリーの残量が40%足らず。
交換したバッテリーは100%近いと思い込んでいたため、充電器を持ってきておらず、自分の浅はかさに気づく。
でも、充電する手段はないし「逆にまだ30%ある!」とブライトサイドに目を向けて(Apple信者っぽい思考でしょ?)、髪を切りに行き(携帯取り戻してから遅れる連絡した)、帰り際にジムに寄ってワークアウトも済ませた。
最終的に家に着いたときに電池は12%だった。
新しい電池だから、旧電池の30%とは容量が違うんだろうね。

そして、これからもう一度、夕食を買いに駅まで出かけるためにiPhoneを充電しつつ、このブログを仕上げている。
ずいぶんと用を足せたし、よく歩いたので、今夜は何食べても、何飲んでも大丈夫な気がするぞ(間違い)。

渋谷はやっぱり「アウェー感」強くて、疲れは2割増な感じだけど、予定を立てて動いた分、充実して過ごせた休日。
週末、台風を心配しつつ、自分は自分のやるべきこと頑張ろう。