日曜だけど労働(頑張れ!)。
おとといに続いて昨日も少し飲みすぎて(毎日だろ)、体調が中の下ぐらいだった。そしてなにしろ「やる気なし病」に罹っているからか(なんでも病気と言えばいいと思ってる)さほど「業務」はこなせなかった。
ただ途中でちょっと気持ちを切り替えねば、と思ってからはポイントを抑えられた気がする。なにがきっかけで切り替えられたのかは覚えていないけど(残念な奴)。
帰りに『サン・セバスチャンへ、ようこそ』を観る。
スキャンダル以降、鳴りをひそめてしまったウディ・アレン監督の最新作。去年撮影したというわけではなくて、調べたら2020年の作品だから、劇場にかかるまで(禊が済むまで)4年かかったということかもしれない。
で、内容はと言えば、迷走する主人公、すれ違う恋人、嫌な感じのライバルといった面々。皮肉めいた言葉のやりとりと、魅力的な街の風景、終わる恋愛と始まりそうな恋愛、といった、いつもの「ウディ・アレン」映画で、「ああこういうの観たかったんだよな」というつまり、僕の大好きな作品ではあった。
最近のアレン映画にある懐古主義も、僕はそれぞれのモチーフとなる作品を知らなくても、「そういうものだ」と思って楽しく観れた。
ひとつだけ、これまではささやかな幸せの始まりを暗示させる結末が多かったのに、この映画は答えを観客に委ねる感じで終わったのが、ちょっとばかり消化不良だった。というのも、途中のセリフで「この主人公は僕と同じことでつまづいてるじゃないか!」と思ったからで、結末をしっかり描いてもらうことで、自分の答えの参考にしたいという気持ちがあったからだ。
でも、逆にこの終わり方がかえって良かったのかも、とあとになって思った。答えは自分で出すものだし、その答えが正しいか正しくないかで迷っている暇があったら、さっさと踏み出しちゃった方が良いのだから。
ウディ・アレンだって色々あって、今踏み出してるのだから、自分だって踏み出せよ、と(巨匠と比べて何様って感じだけど)思ったりもする。劇場で観れて良かったよ。
それと、予告で流れた映画が見たくなるような作品ばっかりだった。今年は時間を作っていくつかは観に行こう。
で、こんな時間に晩酌&晩御飯。
明日もオフ。無駄にしませんように(フラグ)。