香川2日目

香川旅行2日目の話。

前日1:30すぎまで飲んでたっていうのに、朝5:30起き。そして勤行に参加。
せっかくなので、参加しないとなーという気分になったのだ。
僕は神社にも寺にもお参りするし、なんなら教会にも行くような「雑宗教」な人間なのだが、徳の高いお坊さんたちによる読誦を聞いていると、トランス状態になる。
宗教の力ってすげえな、と思う。これはヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂で感じたのと同じ思いだ(すげえ訳知り顔で言ってみたけど、行ったの1回だけな)。

勤行の後には昨日同様「お戒檀巡り」にも参加。暗闇の中を歩く奴。
これをすることで、極楽浄土が約束されているという。じゃあ、もう2回極楽行ける計算じゃん(こういうところが罰当たり)。
ただ、この日のほうが前日よりも早く明るい場所にたどり着けたような気がした。晴れた朝だからか、それとも慣れか。
朝食をとったら、皆さんとは別れて個人行動。ここから帰るまではソロ観光。

僕は屋島に行こうと思っていたので、高松空港から先に帰る仲間を送っていく。
昨日、ほぼ「はじめまして」の関係だったけれど、密度の濃い道中をこなしたので、ずいぶんと仲良くなった。(だいぶ)年下の友人ができるのはとても嬉しいことだ。

で、そのまま車で屋島まで。
源平合戦の主戦場になった場所とのことで、景色の良さもさることながら、なんとなく歴史に浸れる場所だった。あと廃墟になったホテルのゲームコーナーを見つけて、別の意味で「良いものを見た」感があった(根っからのゲーマー)。
どんな世も、つわものどもが夢の跡だ(したり顔)。

そこから今度は栗林公園へ。
僕は庭園を愛でるような侘び寂びを持たない人間なのだが、そんな僕でも、美しいとか素晴らしいとか思える風景がたくさんあった。
ただ自然のまま、というのではなく、人の手が入った美しさというのを感じた。
あと、ドラクエウォークのお土産スポットだったので、お土産ゲットした(ドラクエウォークはこの香川旅行で5か月ぶりに起動したよ)。

この時点でまだお昼前。帰りの飛行機は20時過ぎなので8時間以上暇をつぶさなきゃいけないのだが、目的を失ってしまい、ウロウロする。
しかもここにきて、この旅で抜群の能力を発揮していたレンタカーが、駐車場のなさと駐車料金の高さという2点において負担になってきた。
なので、栗林公園から高松駅に少し進んだところの1日600円で済む駐車場に置いて、あとはひたすら駅方面に歩く。どこか商店街に出れば、うどん屋とか喫茶店があるだろうと踏んだのだ。

駐めた場所が想像以上に駅から遠くて、炎天下(もう9月なのに馬鹿みたいに暑かった。逆に言えば超いい天気だったんだけれど)の中歩くのは正直しんどかった。
ただ、駅まで彷徨い歩いていたら、“かの有名な”四国新聞社を偶然見つけたり、商店街に入って、映画『香川1区』で見た平井「ワニ」大臣が出陣式やってたアーケードだの、小川さんが辻立ちしてた三越前だの、プロデューサーの前田さんが恫喝されていた場所だのに辿り着いて、偶然にも「聖地巡り」みたいになった。胸熱。そんなセレンディピティ。

そして日曜だからか大半のうどん屋がしまっていて、うどん難民になりかけたが、グーグルマップで調べて見つけたうどん屋が“知る人ぞ知る”店だったらしく、美味しいうどんが食べられた。それもまたセレンディピティ。

それから、サンマルクカフェで一休みして、早めの晩御飯として、前日は満席で入れなかった「一鶴」の高松店に行く。40分待ちになったものの、ちょうどそのぐらいだと空港に行くまで時間がつぶせる感じだったので良かった。
で、肝心の骨付鳥は文句なく美味しかった。味付けがやっぱり老舗(っていうか骨付鳥の元祖らしい)らしく、スパイシーかつ旨みがあった。今回は「おやどり」を食べたが、次来たら「ひなどり」を食べたい。

多少の無駄はあったものの、順調に旅程をこなし、また想像以上に楽しい旅だった。

と、まあつらつらと書いてきたけれど、話したほうが伝わりそうな部分もあるので、来週あたりにツイキャスで旅行話しようとは思っている。

これで北海道、本州、四国、九州は行ったことになる。あとは沖縄か。来年ぐらいには行ってみたいな。

旅行はいいなーと、つくづく感じた一泊二日でした。