デッドオアアライブ

昔(といっても高校か大学の頃)見たテレビドラマ「世にも奇妙な物語」で、すごい印象に残っているエピソードがある。

女子高生(中学生?)が、怖い男に追いかけられていて、警察官やら通りすがる人やら、色んな人に助けを求めるのだが、だれも相手にしてくれない。
それで、必死にひとりで逃げるのだが、実は彼女は死んでしまっていて、追いかけてきた男は死神だった、というオチ。
シンプルだけど、子供心に(当時、もう大人だよ)「死ぬってこういう感じかもしれない」と心に残り、未だに覚えているのだ。

職場でメールする際に、いわゆるccのメールのやりとりをよくしないだろうか。
一昨日から、6人ぐらいccを巻き込んでメールをしていたのだけれど、僕の返信が最新なのに、なぜか、次に送って来る人は、その前のメール(つまり僕以外の人が送信したメール)に対する返信を送ってくるのだ。
それがひとりのみならず二人も。

そのメールは共有しておかなければいけない情報を更新しては送っているのだが、僕の送ったメールに対する返信じゃない分、僕が更新している情報についてはスルーされ、おかげで担当しようと思った業務を他の人がすることになったりした(別にマストでやりたい業務じゃないから良いのだが)。
そんなことが3回ほど続いて、ふと思ったのは「俺、死んでんじゃないか」ということ。

いや、今回のメールの話は、間に入った人が、けっこうな頻度でメールを見落とす人のために起こったことなので、原因はわかっているのだ。
ただ若干イラッとはするものの、それ以上に「生きてて良かった」とホッとしてしまうのは、絶対に「世にも奇妙な物語」のせいだ。

他に、挨拶したのに返事がなかったり、あからさまな横入りをされたときにも、このエピソードが頭に浮かんで、誰かに自分が生きているかどうか確認したくなってしまうので、ややトラウマなのかもしれない。
とりあえず、今日は同僚と会話できたし、帰りにスーパーでレジの人に認識されたので、まだ生きていると思う。大丈夫(それに、誰かに追いかけられてる感覚もないしね)。

単純に存在感が薄いだけなのだろうか。
それはそれで問題だけれど、生きているだけマシかもしれない(だから、そう思うのがもうトラウマだって)。

書いている人同様、存在感が薄いブログだけれど、ちゃんと読まれていることを祈っている。