鑑賞連鎖

日曜の労働(サンデー言い方)。

ノルマ達成まではいかないが、半歩ぐらいは前進できたのでまずまずだろう。その分また今週ハードになることは覚悟する。あと、やや厄介な事案に巻き込まれており、上手く対処しようと思ったことが裏目に出たりして、この辺が精神的に辛い。

このところ、ビジネスでもプライベートでも、またセミプライベートでも(なんだよ、その言い方)面倒くさい案件が散らばっていて、それは今の「やる気なさ」の大きな起因ともなっている。自分でコントロールできないことも含んでいるから、どこかで手放さなきゃと思う反面、まだ今じゃない気がしている。
そう遠くない時期に全てクリアになる予感もありつつ、手放さないでいると執着になってしまうから、それだけは気をつけたい。

仕事終わりに『哀れなるものたち』を観た。
先週の『サン・セバスチャンへ、ようこそ』で予告編が流れていて気になっていたのだ。その時、初めてこういう映画があると知ったのだが、エマ・ストーン、マーク・ラファロに、顔を傷だらけにしたウィレム・デフォーが出ていて、それだけで「これは観なきゃいけないやつ!」と思ったのだった(全部マーベルつながりじゃねえか)。
で、予告からして「フランケンシュタイン」的な話だとはわかったものの、それ以外全く知識を得ずに(ただ、Twitterでなんか評判いいというのは見ていた)観たので、序盤の解剖シーンや性交シーンに、自分の好みじゃないかも、と不安になったのだが、グイグイと引き込まれて2時間半、全然飽きずにのめり込んでしまった。
あと、「エマ・ストーンはよくこの役を引き受けた」と書かれていたが、確かにそう思う過激なシーン満載な反面(R18+)、エマ・ストーン以上に、この役を魅力的に演じられる人はそういないんじゃないか、と思うぐらい良かった。
シニカルな笑い、意味ありそうでなさそうな会話と、意味なさそうでありそうな会話。色彩も含めて目眩がしそうな映像、とアートのようでコミックのような不思議で奇妙な映画だった。
すぐに、ではなくて、僕の世界の見方がもう少し変わった時に今一度観たいと思う、そんな作品。好みが超分かれるだろうけど、僕は好き。
あまりに心を掴まれたので、原作を読もうか、それとも同監督の他の作品を観ようか思案中。どっちもやればいいんだよね(そうしよう)。

今回も予告で観たい映画を2作見つけたし、しばらく定期的に映画館通いしましょうかね。それはネットニュースを見るよりずっと良い趣味な気がする(スマホマジ害悪)。

そんなわけで、きちんと“生きた”気がする1日。
今朝は心配になる地震もあり、日々、精一杯生きましょう。