第一報が事実なのかどうか一瞬わからなかった。
通勤で使っている西武池袋線が、パンタグラフの異物のせいで朝から運転見合わせになっていて、「あー、今日は休みで良かった(でも職場は大変だろうなー)」などと呑気なことを言っていたら、安倍晋三元首相が街頭演説中に撃たれるという衝撃的なニュースが入ってきた。これは只事ではないという中、凶器や容体や犯人の情報など、相反するような情報が乱れ飛び、最終的には亡くなられたということに。
僕は安倍元首相の政治姿勢について何一つ評価しないが(第2次政権後はとくに)、それでもこのような事件に遭い命を落とすなど、あってはならないことだ。そして、日本は僕が想像していた以上に恐ろしい社会になってしまっているのだな、と思う。
そして、こういうことが何故起きたのか。自分の言説、主義主張を正当化するために使う人もすでにネットではちらほら見えるが、客観的に考え、安全な世の中にするという思いを持っていきたい。
それにしても、改めて、世の中は想定外のことが起こるという現実を思い知らされる。昨日まで、こんなことが起こるなんて誰が想像しただろう。でも、それは災害でもそうだし、身近な範囲にまで落とし込んでみれば、事故、病気、そして死というものはいつ訪れるかわからない。自分自身の力ではどうしようもないことが起こる。
そういう人生をどう生きるか。そんなことを考える。
答えなんか簡単には見つからないし、そんなものないのかもしれないが、まずは自分の務めをしっかりと果たすことにしよう。