『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

2大スターの共演が話題になっていたのもあって『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観た(内容も面白そうだったからね)。

タランティーノの映画は『ジャンゴ』と『イングロリアス・バスターズ』しか観たことがないので、その作風をどうこう言えるような知識はない。
ただ、誰かのツイートで「時系列が込み入ってる」みたいなのを読んでいたので、この映画もそういうところが“タランティーノ節”なのかなーと思った。

古き良きハリウッドについても、僕は知らないので、時代の共有はできなかったけれど、ただ、あの時代のアメリカは今よりも騒々しくギラギラしていて、それに憧れた人たちの気持ちはよくわかる。
ただ当時のリアルなハリウッド(映画界)を描いているというよりは、これはおとぎ話なんだろうと思う。

落ちぶれたテレビスターのディカプリオはおっさんの悲哀と可愛げを体現していて共感できた(実際にそばにいたら厄介だろうけど)。その彼に付き従いながらも、自分をちゃんと持っているブラピもカッコよかった。
二人の関係を的確に表したフレーズが劇中でてきて(ネタバレではないが、印象的なのであえてここでは書かない)、こういう関係も、古き良き時代のもののような気もした。
そこに言及された時のブラピの反応もまた良い。

笑って泣けてハラハラして、160分という長尺も、飽きずに観られた。
当時のトリビアを調べた後に、もう1回観たい。

タランティーノ作品は敬遠していたのだけれど『レザボア・ドッグス』と『パルプ・フィクション』は観てみようかな、と思う。

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