見た目とエチケット

インフルエンザの猛威が身近にも侵食してきている。

だいたいどこの職場でもあると思うが、インフルエンザにかかった時のルール、というものがあって、本人の場合は数日間の出勤停止やら、家族がかかったらマスク着用、とかが僕の会社でも採用されている。
で、同じ職場の人がかかった場合に、マスクを着用するか否か、というのが接客業としてはとてもグレーで、ちょっと困惑している。

一昔前、まだインフルエンザというものがこれほど猛威を奮っていなかったころ、接客業の人間は風邪にかかっていようがなんだろうが「お客様の前でマスクしてはいけない」という決まりがあったように思う。店員がみんなマスクしていたら(この店はきっと何かの病原菌に侵されているに違いない)と思われて敬遠されてしまうからだろう。
確かにそれは「見た目」としては怖いと思う。ただ、逆に言えば、感染する病気にかかっている人もマスクをしていないわけで、健康面からみれば、その店は不誠実ということになる(病気の人を働かせるな、というのはちょっと置いておいて)。
体調は良いのだけれど、ウィルスは持っているかもしれないから、ということでマスクをしている店員がいたら、それはそれで誠実な人、という考え方もできる。
「健康だからマスクしないわけでもないし、不健康だからマスクをしているわけでもない」という命題を前にして、果たして接客業のとるべき道はどこにあるのだろうか。
かかっている恐れがあればするが、予防のためのマスクはしなくていいだろう、というのが落とし所のような気もするが、そもそもマスクの予防効果ってそんなにすごいのだろうか、という根本に疑問がでてきてしまう。

そこでひらめいたんだけれど、「いきなり!ステーキ」で店員さんがしている、あの透明なマスク。接客業の人はあれを採用してはどうだろうか。
いや、あれはウィルスは防止してくれない、ということなら、マスク会社(ってあるの?)は、ああいう透明でウィルスを防止してくれるマスクを開発するべき。そこにビッグビジネスの種があるはずだ。

※数年後、本当に主流になってたら褒めてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です