昨夜は1時半まで読書していた。
WILD TURKEYを飲みながら(しかも8年だよ!贅沢!)、読みかけだった『ファクトフルネス』を読み終えて、それから太宰治の『斜陽』を読んだ。
ここ2年ぐらいで気づいたのだけれど、僕は読むのが平均より遅いようだ(いまさらかよ)。あと、読んでいる途中で別のこと考えたりしちゃって、その部分を読み返したりするのも遅読の原因だと思う。
『斜陽』を読んでいる時は、比較的そういうことがなく、集中して読めたものの、それでも昨夜は半分までしか読み切れず、今日の午後に残りを読んだ。
太宰治の小説と言えば、『走れメロス』と『富嶽百景』を“教科書で”読んだだけだったので、女性視点一人称で書かれていることにやや面食らった(そんなレベルの読み手です)。
でもすごく面白かったし、太宰の他の小説はもちろん、チェーホフの『桜の園』も読んでみたくなった(『斜陽』を読んだのは、『熊本くんの本棚』の書籍版を読む前に読んでおこうと思ったからなのだが、それもまた同じ感覚だろう)。
あと、新潮文庫版で読んだのだけれど、「現なま」とか「助平」という言葉にまで注釈がついていて、どういう人を読む対象にしているのだろうとふと思った。
読書感想文を書く中高生向けなのか、はたまた、もう現代ではそういう言葉を使わなくなってきているのか。自分の言語感覚もアップデートしないといけないのかもしれないね。
他に、積ん読だった『アド・アストラ スキピオとハンニバル』も3巻途中まで読んだ。
ハンニバル戦記を題材にした漫画で、すでに13巻で完結しているので、最後まで読んで、それから『ローマ人の物語 ハンニバル戦記』を読み直そうと思う。
この漫画で描かれるハンニバル像と、スキピオ・アフリカヌス像は、自分の思い描くものとは違うけれど、これはこれで面白い。
読み切ってから感想を書きたい。
それから、人生初、独りでカレーを作ったり、ベタなRPGをしたくて『FINAL FANTASY Ⅻ THE ZODIAC AGE』を買ってきたのだが、その話はまた明日(まだ食べてないし、遊んでないのだ)。
読書すると、休みが充実した気がする。
それはそれで良い傾向かも。