『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』

来週公開の『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の予習として『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』を観た。
前作は飛行機の中で観てなかなか面白かったけれど、続編を映画館で見るほどではないかなー、という感想だったのでDVD待ちになってしまった。

雰囲気としては『マイティ・ソー バトルロイヤル』と同じような、コミカルな掛け合いと勢いで推していく感じ(あれよりも下品な台詞が多い)。
こういう映画と、ハードで重いテーマを持った『キャプテン・アメリカ』シリーズが同じ世界観にあるのは、マーベル映画(MCU)の懐の深さなのか、多様性なのか。
『アイアンマン1・2』ぐらいの「シリアスさの中にどこか能天気な明るさがある」というくらいのテンションが一番好きなのだが、「宇宙」を舞台にしている時点で、突き抜けないといけないのかもしれない(「地球」が舞台の『ドクター・ストレンジ』や『スパイダーマン ホームカミング』はわりとバランス取れている気がする)。

80年代のアメリカのエンタメ文化が主人公のバックグラウンドにあるせいか、カート・ラッセルとかシルベスター・スタローンといった、あの時代の人たちがキャスティングされているのは多分、狙っているんだろうな。
あと、デビッド・ハッセルホフ(言わずと知れた『ナイトライダー』の主役)も本人として出てくるんだけど、『テッド』でも『フラッシュ・ゴードン』の話に主人公たちがやたらテンション高くしたり、ゴードン役だったサム・ジョーンズが本人役で出てきたり、最近のアメリカ映画は80年代懐古主義みたいになっているんだろうか。自分はそこにあまり思い入れがないので、いまいち楽しみ方がわからないのだけれど(あ、考えてみたら『テッド』はクマが、こっちの映画はアライグマが、どちらも口汚いセリフを吐くという共通点があった)。

とはいえ、派手なアクションと個性的なキャラクターに、きちんと家族の物語を描いていて、単体のSF映画として面白かった。
「地球」組のヒーローと比べると、なんでもアリの強さなので、どう整合性を取るのかも含めて『アベンジャーズ』は楽しみ。

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