10年ぐらい前に知り合って、それから色んなところに誘ってもらって、ずいぶんお世話になった方がいる。
何かと忙しくて5年ぐらいお会いしていなかったのだけれど、クラシックの歌手の方なので、今回彼女が主催するコンサートのお誘いがあり出かけてきた。
5年経っているし、マスクもしているし、(太ったし、)気付かれないかなーと思ったけれど、ご本人だけでなく、当時よく会っていた方々がすぐ僕に気づいてくれた。逆に僕も相手が誰か気づけたので、意外とみんな姿かたちや顔じゃなくて、その人の雰囲気をちゃんと見れているのかもしれないと思ったりもした。
敬虔なクリスチャンということもあって、いつもその人と会うときは身が引き締まるのだが、今日も何年ぶりかというのに、同じ緊張感があった。コンサート内容も良かったし、自分がちゃんとやるべきことやらなきゃ、という気持ちになったりした。すでに身の回りのもので準備はできている。なのにやらないのはダメだろうと改めて思った。
そして、KAC2022の第6回目のお題「焼き鳥が出てくる物語」を書いた。
『現代つくね異聞』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861664303557/episodes/16816927861664306740
最初はトリキのことを書こうとも思ったが、なんかいつもと違う感じのものを書きたくなって書いたのがこの小説。
この主人公同様僕はつくねが好きだけれど、じゃあ焼き鳥の中で一番かと言われると微妙なところ。そんなつくねへの屈折した想いを物語にしたらこんな感じに。1000文字程度で収めるつもりが、ついつい筆が走って(この表現、調子に乗ってるな)2000文字を超えてしまった。
前半の好きなつくねのくだりは物語的にはいらないだろうけど、書きたい部分はむしろそっちなので、残している。
あと、嘘をつく女性という題材は、昨日同僚の女性にシンプルな嘘をつかれたというのがひっかかっているんだと思う。
害のないものだし、その場で嘘だよ、と言われたのだけれど、そういうシチュエーションじゃなかったので「なんで、そんな嘘ついたの?」という話になったのだ。それは二人で笑っておしまいになった話なんだけれど、まあ嘘を信じやすい自分をこの主人公に投影してみたのかもしれない。
前回の話もそうだけれど、自分の現状が物語に作用するというのは、こういう「お題が出てから締切が短い」という小説を創作する上では必ず出てくるもんなんだと思う。それもまた楽しめればいい(達観してる風)。
で、今日はいつもよりちょっと良いスーパーで、焼き鳥を“なんと”定価で(割引なしで!)買ってきて日本酒呑んだ。
自分の小説に影響されるって、ナルシストにもほどがあるけどたまにはいいじゃないかと思う。あとちょっと良いスーパーの惣菜、超美味い。
そして昨夜の地震はすごかった。久々にNHKつけた。
緊張と花粉症の鼻水で寝付くのに時間がかかった。気を揉みつつも、だからこそ生きてるうちにやることやらなきゃと思ったりする。やりましょう。
そんなわけで今日はおひらき。また明日。