ズレてる

プレミアムフライデーにあまり効果がないから、次はシャイニングマンデーをつくるかもという話らしい。http://news.livedoor.com/article/detail/15087702/

月曜の午前中を半休にする、という、もう本当に実際の会社員の要望との乖離が激しい政策が企画されて世も末感が高い。
ただ考えてみれば「プレミアムフライデー」って、経済産業省の施策だから、金曜早帰りした後に遊んでもらうことで消費を促すのが目的で、労働者の福利厚生を充実させようとしている施策ではないんだよね。
だから、僕らが「望む」制度じゃないのも仕方がない。

でも「半日休暇」って取りにくいし、好んで取れるものじゃないから余計に質が悪い。
一番消費を刺激しつつ、労働者にも受け入れられるとしたら「毎月1回いつでもいいから休日を1日とれるようにする」だけでいい。そうすれば、各々、休みをとっても問題ない日を選べる。欲を言えば毎月消化しなければいけない年次有給休暇(この場合は月次有給休暇?)が増えればいいけれど、そうじゃなくても、現状取りにくい有休を毎月とれるようにして消化を促すだけで、企業にとっても労働者にとってもメリットだよなーと思うのだけれど(ある程度の規模の企業でそれすら取れないってなったら、働き方がいびつなのか、ブラックなのかどっちかだろう)、そういうのじゃダメなんだろうか。

「プレミアムフライデー」が結果が伴っていない今もこういう現状とかけ離れた施策が出るというのは何かがズレているわけで、そこを今一度考えてほしいな、と真剣に思う。
本当は「なんだよ、そのネーミング!(笑)」とかツッコむだけにしたいけれど、今このズレを少しでも戻しておかないと、いずれとんでもないことになりそうだなーという不安があるので、きちんと怒っておきたい。

ニーズが違う

格闘ゲーム世代には愛着のある「キング・オブ・ファイターズ(KOF)」のゲームがスマホで出た(正式名称「THE KING OF FIGHTERS ALL STAR」) 。去年出た「THE KING OF FIGHTERS ’98 ULTIMATE MATCH Online」というのもあるが、それとは別の会社から出ている。

テンポの良さ重視のアクションゲームだけれど、結局のところはガチャでレアキャラひいて経験値アイテムつぎ込んで強くする、というタイプのよくあるスマホゲーム。こういうゲームは登場キャラクターに思い入れがあるかどうかで楽しさが変わる。その点で、「KOF」というのはいい選択だし、それにすっかり踊らされてインストールしたのだけれど。でも2日で削除しました。

「時間の浪費」と「課金最強」のシステムのスマホゲームにもう興味ない、というのもあるけれど、一番やってて興を削がれたのは、キャラクターの声が違うことだ。
いや正確に言えば「THE KING OF FIGHTERS XIV」でほとんどのキャラボイスを一新して、その声優と同じなのでオフィシャルな声ではあるのだが、僕がプレイしていた頃の声優とは違っているということだ。

声優の世代交代はコンテンツを引き継ぐには必要なことだと思う。今や大山のぶ代よりも水田わさびのドラえもんのほうが子どもに馴染みがあるように、ルパン一味が全員交代したように、それは一抹の寂しさはあるものの、引き継ぐ人たちには(批判もあるだろうけど)頑張って次の世代へ作品をつなげてほしい。
先日もクレヨンしんちゃんの声が変わったけれど、先代の矢島晶子に敬意を表するとともに引き継いだ小林由美子には頑張ってほしい。

でも、僕にとってのKOFの声優たちは臼井雅基であり、橋本さとしだから(そして今や役者として大活躍の生瀬勝久も!)、このゲームに入り込めなかった、というのもひとつの理由ではある。
僕らのような初期SNK格闘ファンにとってはそういうことが大事なのだ。だから「KOF’98 UM Ol」は声優が昔と同じということに感動したし、嬉しかったし、懐かしかったし、わかってるーという思いだった。そしてゲームもなかなか楽しかった。

今回の「KOF」は僕らのようなファンではなく「KOF XIV」を楽しめた人たち向けなのかな、と思う。キャラクターも3Dで描かれているしね。
同じルーツのコンテンツでも、提供する側と受け取る側のニーズがずいぶんと違うな、と実感した出来事だった。

単におっさんゲーマーになっただけかもね。

4年後に期待を込めて

サッカーの日本代表監督に森保 一氏が就任した。

僕は日本はまだ“サッカー発展途上国”だと思っているので、世界から学ぶという意味でも外国人監督、特に名前で選ぶのではなく、同じような弱い国を成長させた経験のある監督を選んだほうが良いと思っていた。
ただ、今回のワールドカップで西野監督が実績を残したこともあるから、日本人監督にしたい、という協会の意向と世論の後押しもあって反対意見は少ないと思う。

なので、このタイミングで一度日本人監督でやってみるのはいいだろう。
「次のワールドカップで優勝する」という目標を立てるわけではないのだ。
ワールドカップに出られるのが悲願だったのが20年前の日本サッカー界。それが今やワールドカップ出場は当たり前というレベルになった。20年後くらいにグループリーグ突破が当たり前になり、ロシアW杯でのベルギーのように、年のめぐりによっては「優勝候補のダークホース」くらいになっていれば、日本サッカーの歴史としては大・大・大成功なのだから。

ただ、日本人だから日本サッカーや日本の選手のことをもっといえば日本人の気質みたいなものをよくわかってる、という判断で監督選びをしたのだとしたら、それは失敗の素だろう。

森保監督はJリーグで実績もあり(広島で3度リーグ優勝)、人格者だという意見が多いので、それを補ってあまりある存在なのかもしれないが、日本人らしさ、でベスト16を突破できないのだから、別のアプローチが必要だと思う(もっとも今回のベスト16の基礎はハリルホジッチ監督が半分以上はつくったはずだが)。

まだまだ日本のサッカーは海外から学ぶべきことが多い。
だから、テクニカルディレクターとして外国人監督を雇うのはどうだろうかと思う。森保監督が萎縮してしまうようなビッグネームではなく、弱小国で手腕を発揮した監督のような(それが誰かと言われると、僕には思い浮かばないのが残念)。
監督よりも戦術コーディネーターのほうが重要なアメフトに倣って、そういう考えは楽しいと思うのだけれど。

さて、4年後はどうなっているのだろうか。
勝ち負けうんぬんじゃなくて観ていて面白い試合をする代表だと良いな。

インターミッション

昨日は22時半に寝たというのに今ひとつ気力がなかった日。
台風が来るということで、いろいろと頭を悩ませたという理由もあるが、単純に「土曜が仕事」ということに飽きてきたように思う。飽きたからどうなる、というものではないが。

幸い、身の回りで台風の打撃はあまりなく、帰りも無事だったわけで、とにかく今日一日無事にすごせて良かった、といった思い。
そして水ばかりガブガブ飲んでしまう。

多分きっと夏バテなのだ。

摂生して、よく寝て仕切り直すことにする。
全てはそれからだ。

ただの日記

昨日、1時間多く寝たらずいぶんと朝の調子が良かった。
結局睡眠不足だったのかもしれない。

色々と書こうと思うことはあれど、まとめる気力がない。台風も来るし。
「探偵が早すぎる」の2話目を観た。
1話目よりもこなれた感じでテンポが良くなっていた。あとオーバー気味の過剰な演技も、地に足がついた感じというか、はしゃぎすぎてない程度におさえてみえた。
コメディ(というかほとんどコントだが)のさじ加減が1話よりも良かった。
広瀬アリスが吹き出すシーンと、その直前の滝藤賢一が学食に馴染んでいるシーンが笑えた。3話目も観よう。

最近、またテレビを見る時間が多くなってきた。
テレビって本当に時間泥棒だ。それが「楽しい」と思えるのはいいのだけれど、だいたいが冷静に考えると「さほど必要なかった」時間だったりする。
気をつけよう。

今日はそんなところです。

遅延

今朝、通勤に使っている西武池袋線が停電で運転を見合わせていた。

引っ越してから2年、大幅な遅延に引っかかったのは始めてだ。
かなり運転車両も減っていただろうけど、それにしては大混雑というほどではなかったのが幸いだった。夏休みに入ったから学生さんが少なかったのかもしれない。

それでもこういうのが朝イチで起きると、一日疲れてしまうのは、いつもと違うシチュエーションに頭がついていかないからだろうか。暑さが少し引いたというのにあんまり仕事に身が入らなかった(いや、それは遅延とか暑さのせいだけではないだろう)。

とはいえ、出だしでつまづくことを言い訳にしていてはいけない。
大人(おっさん)になると言い訳が多くなる(僕だけ?)。そういうもんだとどこかで割り切りつつも、仕切り直しをしないとならない。

今晩は体力回復のために早く寝て、明日からまた気合を入れよう。

投稿先によって書き方がかわるということを『その可能性はすでに考えた』で考える。

昨日のブログは、以前その映画(『恋はデ・ジャブ』)を観た直後に備忘録的に書いておいたものだが、そういう自分のすでに書いていたものを“発掘”する形で毎日ブログをこなしていこうかと思っている。

で、僕は一時期、読書してはその感想を書き留めておいたのだが、そのうちのいくつかを「ブクログ」というサイトで公開していた(というか現時点でも公開している)。
今日はその中から、ドラマ「探偵が早すぎる」を先日取り上げたので、同じ原作者 井上真偽の小説『その可能性はすでに考えた』の感想を転載してみる。

『その可能性はすでに考えた』2015年11月9日
事件の謎は「奇蹟」が起こしたことを証明するために、あらゆる全ての可能性を否定して事件を解決しようとする探偵、上笠 丞(うえおろじょう)。
裏社会の大物である(そして美女でもある)フーリンとともにひとつの事件が「奇蹟」によって起きたことを証明しようとします。
依頼された事件が、「カルト宗教団体の首切集団自殺」にまつわるという、猟奇的かつ特殊性の高い事件という点で、すでに荒唐無稽ではありますが、さらに、その事件のトリックの仮説をたてるライバルが次々と登場してきて、ミステリーというより「推理格闘小説」の様相を呈してきます。
このライバルたちが、またひとくせもふたくせもあり、お互い奥義を出し合うかのようなディベート合戦が繰り広げられます。
もともとの謎が突飛なこともあり、仮説もかなり暴論ですし(さらに小難しい点もあり)、反証も詭弁のような感じはしますが、読者がしらけない程度のレベルを保っていますし、合間に挿入される薀蓄の数々に、思わず読み進めてしまいます。
またダークかつハードボイルドな雰囲気の中で、アニメやゲームのキャラクターのような人物を登場させ、挿絵がないのにビジュアル的なかっこよさが感じられます。
とはいえ、普通に謎解きを楽しむ作品ではないし、トリックを想像する楽しみは少ないです。
ただ、その屁理屈にも似たディベート合戦と、後半にかけてたたみかける超展開は、他でなかなか味わえない愉快な物語でもあります。

うーん、なんだろう。
書いた内容はなんとなく覚えているし、確かに自分の文章っぽいんだけれど、このブログや備忘録で書いたものとはだいぶ違う感じで違和感がある(よそいき感と言ってもいい)。
その理由を考えてみると「ブクログ」って自分の読んだ本を人に紹介するのが目的のサイトだから、あらすじを書いたり、文体をですます調にしたりして、親しみやすく本を紹介しているから、だろうと思う。
これは「ブクログ」に書いている人たちがみんなそう、というわけではなく、自分が「本を人に紹介するときどう書くか」と考えた結果、こういう文体になったということだ。
どっちかいいかはわからないし、書きやすさ書きにくさもさほど変わらないが、単純に、投稿先によって文体が変わるのが自分のことながら面白いと思った。
それと同時に、自分の書いたものだから、そのままこのブログで使おうと思ったけれど、手を加えないとダメじゃん。とも。なかなか楽はできない。

そんなわけで過去文章をサルベージしつつも、自分の考える「ブログっぽい」文章でこれからも書いていこうと思う。
だんだんとこなれていけば良いのだけれどね。

『恋はデ・ジャブ』

ビル・マーレイの名前をブログでちょいちょい出しているのに、その中でとても面白かった(僕好みだった)『恋はデ・ジャブ』のことをブログに書いていなかったので書いておく。

ビル・マーレイの映画は、なんだかんだでハッピーエンドなので安心してみていられるのもそうだけど、つまりビル・マーレイという役者の職人芸みたいなもの(淡々とした とぼけた ダメ男が改心して報われる)をみるようなもので、この映画はまさにその通りの映画だ。

主人公のテレビキャスター フィルは取材先に行った田舎町で突然、同じ一日がループする現象に巻き込まれてしまう。
なぜ田舎町に閉じ込められるのか、毎日同じ日をループするようになるのか、その原因みたいなものは一切ない。その理不尽さはあるけれど、ループすることを逆手にとって、好みの女性に、名前や出生のことを聞いておいて昔馴染みを装ったり、目当ての女性を攻略していく様は、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のようで、あの映画はこの演出法を真似てるのではとも思った。

自分は他の人のことを理解してきているのに、周りは翌日(次の同日)には、ダメ男のままの彼として接する寂しさ。思い出が自分だけのものである寂しさがせつない。バチがあたるようなことをしたり、誰かに呪いをかけられたりといった原因もないので抜け出し方もわからない。いつまで続くかわからない中で、彼は前向きに生きようとする。
それは僕らの日々にもつながる。

同じような日々が続く中で、何かをかえようと努力する。それも、ひとの役にたとう、周りを喜ばせることをしようということに結局は落ち着くのではないか。

結局「ひとりは寂しい」のだ。

ひとりはつまんない。のだ。

フィルは自分勝手で、人付き合いが嫌いな人間として描かれる。今まではそれでよかったのだろうが、ループを繰り返すことで、ひととの関わりが自分を幸せにしてくれることに気づく。そしてフィルが自分のためではなく、ひとのために行動しようと気づき、それを実践したときに、救いがくるのだ。

単純なコメディとしてみても楽しいが、人生の、そして周りのひとの大切さを感じさせる可愛い作品。
ただのオヤジのようでなんとなく憎めないビル・マーレイにふさわしい。

ネタない対策

こう、内容の薄いブログばかり書いているのもどうかと思うので、そろそろ実のある話を書いていきたい。

とはいえ、一体何が実のあるブログなのかというと、まあ何かしらの「感想」は良いのかもしれない。というわけで、ネタがなかった日は、今まで書いてあった本や映画の感想を書こうと思う。

で、今日は特にそれも書くことがないが、昨日「探偵が早すぎる」をgyaoで見たので簡単に感想を書いておく。

広瀬アリスは「釣りバカ日誌」で良い役者さんだなーと思ったので(妹のすずよりタイプだし)、「わろてんか」含めウォッチ対象の女優さんだが、今回はちょっと演出過多のように思える。展開はコントじみてるけど、演技は抑えめのほうがいいと思うんだけれど、こういう感じのドラマはどれもほぼ演出もコントじみてるからそれがスタンダードなのかも。主演の滝藤賢一も演技オーバーな感じ。同じ脚本で抑えめな演技バージョンを見てみたい。
そんなわけで、ちょっと消化不良な気持ちでいつつも、このドラマには桐山漣も出ているので、続けてみていきたい。僕の“3大尊敬するドラマの主人公”の一人、左翔太郎を演じた役者さんで、一般的な知名度では、同じ「仮面ライダーW」でW主演していた菅田将暉に水を開けられている感じがするので応援していきたい。カッコいいし芯のある良い役者さんです。

こうやって、なにかコンテンツについて書くと、それなりに字数が埋まる。
毎日ブログ更新する上でネタがない時対策を手に入れた感じがする。

続けないと意味ないけどね。

ドイツと日本のビール事情

ドイツで若者のビール離れが始まっているらしい。
https://courrier.jp/news/archives/112312/

いや、若者限定ってわけではなくビールの売れ行きが悪くなっている、っていう記事だけれども、そもそもアルコールを飲む人が少なくなってきているようだ。
ドイツから離れるが、僕の周りでも飲酒しない人の割合はけっこう増えていて、「飲みに行こう」という誘い方より「ご飯食べに行こう」という誘い方のほうが多くなってきた(といいつつ、誘う相手がいるかどうかは別問題だが)。

今年の日本に限っては、暑すぎてビールが売れないんじゃないかと思う。
「気温が高いほどビールは売れる」という説があるようだが、正直、暑すぎてビールを飲む気がしない。というかアルコールを飲む気がしない。酔うとどうしてもダルくなるから、暑さにやられたダルさに酔ったダルさが加わると思うと、呑むこと自体が楽しい話、以外では飲む気にならないのだ。
だから、ノンアルコールビールというか炭酸水のほうがサッパリしていいじゃん、という個人の感想です。

それと夏といえばビアガーデンだけれど、夜も30度を超える中では、いくらキンキンに冷えたビールとはいえ飲む気は減る。この暑さは、業界にはけっこうな打撃なんじゃないか。そこそこ暑い外でビールを飲む文化は続いてほしいので、なにか対策できるといいよね。

などとつらつらとお酒に関するエトセトラを書いてみた。
結論としては、酒は楽しく、味がわかる程度の酔い方で飲むといいよね、ということ。
あと暑さ、もうちょいひいてほしい。