なってみてわかること

仕事が遅番だったので、夕食を買いにいつものコンビニに行くと、なんと惣菜&菓子パンがひとつもない!しかもいつもはかなりの量が置いてある弁当、麺類の棚も全て空っぽ。張り紙に「大雪の影響で納品がない」と書いてあり、なるほど日頃はいかに物流がしっかりしているのかと、今さらながら思った。
カップ麺で済まそうかと思ったが、味気ないので近所の松屋へ。ここでも「一部商品が提供できない」との張り紙。それでもさすがにメインの牛丼はあるだろうと券売機をタッチしたら、牛丼類全滅。ここで軽く戦慄みたいのが走る(そして、311の日の夜を思いだす)。諦めて、ラーメン屋に入ったら、こちらはなんとかメニューが揃っていた。

当たり前だけれど、僕が普段意識しているのは小さい“世の中”であって、実はそのほかにも意識しない“世の中”があって、つながっているのだ。己の想像力の欠如に自嘲気味になったりした。

いつもの当たり前の風景は、ほんの少しのことで当たり前ではなくなってしまう。いや、結構な大雪だった。でも、身の回りで大きな事故もない(それも見えてないだけかもしれないが)のに、コンビニや牛丼屋からモノが消えるのだ。
当たり前をやるのも、どこかの誰かが頑張って、それがつながってできているのだ。なら僕も頑張るしかないじゃないか。

そう思わせられた雪の日の夜。