推し小説と取材未遂

久しぶりに小説投稿サイト「カクヨム」を覗いてみた。

「ザンクとルーペの読書感想文」でもおなじみ、盟友 江戸川台ルーペがカクヨムで新作長編を公開したからだ。

タイトルは『新しい日』。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054954466702

幼少時代を引きこもって過ごした青年が主人公のロードムービー的小説だそうだ。
ルーペファンからすると、登場人物の名前が漢字(しかもフルネーム!)、視点が三人称、といった今までの違いに目が行くが、コメディな会話が続くのもなんだか新しい。
もともとコメディタッチな部分を作品に忍ばせる作風であるものの、「それわかる人少ないよー!」と言いたくなるマニアックなネタが多かった気がするが(でも、そこが僕にはストライクだったりする)、今回は登場人物たちの感覚のズレで楽しませる会話が多く、これはいよいよ本気で賞取りにきた奴ですかね。と思ったりする。

そう、この小説はカクヨム内で一番大きい賞である「カクヨムWEB小説コンテスト」応募作なのだ。
2月7日まで読者選考期間で、この間に読まれたり星がついたりすると中間審査を突破する可能性が高くなる(ような気がする)ので(厳密にそのあたりが明文化されてないんだよね)、ご興味のある方はぜひお読みいただきたい。

といいつつ、僕は12話までしか読めてない。
今のところ、主人公は爽やかな空気に包まれているけれど、今後のサブタイトルやらすでに読まれた方のレビューを読むと、どこかで“ルーペワールド”が発動するようなので、より一層楽しみにしている。
それと本人が「未成年の方は保護者の方と一緒に読んでください。」と書いているので、PG15ぐらいなのかもしれない(ややアダルト要素ありそう)。

いずれにせよ、高野ザンクとしてはオススメ度“強”です!

カクヨムといえば、新宿の高野フルーツバーが閉店してしまうニュースがショックだった。
僕が連載中の(ほぼ休載中だが)『亀を投げる』で、新宿のタカノに行くシーンを書くために取材に行かなければと思っていたからだ。もっとも出てくるのは「タカノフルーツパーラー」で、そこは残るらしいんだけれど。
新型コロナがなければ、去年のうちに行けるはずだったので、悔しい思いがあり、と同時に、行けるところは早く行っておくこと、やれることは早くやっておくこと、を心掛けねばと決意を新たにしたりもした(3日で忘れがち)。

というわけで『推し、燃ゆ』も昨日読み終わったし(優秀!)、しばらくはカクヨムで色々読んでみたいと思う。

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