知らぬ間の仕様変更

Twitterを使い始めたのは2011年。震災のひと月前だったと覚えている。

それから7年経つ間に色々と仕様が変わってそのたびにビビったり焦ったりするのだが、今回、謎仕様だな、と思ったのは、フォローしてる人がフォローしているだけなのに、そのツイートがタイムラインに表示されること。

いや、なにを言ってるのかわからないだろうから説明すると、
そもそもTwitterというものは、自分がフォローした人が呟いたツイートか、リツイートしたツイートだけが自分のタイムラインには表示されていた。
ただ、ある時からフォローしている人が「いいね」をつけたツイートも表示されるようになった。これには正直びっくりした。いいねは自分だけこっそりしていたつもりが、どういう内容のツイートが好きなのか、いつのまにかダダ漏れになっていた、という恐怖仕様への変更だった。わりとまともなツイートだけいいねしてたので助かった(何から?)。
いや、正直なところ、いいねは備忘録として使っていた部分もあって、必ずしも内容が好きとか賛同してる、ということではないのだ。だからこの仕様変更は気に入らなかった。
そういう声が多かったのか、こっそり備忘録として使うように「ブックマーク」というものができた。これは、その名の通り、ツイートを後で見るように保存しておくための機能で、何をブックマークしたかは他の人にはわからない。

さて、こういう仕様変更をしてきたTwitterだが、気がついたら上記のように、フォローしてる人がフォローしてるだけなのに、そのツイートがタイムラインに表示されるようになったのだ。

いや、なにを言っているのかわからないだろうから説明すると(デジャブ)、
自分がAさんをフォローしているとする。AさんはBさんをフォローしている。となると、僕のタイムラインにはAさんのツイートもしくはリツイートもしくはいいねだけが表示される。AさんがBさんをフォローしていることは何の関係もない。
はずなのに、リツイートもいいねもされていないBさんのツイートがタイムラインに表示されるのだ!

何回かBさんのツイートを見たことがあるので、知らない間に自分がフォローしてたのかと思って調べると、していない。Aさんがリツイートやいいねをしたわけでもない。かといってBさんのツイートが全てタイムラインに表示されるわけでもない。
完全に謎仕様。

たまに自分のツイートや、(おそらくフォローしている人のジャンルを見てだろうけど)プロモーションで宣伝ツイートが表示されたりするので、そういうロジックで、フォローしている人がフォローしている人の中で自分に合うようなツイートを表示しているのだと推測される。

タイムラインが時系列じゃなくなって以来、Twitterはその価値を落としたのではないかと僕は思う。
「ハイライト」と称して、自分に合った(とロジックがみなした)ツイートが時系列関係なく上位に表示されるんだけれど、Twitterは自分がフォローしている人がつぶやいたことが、その内容いかんに関わらず“完全時系列”で表示されることに意義があった。
その情報はまさにフローであり、内容が重要であろうとなかろうと、どんどんと流れゆくもの、というのがTwitter無常な感じで良かったし、それで見落とした情報はそれはそれで「縁がなかった」で済ませればいい(というか過去ツイートを追おうと思えば追えるしね)。

おそらくマネタイズの関係だろうけど、こういうツールに、お金がからんできて仕様が改悪されるのは残念ではある。無料で使っている以上、ある程度は仕方ないんだけれどね。
でも、お金がからんできて“改善”になったら、よりハッピーだと思うんだけれどね。それはなかなか難しいのかね。偉い人にぜひ改善策を考えてほしい。

なんだかんだでSNSでTwitterが一番好きなので。

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