『ジュラシック・ワールド』を観た。
最新のじゃなくて、ひとつ前の奴だ(今晩テレビでやるのにね)。
僕は『ジュラシック・パーク』シリーズをひとつも観たことがない。ああいうディザスタームービーが苦手だから好んでみようとは思わないのだ。
でも『ジュラシック・ワールド』はディザスター感が若干抑えめで、SFアクション映画として楽しめた。
主役のクリス・プラットは、僕の中で“A級映画版”のブレンダン・フレイザーっぽくって、多分死なないよねという安心感があり、その辺もリラックスして観れた理由だったりする。
ちゃんと『ジュラシック・パーク』から観てる人なら、あんなオマージュや、こんな懐かしキャラ、など色々と楽しめるんだろうけど、そういうのがわからなくても、「恐竜見世物テーマパークでパニック」という設定さえわかっていれば、全く問題なかった。
あと、ちゃんとシャレが効いているというか、クスリと笑わせるシーン(ブラックジョーク的なものも含め)があるのは、スピルバーグ映画っぽかった。
そういうシーンを見ることで、しばらくスピルバーグの映画を観ていないことに気付く(『レディプレイヤー1』観たかったなー)。
おそらく最初の面白さ(「恐竜の情け容赦のなさに人間阿鼻叫喚」と予想)とは違うんだろうし、キャラクターの描き方がサラッとしすぎだとは思うんだけれど、5作目まで(6作目もやるそうですね)つくられるくらいの人気シリーズなので、きちんと楽しめるようにできていて感心した。
あと、やっぱり最後はアイツだよね。という展開は、恐竜好きじゃない僕でも胸熱だった。そういう「客が求めていることをきちんとやってくれる」という理想的な娯楽映画だ。
こどもは恐竜好きだから「恐竜×パニック」というのは夏休み向け映画として最高の組み合わせなのかもしれないね。
そんなわけで、今日『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を観ます。