C級ワイン探訪記『コアライフ シラーズ/カベルネ』

安旨ワインの定番といえば、今やチリワインにお株を奪われた感があるが、少し前だったらオーストラリアワインだった気がする。
ちなみに最初にコルクではなくスクリューキャップを採用したのはオーストラリアとのこと(『ワイン一年生』より)。

さて、そんなオーストラリアのワイン。「イエローテイル」のように1000円以下のワインはけっこうあるものの、500円以下のC級となるとなかなか難しい。そんな中みつけたのが、コアラのラベルの「コアライフ」というワイン。

フランスのシラーというぶどうと同じ品種ながら名前が違うシラーズと、カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたもの。ミディアムボディなので重すぎず、飲みやすい。渋みはややあり。どことなく品がある味わいで甘みは少なく酸味が強い。
単体で飲むと、低価格ワインの定番みたいな、「ハウスワインの赤」と頼んだら、これがでてきそうな感じ。

「シラーズはシラーと比べると、スパイシーさ、土っぽさがエスカレートして、本当に野性的に育てられている感じがします」(『ワイン一年生』)というように、たしかに「土」っぽい。飲み口もこう、強い(ストロングな)印象。
僕にはちょっと甘みが足りない。果実味というかぶどう味が足りない気がする。

さてマリアージュ。
今回はマックではないのだ(このブログ読むとマックかケンタかしか食べない人と思われてるかもしれないが)。
合わせたのは、まず「砂肝スパイシー炒め(ガーリック風味)」。これはサミットで売っているお惣菜だが、単体で食べても美味い。
サミットの惣菜は“ちゃんとしている”率が高いのでオススメ。中でも、こういうちょっとしたおつまみは、他にも焼豚、レバー煮込みが美味いです。

話がそれた。マリアージュの話だ。

これは合った。ベストマッチではないが、系統が合う感じ。
単体ではほとんど感じない甘みが、砂肝スパイシーの塩辛さにひっぱられて、ワイン自体の甘みを引き出してくれる。
ここから考えると、このワインにはステーキとかガツンとした牛肉に合うはずだ(オージー産だから?)。
それからここ最近の定番おつまみポパイエッグと合わせると、ベーコンとの相性が一番合う。そこから考えるとやっぱり肉系と合うワインのようだ(今回こそマックと合わせるべきだったのかもしれない)。

さて、今回はボロネーゼを作って合わせてみた(レトルトのを温めただけだけどね)。
どんな赤ワインでもボロネーゼとは合うだろうと思っていたのだけれど、予想以上に合わなくて戸惑った。肉と合うはずのワインがトマトソースと合わない模様。これはちょっとした発見でもある(僕が浅はかなだけか)。

というわけで、マックと合わせれば評価が上がったかもしれないワインだけれど、僕の好みではなかった。
ただ、前述のように「ザ・ハウスワイン」的な味わいなので、そういうのが好きな人にはいいのかもしれません。

DATA:
コアライフ シラーズ/カベルネ
オーストラリア産ワイン
購入場所 サミット
価格 498円(税抜)

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