平成最後

前にも書いているように、だからといって、とりわけ感慨深いものはないのだが、昭和生まれとはいえ、人生の大半を平成で生きてきたわけで、自分の思い出のほとんどは平成の出来事だったりする。
昭和が終わり、「次の元号ってなんだろうな?」と友達と言っていた頃のことを思い出したりもする(「明和」が第一候補でした)。

さて、そんな昔のことはわりとどうでもよくて、つらつらと最近のことを書いておこう。なんてったって平成最後のブログだからね(便乗感まるだし)。

ネット断ちを始めた。
いや、ブログ更新してるじゃん、っていう矛盾が生じていますが、そういう意味でなくて、ダラダラとネットサーフィンしたり、ツイッターを見たりするのを控え始めたのだ。

ネットは恐ろしい。最高の時間泥棒だ。
さきおとといも、ライブの打ち上げから帰ってきて、ブログを更新し、歌(とギター)の練習始めようと思いつつネットサーフィンして、気づいたら2時間近くナイツの漫才動画見てた(いや、ナイツに罪はない。それだけ面白いってことですよね、ナイツ)。

もちろん、そうやって余暇を楽しむのも人生において必要だし、腹抱えて笑って心のデトックスもできたのだけれど、本来自分がやるべきだった、むしろやりたかったことが、「別に今やりたかったわけではない」ことにとってかわってしまう危険性が(インプットとしての)ネットにはある。

これはテレビを見なくなった理由でもあるけれど、ネットニュースやツイッターで流れてくる「興味はあるけどマストではない情報」に煩わされて、もっと大切な「自分の身の回りのこと」と、一般的な「情報」の重要度が同等化されてしまうのだ。
僕も今の社会や、世界の動き、事件・事故、芸能情報などに一家言ないわけではないけれど、それよりも自分の大切な「やるべきこと(=やりたいこと)」を、まずやらなきゃいけないという思いが強くなっている(歳のせいですかね)。

かつて7ヵ月くらい無職だったことがあって、その時、僕は色々と自分の夢のためのことをやろうと思っていたのだが、思い起こせば、さきおととい同様の「ネット漫才動画」閲覧と、「マインスイーパー」で一日終わっていた思い出のほうが大きい(「マインスイーパー」ぶっつづけで3時間くらいやったことある)。

今、それやってちゃダメじゃん!

そういう思いで、アウトプットとしてのネットは使うけれど、インプットとしてのネットは控えようと思うのだ。
それは、情報を制限することになるから、セレンディピティ的な出会いは減るかもしれないが、ただそうやって情報を絞った中でこそ、本来のセレンディピティが生まれるという場合もあるだろう。

あと昔からネットの世界って、ディスりの情報のほうが大きかったけれど、最近は特にそういう情報や「煽りあい」が目立つようになって、その“負”のエネルギーにアテられてしまうという部分もある(これがいわゆる「ネット疲れ」なのかもね)。
個人的には、どんな情報にせよ、感情的になっている情報は、話半分で考えておいたほうがいいと思ったりする。
これはネットにどっぷりつかった今、思いつく“知恵”だ(知恵は大事)。

とか宣言しながら、今朝も、つらつらとツイッターを30分ぐらい見てしまったのだが、まあ昭和のキャッチフレーズよろしく、令和は「ネットは1日1時間!」という感じで行こうと思っている(「ゲームは1日1時間」守ってなかったけどね)。

ところで、今月のauのデータ残量が昨日で0.00GBになってしまって速度制限がかかっているのだが(平成初にして最後)、だからネット制限するとか言っているわけではないですからね!
ホントダヨ!

便乗

平成最後の出勤だった。

だからといって何の感慨もなかったけれど、今日が元「昭和の日」だと思うと、けっこうな時代を生きてきちゃったなー、みたいな思いがなくもない(まだまだ若輩者ですが)。

ゴールデンウィークはほぼ通常営業な上、今週は2つほど自分が中心になって企画したイベントがあるので、より一層頑張らねば。

そんなわけで令和も引き続きよろしくお願いいたします。
(まだブログ1日あるけどね)

C級ワイン探訪記『カルロ ロッシ ダーク』

「カルロ ロッシ」という名前からすると、イタリアワインっぽい感じもするが、カリフォルニアのブランドだそうだ。

このブランドは日本でも何年も前からデイリーワインの定番で、一時期よくCMを見かけた覚えがある。
以前に飲んだことがあるものの、とくに印象がなかったのだが、今回「ダーク」というものがあったので、購入してみたのだ。
購入前に気になったのは、瓶ではなくペットボトルなこと。そのあたりにチープさを感じるが、ペットボトルワインがどんなものか、ということの検証も含めて買ってみることにした。
ぶどう品種の記載はないが調べてみたら、ルビー・カベルネ、バルべネ、テンプラニーリョのブレンドのようだ。

また、「カルロ ロッシ」は前述の通り、ぶどうの産地はカリフォルニアなのだが、原産国名はオーストラリアというかわった経歴で日本に輸入されているのだ。
ルビー・カベルネはカベルネ・ソーヴィニヨンとカリニャンの交配種、バルベネはイタリア、テンプラニーリョはスペインの品種らしく、それもまたワールドワイドな感じがするが、カリフォルニアのぶどうをオーストラリアでワインにしているのだろうか(どういう経緯かまでは追いかけられなかった。ご存知の方、教えてください)。

さて、まず単独で飲んでみると、いままでのC級ワインと味わいがだいぶ違う。
一番は濃さの違い。他のワインに比べて格段に濃い印象で、口に含んだ途端にひろがるぶどう感が強い。いわゆる“まぜものアルコール感”が若干あるものの、濃さが勝つのでほとんど気にならない。甘みが強く、酸味少ない。単純に美味しい。
ただ、単独で飲み続けるとなると、味が強すぎる。それはフルボディだからだろうけれどね。ちょっとしたおつまみ(チーズとかおかき)とともにじっくり飲みたい。

さて、マリアージュだが、マックフライポテトそのままだとワインが勝つ(もうこの企画、マックとしか合わせてないな)。ケチャップつけたポテトでイーブン。ケチャップの甘みで、ワインの甘み(果実味)がひきたつのだ。
なんかマリアージュというよりはデュエルな感じもする。お互い「負けられない戦い」をしているような感じ。

チキンマックナゲットそのままだと相性はいまいち。マスタードのナゲットと一緒だと美味しい。
ここから推察するに、酸味と甘みのある味付けのものと合うはずだ。
ワインの甘みがひきたってワインがより進むし、飲んだ後、食べた食材のうまみを後追いで感じられる(ちなみに、マスタードソースをつけたポテトとはまあまあ)。

で、今回、マリアージュする目玉は、新発売の「グランドビッグマック」だったのだが、これがびっくりするぐらい“普通”だった。
グランドビッグマック自体も、まあ「大きくなったビッグマック」以上でも以下でもないのだけれど、一瞬「奇跡のマリアージュ」を期待してしまった自分がいたのだ。ハードルを上げすぎたのかもしれない。

さて、そうやって飲んでみた「カルロ ロッシ ダーク」だが、これには後日談がある。
このブログを書くために、記録しながら飲んだのが4月の半ば。
でも、そのあと、このワインの味が忘れられずに2本ほど買って飲んでいるのだ。実はこのブログを更新している今も飲んでいる。
つまり、このワインは僕にとって「お気に入りの1本」になったということだ。

で、いちおしC級ワイン「チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン」に勝っているのかどうか、ということだけれど、これは次回まで持ち越しとさせていただこう。
次回「チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン」について、他のC級ワイン同様のレビューで、比較してみることにする。
そして、それが「C級ワイン探訪記」シーズン1のラストレビューでもあるのだ。

次回、刮目して待て!(大袈裟)

DATA:
カルロ ロッシ ダーク
オーストラリア産ワイン
購入場所 サミット
価格 468円(税抜)

ひとり反省会

発表会(のようなステージで)歌ってきた。

毎度わかってはいるけれど、結局、舞台の上に乗ってしまえば、準備してきたこと以上のことはできない、という事実だ。
歌う以外に、曲のコメントをしないといけなかったり、寸劇を入れてみたりと、「その他」のことで集中力が欠けた、というエクスキューズもあるが、それでも「もうちょっとできたかなー」という思いはある。
それでも、まあ「できた」部分で形にはなったと思うから、それはなんやかんやと培ってきた経験が、その補足をしてくれたのかもしれない(ただ、それは不確定要素だ)。
できた部分とできなかった部分をきちんと分析して次回以降につなげたい。

それと、いろいろな方々のステージを見て、やっぱり自分に一番足りないのは結局「場数」だろうと思う。
自分が頭に描いたステージングを、実際に実現するためには、もっと場数が必要なんだろう。
同じステージに上がった人の中には、打ち上げもそこそこに、そのまま別の練習に出かけて行く人もいて、そういう姿勢を自分も見習っていかなければいけない。

なので、僕もちょっと早めに帰宅して、ひとり反省会。

鉄は熱いうちに打て。
今日から動き始めよう。

はらへった

普段は朝食を食べないのだが、今朝はやたらお腹が空いたので、卵かけご飯とみそ汁を食べた。

昨日の夕飯が少なかったわけではない。むしろ食べたほう。
マックフライポテトと(またマックかよ)チキンナゲット5ピース、それと実家からもらってきたカレーを軽めの量食べた。
それから、ワインを1本空けた(ダメだとわかってるのにね)。
典型的な二日酔いにはならなかったけれど、アルコールのせいで、みそ汁が飲みたかったのだけかもしれない。

で、いつもは朝食抜きでも、ランチは14時くらいと遅めで、それでもたいしてお腹は空かないはずが、これまた今日は12時過ぎには空腹になって、13時に昼食にした。カレーうどんを食べた。

夜は、明日が歌の本番だから、その打ち合わせも兼ねた会合で、そばを軽くいただいたのだけれど、帰り際にまだお腹が空いていたので、冷蔵のピザを買って半分食べた。

そんなこんな空腹に気を取られていたら、ブログを書くのを“すっかり”忘れていて、今慌てて書いているのだ。
ピザ食べ終わって、本読んでたよ。そのまま寝るところだったよ。危なかったよ。

なぜにこんなにお腹が減るのだろうか。
体重を旅行から帰ってきた後のピーク時から3kg減らしたのだが、早くもリバウンドの魔の手が迫ってきているのだろうか(でも腹減るもんね。しょうがないよね)。

明日は本番。そしてひと月後は健康診断。
なんとかそれまでは、体重維持&減量で過ごせますように。

反比例

平成最後の休日。

嘘です、4/30が休み予定。
そういいつつも、それなりに充実した(?)休日ではあった。
あさってに人前で歌うので、その予習をしたり、来週は司会業をするので、そのためにしゃべることをまとめたりしたりした。
それからブックオフで気になる本を物色したり、6月の仙台旅行の予定をたてたりと、趣味と下準備に費やした日。

そうやって、やったことが多いとブログが充実するかというと、そうでもなく、逆にブログに詳細を書くことがはばかられて、こう淡白な出来になってしまうという現象が起きる(かといって、ブログが充実してたら、リアルがしょぼいというわけでもないんだけどね)。

ともかく、色々とチャレンジするGWに向けて、準備ができる唯一の休みだったりした。そして、それなりに使えたかなーという気がする。

そんなわけで気を引き締めて、世間の言う10連休に突入しようじゃありませんか!

 

アンリアルタイム

このブログはリアルタイムで(当日に)更新しているが、内容がリアルタイムなわけではない。

たとえば、昨日の「C級ワイン探訪記」のワインを飲んだのは先週の話だ。
その日に飲みながら書いたメモを頼りに、いろいろと思い出しながら昨日書き上げたもの。基本、性格的に「書き溜め」ということができないので(追い詰められないとやらないタイプ)、前もって大半書いておいた場合もアップ当日に大幅加筆訂正している(生放送みたいだけど、直前の録画である「ワイドナショー」のような感じだと思ってください←ホントか?)。

逆におとといや、さきおとといのブログはその日、まさにアップする直前に始めから最後まで書き上げたもの。
ほとんどの記事は、当日書いて当日アップな感じで書いてはいるけれど、先に骨子だけでも書いておいたほうが、若干内容の濃いものが書けているような気がする。
読み返してみると最初に書いた時には気づかなかった感情に気づいたり、忘れていた物事を思い出したりするからだ。そこらへんが、ツイッターやFacebookの書き込みのようにフローで流れてしまうSNSの投稿とブログの一番の違いのような気がする。
それと、やっぱりブログの文章だって、再考は必要なのだ、ということだ。
おそらく前日に翌日の分をある程度書いて、当日に書き直してアップというのが一番旬も逃さないし、内容も充実するようになるのだろう。そこを目指してみます(ブログ1年以上続けて気づいたのやっとここ)。

で、そういうことを書こうと思って、これを書いたわけではなくて、単純に「そんなに飲んでばっかりいませんよ」ということを主張したかっただけですけどね(でも昨日もしっかりワイン飲んでた)。

C級ワイン探訪記『コアライフ シラーズ/カベルネ』

安旨ワインの定番といえば、今やチリワインにお株を奪われた感があるが、少し前だったらオーストラリアワインだった気がする。
ちなみに最初にコルクではなくスクリューキャップを採用したのはオーストラリアとのこと(『ワイン一年生』より)。

さて、そんなオーストラリアのワイン。「イエローテイル」のように1000円以下のワインはけっこうあるものの、500円以下のC級となるとなかなか難しい。そんな中みつけたのが、コアラのラベルの「コアライフ」というワイン。

フランスのシラーというぶどうと同じ品種ながら名前が違うシラーズと、カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたもの。ミディアムボディなので重すぎず、飲みやすい。渋みはややあり。どことなく品がある味わいで甘みは少なく酸味が強い。
単体で飲むと、低価格ワインの定番みたいな、「ハウスワインの赤」と頼んだら、これがでてきそうな感じ。

「シラーズはシラーと比べると、スパイシーさ、土っぽさがエスカレートして、本当に野性的に育てられている感じがします」(『ワイン一年生』)というように、たしかに「土」っぽい。飲み口もこう、強い(ストロングな)印象。
僕にはちょっと甘みが足りない。果実味というかぶどう味が足りない気がする。

さてマリアージュ。
今回はマックではないのだ(このブログ読むとマックかケンタかしか食べない人と思われてるかもしれないが)。
合わせたのは、まず「砂肝スパイシー炒め(ガーリック風味)」。これはサミットで売っているお惣菜だが、単体で食べても美味い。
サミットの惣菜は“ちゃんとしている”率が高いのでオススメ。中でも、こういうちょっとしたおつまみは、他にも焼豚、レバー煮込みが美味いです。

話がそれた。マリアージュの話だ。

これは合った。ベストマッチではないが、系統が合う感じ。
単体ではほとんど感じない甘みが、砂肝スパイシーの塩辛さにひっぱられて、ワイン自体の甘みを引き出してくれる。
ここから考えると、このワインにはステーキとかガツンとした牛肉に合うはずだ(オージー産だから?)。
それからここ最近の定番おつまみポパイエッグと合わせると、ベーコンとの相性が一番合う。そこから考えるとやっぱり肉系と合うワインのようだ(今回こそマックと合わせるべきだったのかもしれない)。

さて、今回はボロネーゼを作って合わせてみた(レトルトのを温めただけだけどね)。
どんな赤ワインでもボロネーゼとは合うだろうと思っていたのだけれど、予想以上に合わなくて戸惑った。肉と合うはずのワインがトマトソースと合わない模様。これはちょっとした発見でもある(僕が浅はかなだけか)。

というわけで、マックと合わせれば評価が上がったかもしれないワインだけれど、僕の好みではなかった。
ただ、前述のように「ザ・ハウスワイン」的な味わいなので、そういうのが好きな人にはいいのかもしれません。

DATA:
コアライフ シラーズ/カベルネ
オーストラリア産ワイン
購入場所 サミット
価格 498円(税抜)

月曜日は雑記の日

区議会議員選挙の結果が出て、僕の投票した人は当選してた。

あとは、わが町練馬区を良くするために当選した議員みなさんで頑張ってほしい。昨日のドラマでもフィーチャーされてたし(若干茶化されてる気もしたが)、練馬の未来は明るいはずだ(投げやり)。
まあ、投票したということでひとつ思うのは、これで区政がめちゃめちゃになったら文句言う権利を得たよね、ということだ。投票しなくたって言う権利はあるけれど、投票してる分だけ強気になれる気がするのだ(僕だけ?)

ネットニュースで見たら、平成No.1ゲームはファミ通調べによれば『クロノ・トリガー』だそうで(家庭用ゲーム限定だろう)、世代的には十分リアルタイムで発売されたゲームだけれど、僕はリアルタイムでプレイしていない。
しかも去年になって、友人から勧められてスマホ版を買ったのに20分ぐらいしかやってない。戦闘方法がよくわからなくて投げてしまっているのだ。
でもNo.1なんだからやっとくべきかなー。

もちろん、このゲームが1位であることに異論がなくはない。
僕が好きかどうかは別として、平成を彩ったゲームとしては『ポケモン』も『モンハン』とかあるし、大ヒットした『ドラクエⅤ』も『FFⅦ』も平成のゲームなんだよ。そういうゲームを押しのけて1位というのは、集計方法に問題あるんじゃないかなーと思ったりもする(それと、今、シリーズが続いていないゲームの方が過ぎゆく年感があるのかもね)。
ただ、こういうアンケートに答える「コアゲーマー」の中の多くの人に支持されてるということなんだろうから、やっぱりプレイしてみるべきかなー。

さて、月曜は4連勤の最終日。
仕事が終わって家にたどり着くとなんだかんだでドッと疲れがでたりした(体調もまだ本調子じゃないしね)。
もうちょい日々を有意義に過ごさなきゃいかんなーと思いつつ、今日はこんなところで。
ゴールデンウィーク突入週ですので頑張ります。

思ってたのと違う

今日は本当に書くことがないなー。

と思って、ほとんど見ないテレビつけたら、『捜査一課長』というテレ朝のドラマをやっていたので、ながら見してしまった。
というのも、たまたまネットニュースで、ナイツの土屋が「谷保健作」という持ちネタの「ヤホーで検索」というのを文字ったキャラでゲスト出演する、ということを読んでいたので、そのシーンだけコントっぽくなるんだろうな、とダラダラとつけて見ていたのだ。
そうしたら、このドラマを見ていて気づいたのは、そのシーンどころか、このドラマ自体がほとんどコメディというか、コントなのだ。

真面目な刑事ドラマの体を成していながら、展開というか、やりとりというか演技というか、すべてが「なんか笑える」。
しんみりしたシーンもあるにはあるが、登場人物のあからさまなうさんくささ、とかキャラクターのステレオタイプさとか、エキセントリックなキャラクターが突如現れたりとか、そういうシーンを跳ね除けてくる「おかしみ」がある。
で、しかも後半、唐突に“わが町”練馬区が舞台になり、練馬の観光名所のダイジェストが入ったかと思えば、最終的には、練馬をこよなく愛する民間の広報部長山村紅葉も参戦し、オーストラリア人旅行客(でも演じてるのはアメリカ人のパックン)が落とした、事件の鍵を握る一眼レフカメラを、練馬区の有志たちが光が丘公園で探す、という練馬の人はみんないい人、みたいな展開になってなんともいえない、じわじわとした笑いがこみ上げる。
いや、自分の住んでる街が持ち上げられるの悪い気はしないけど、なんとなく小馬鹿にされてる感もあるのは気のせいだろうか。

僕はこのドラマを見たことがなく、タイトルやキャストからして、硬派な刑事ドラマだと思っていたので、そのギャップに衝撃を受けた。
もし、このドラマを「狙って」やっているのではなく、ごく普通の刑事ドラマとして作っているのだとしたら、もう普通の刑事ドラマは、刑事ドラマのパロディとしてしか存在できないのではないか、とそんなことを思った。

それともスペシャルだからこういうノリだったの?謎だ。
でも、面白かったか、といえば面白かったよ。

思ってたのと違うけど。