気づきのジム

2ヵ月ぶりにジムに行った。

「忙しくてジムに行く暇がないから仕方がない」なんて言い訳をしているうちに、体重は危険区域をゆうに過ぎ、もはや手遅れじゃないかというところまで増えてしまった。
端的に言えば「かなり太った」。

ここ最近のダイエットは失敗続きだが、さすがにこれはマズイと思うレベル。
久しぶりに会った取引先の人に「貫禄がついていいじゃないですか。私もだいぶお腹がでてきましたよ」と言われたけれど、僕にはそういう「宿題やってない」、「オレもやってないから大丈夫!」という“大丈夫”はいらないのだ(だいたいその人は僕より20も年上なのだから!)。

そんなわけで(付け焼き刃であることは重々承知の上で)ジムへ行った(このブログの出だしで「1ヶ月ぶりにジムに行った」と書こうとして調べたら、前回行ったのが2月の頭で余計戦慄みたいなのが走る)。
とりあえずワークアウトを少しでも始めなければいけないのだ。

久々のジムは少し戸惑う。なんとなく、久しぶりであることを気取られてはいけない気がするのだ。
そうやってまごまごとストレッチをしていると、太極拳の演舞をしている年配の女性がいた。師範というわけではないだろうが、かなりキレのあって姿勢のいい動きに思わず目がいく。
カッコイイ。
太極拳は年配になっても「闘える」武道と言われていて、僕も以前に習いたいと思っていた。そういうカッコイイ先輩の姿を見ると改めてやってみようかなという気になる(せめて体験だけでも←チキン)。
だが、今の僕はそんなことを考えられる状態ではない。まずは痩せる、というか“標準の自分に戻す”ことが先決なのだ。あんまりデカイこと考えると、目の前の目標が崩れる場合もあるので要注意だ。

その後、以前と同じルーティーンで、腹筋と背筋と胸筋のマシンを使う。
そして、今日やっと腹筋のマシン(アブドミナルクランチ)の正しい使い方を発見する(いまさらかよ)。
僕の行くジムのマシンでは、ジェットコースターのようなバーを上から下げて椅子に身体を固定するのだが、このバーが今日はじめてジャストフィットしたのだ。今まで、特にジャストフィットしなくても気にならなかったけれど、ジャストフィットしたら、今まで以上に腹筋に負荷がかかる(当たり前)。つまり今まではマシンの性能をきちんと引き出せていなかったのだ。これがわかっただけでも今日、ジムに行った甲斐はあった。
ビバジャストフィット!(言いたいだけ)

それからウォーク&ランを30分する。
いつもよりスピードをあげて頑張ってみた。思ったより走れる。きちんと走れると気持ちが良いと感じるのは、真剣味が違うのかもしれない(少なくとも今日だけは)。

同時刻に、僕が以前参加してヘトヘトになった下半身を鍛えるトレーニングレッスンが行われてるのを横目で見た。
参加者全員、僕より年上だろうけれど、ほとんどの人がちゃんとレッスンについていっていて驚く。
いや、先輩方、どういう鍛え方してるんすか!
別に見た目がアスリートっぽい人達ではないのに、僕よりも体力あるのだろう、っていうか僕がなさすぎなのか。そういうの見ると本当に「負けてらんねー」って思う。
もっともそれ以上に「俺、このままだと10年後動けなくなるかも」という不安のほうが高いかもしれない。

そんなわけで、久々のジムは学ぶことが多かった。諸先輩方を見習って、これから鍛える。
っていうか、まずは“ジャストフィットの(言いたいだけ)自分”に戻すのだ。

ダイエットが上手くいったら、ブログで報告します(一向に書かれないようでしたらお察しください)。