8年たって1年たって

今日という日はきちんと覚えておくべきだ。

関東大震災は歴史で習っただけだ。
阪神淡路大震災はニュースで見ただけだ(もちろん知人の家族が被災したので、実感は少しあったけれど)。

でも、東日本大震災は関東で、とはいえ実際に体験した。
その後数日、数週間にわたる混乱具合も経験している。

あれから8年経って、あのときの恐怖心というのはだいぶ薄れてしまった。それはある意味幸せなことなのだと思う。

亡くなった方を思って、とか、自分は大丈夫だったから、とかではなく、人生には一瞬にして悲劇が襲うということが起こりうるのだ、という現実を体験したのだから、日々きちんと生きていきたいと思う。

去年も似たようなことを考えたけれど、ちゃんと実践できているかは怪しい。それでも今日という日を忘れないでいたい。

そして、来年の今日。自分でも一生懸命生きてきたな、と思えるような人生を送りたいと思っている。