ひとり暮らしを始めてから、インスタントのみそ汁やらスープを飲む機会が増えた。
みそ汁は調理みそと具の袋が分かれているタイプ。スープは粉末状でカップに入れるタイプのものだ。
僕はこれを今まで目分量で作って飲んでいた。一応「つくり方」には「熱湯150mlを注ぎ…」とか書いてあるけれど、いつも“だいたい”のお湯の量で作っているのだ。少しずつお湯を足していって、自分の好みに合わせて作る。ほとんどの人がこういう作り方をしているんだと思う。
で、今回、カップスープで「栗かぼちゃのポタージュ」というのを買ってみて飲んでみたところ、「これ、本当の味はどういう味なんだろう」という疑問を持った。
つまり、いつも飲む「コーンスープ」やら「みそ汁」やらは、ベースとなる味がわかっていて、そこで好み次第で薄めたり、濃い目に作ったりするのだけれど、「栗かぼちゃのポタージュ」は初めて飲むスープだったので、ベースの味がわからなかったのだ。
それは「これはこの味で、美味しい、美味しくないを判断して良いのだろうか」という疑問になり、「いったい、このスープのベースとなる味をクノールは(そう、クノールカップスープなのだ)どう考えて作っているのだろうか」という考えに至ったのだ。
そんなわけで、計量カップでちゃんと150mlを計量して、「つくり方」通りに作ってみた。
そうしたら、僕が目分量で作ったよりも「美味しい」気がしたのだ(そして、これがベースの味か、というのもわかった)。
この「インスタント食品でもつくり方通りに作るのが一番美味しい」説を、今日はみそ汁でも試したところ、これまた心なしか「美味しい」気がした。もっとも僕の好みよりは「濃い目」なのでちょっと薄めてしまうのだけれど、それでも「基本の濃さ」から作ったほうが、好みの味に近づけやすい。
やっぱり、こういう「お湯を注ぐ」だけの食品でも、メーカーの「つくり方」ってちゃんと考えてるんだなと感心(そして尊敬)した。
今後はお湯の量をしっかり計って作っていきたいと思う。