家より外にあってほしい

家をゲーセンにするする言ってるものの、今ひとつ本気モードに入れていない。

もっとも「筋金入り」の人っていうのはどこにでもいるわけで、それに近づこうとか、ましてや勝とうとかはちっとも思っておらず、ただ自分の青春時代(幼少時代も入れて)に遊んだゲームを自宅でできれば良いだけなんだけどね。

そんな中、自分の青春時代にズドンと入っている、すごいゲーム機っていうか、もはや筐体だろってもんが売ってるのに気づいた。

その名は「MVSX HOME ARCADE クラシック レトロアーケード」。

僕が高校生の時に対戦格闘ブームに乗っかって、大躍進したMVS(NEOGEO)のゲームが50本はいったゲーム機だ。
ゲーセンに比べて家庭用ゲーム機の性能がとてもしょぼかった時代に、ゲーセン筐体と互換性を持たせたゲームハードを開発して、ゲーセンのゲームをそのまま持って帰れる。それがNEOGEOだった。
もちろん当時からしてハードが6万、ソフト1本3万というかなり高額なゲーム機だったけれど。

で、今回出た「MVSX HOME ARCADE クラシック レトロアーケード」は、17インチのモニターと、ゲーセン使用のレバー・ボタンが2プレイヤー分並んでついていて、もうそのまんまゲーム筐体になっている。
とくにフォルムは当時のゲームソフト屋さんや駄菓子屋さんの入口に置いてあった筐体をイメージしていて、コレクターズアイテムとしても価値が高い。
値段は54,780円と、おいそれとは買えない金額だが。筐体一つとゲーム30本、つまり当時NEOGEOを買って、しかもディスプレイを導入することから考えたら破格の値段。家庭ゲーセン化を狙うならマストバイだろう。

でも僕は買わない。

なぜかといえば、SwitchやPS4で同じ内容のソフトが1本900円程度で買えるからだ。
しかもNEOGEOは「NEOGEOミニ」という同じようなハードを何種類も出したりして、「また同じソフトで稼ぐ気かよ」という思いもある。
出るのが10年遅かったね。

個人的にはこのハードは地方の駄菓子屋(今もあるのかな)の人が買って、お菓子買ったこどもに1プレイさせる、みたいな使い方されると良いなと思う。
そんでワイワイ遊んだら家に帰る、という流れにあってほしいハードだ。自分もそんな感じで触れ合っていたのがNEOGEOのゲームだから(すでに高校生だったけどね)。

Amazonでは売り切れていて、そのわりにプレミアがついていないところを見ると、欲しい人にはちゃんと定価で届くようなのでその点は良かった。
あと転売ヤーの人に言いたいけど、このハードはマニアックすぎて投機目的には向かないと思うから手をださないほうが良いよ(っていうか手をださないでね)。

などと、買う気もないゲーム機についても、これだけ語れてしまう(本当はもっと語りたいぐらい)のは、結局、自分もゲームマニアなんだよなー(今さら)。
僕はとりあえず自分の好きなゲームタイトルをちまちまと揃えることにしよう。