ソウル2日目

昨日体力を温存したので、今日はフルに動く。

まずは「チャニャンチッ」という店に海鮮カルグッスといううどんを食べに行った。シンプルな味で、薄味が好みの僕には美味しかったのだが「出汁」に慣れた舌には、どこか物足りない気もする。素材の味、っていったらそうなんだけどね。

で、そこからタクシーに乗って蚕室(チャムシル)へ。

今回、数少ない観光場所として考えていたロッテワールドタワーにある展望台「ソウルスカイ」に行ったのだ。高い所が苦手なくせに、登りたくなる性分なのはなぜなんだろうね。ガイドブックを見て、登る前のイメージは六本木ヒルズの展望台だったのだけれど、エンタメ性を高くしているのか、道中がミュージアムになっていたり、映像を使った演出の時間があったり、展望台に入る前がやや長かった。ただそれは、今日が空いていたからで、長い行列ができる時なら飽きずに良いのかもしれない。

で、僕が「怖いながらも体験してみたい」と思っていたのが、床がガラス張りになっている地上480mのところに立つというもの。強化ガラスだろうし、ちゃんと設計してあるのだから絶対に(というか99%以上は)落ちるわけがないのだが、いざガラス越しに下を見下ろすと、ガラスの上に立つという行為がいかに怖いかを知った。“万が一”を考えてしまうというだけでなく、単純に“怖い”という思いが込み上げてきた。

お金持ちそうな観光客が、全く意に介さず、ガラス床の上で自撮りしていたり、連れの女性(ややビビってた)を寝転ばせて写真を撮ったりしていて、そのくらいの神経でないと、お金持ちにはなれないのかなぁと思ったりもした(冷静になれば的外れなんだろうけど)。

頑張って、ガラス床の上には乗ったけれど、10歳ぐらい老けた気がする。自撮りなんてとても。足元を写すので精一杯。

絶叫マシンは平気なのに、なぜこれはダメなのか。偉い人に解説してほしい。

その後、観光で行きたかったもう一か所、ピョルマダン図書館に行った。そこで本を読むつもりはなかったが、四方を本で囲まれた空間を見てみたかったのだ。実際に現地に行けたことと、お土産買ったことで満足してしまったけれど、もう少しいれば新たな楽しみを見つけられたかもしれない。それにしても、なかなか良い空間だった。

そして、今回の旅の目的「以前食べたものを食べ直しに行く」のひとつである「盤浦チキン」のニンニクチキンを食べに向かう。盤浦(バンポ)という中心から少し離れた地区にある店で、今はガイドブックにも載っておらず、果たしてまだ店はあるのかと心配したが、そのままの佇まいで残っていて良かった。そしてチキンもやっぱり美味しかった。

それから明洞に戻って、少し買い物をして2日目終了。タクシーを効果的に使えたので、疲労もなんとか大丈夫。

明日は観光に使える最終日。街を楽しんでみたい。