愛ちゃん、卓球辞めるってよ

福原愛選手が引退した。

ずいぶん長いこと卓球界を支えてきたなーと思う。
小さい頃「天才」ともてはやされても、大人になると埋もれてしまう人が多い中、日本を代表するアスリートになったのは素晴らしいことだと思う。しかし、あの「愛ちゃん」が29歳だもの、そりゃ歳取るわけだよ。

小さい頃からその一挙手一投足に注目を受け続ける感覚ってどうなんだろう。ものすごいストレスだったと思う。それを乗り越えられるようになったのは、オリンピックでメダルを取った頃ぐらいなんじゃないか。それでも道を踏み外すことなく結果を出した彼女の生き方に頭がさがる。
会見を見ると、やりきった、という感じの顔をしていたので、充実した選手生活だったのだろう。

愛ちゃんがいなければ、卓球という競技はもっと地味な扱いだったろうし、石川選手や伊藤選手のような強いフォロワーも出なかったろうし、「サー」という掛け声も注目されなかっただろう。
ひとつことに集中すると、その周りに貢献できるということも示した。

“愛ちゃん”と言ってしまうのが申し訳ないほど偉大なアスリートだった。

でも、ついつい“愛ちゃん”と言ってしまいたくなるその人柄も彼女の魅力のひとつなんだと思う。

長いこと本当にお疲れ様でした。

無性に卓球がしたくなった。