『グレイテイスト・ショーマン』

『グレイテイスト・ショーマン』を観た。

実在した「サーカス」を作ったP.T.バーナムを主役に据えて、でも内容はフィクションのようだが、夢を追う者の人生がギュッと凝縮されていた。
ヒュー・ジャックマンは、やっぱり主役だなーと思わせる華のあるエンターティナーぶりで流石だったけれど、若き共同経営者役ザック・エフロンの歌が上手くて聞き惚れた。他にも出てくる人たちがみんな歌が上手くて、俳優も今や歌えないとダメな時代なのか、と思う。あと、ハリウッドの人材の豊富さも感じる。

一部のレビューで言われていたように、次から次へと話が進む怒涛の展開で、行間のなさを感じたけれど、それがスピード感を生み出して全くダレずに最後まで楽しめた。楽曲もポップなものが多く、耳に残る。

大作じゃないので、歴史に残るミュージカル映画にはならないかもしれないが、エンターテイメント好きには堪らない作品。
日曜の朝にしては客の入りがイマイチなのが気になったので、もっと多くの人に観てほしい。
観終わった後、「僕も頑張ろう」という気にさせてくれる映画です。