無知の知

今日のブログは柄にもなく“ためになる”、というか“自己啓発”っぽい、熱い内容を書くはずだった(それって、なんか超ブログっぽくない?)。

実際に、15行分ぐらい書いた。
その後の部分に、ある「ことわざ」を引用して締めようと思っていたのだ。

そのことわざは、僕の友人が20年前に座右の銘として使っていたもので、当時はその言葉にピンとこなかったのだが、最近になって、ことあるごとに思い出すのだった。今の自分に足りないのはそういうことだなー、とつくづく思う。
そして僕は、そんな素敵なことわざを座右の銘にしていた、彼女のような人をパートナーにするべきだったなー、とも思ったのだ(実際は全くそういうことは起きなかった)。
で、いざブログを書き終えた後に、ふと「でも、このことわざの意味ってちゃんと調べてないよなー」と思い立って、ググッてみた。

そうしたら、あら恥ずかしい。
自分の思っていた意味と全然違っていたのだ!

僕は、そのことわざを「ほんのわずかな努力でも日々続けていれば、いずれ自分の力を大きくすることができるのだ」という意味で捉えていた。
ところが、本来の意味もまあ良い言葉なんだけれど、そういう意味じゃなかったし、それを知った今は、正直、このことわざは自分にとっては“そうでもない”言葉になってしまった。

身バレ、というよりは、その人バレ、する可能性が若干あるので、そのことわざが何かは書かないけれど、「ああ、結局、彼女とは合わなかった!」と友人の印象まで変わってしまった(すごく素敵な人でしたよ←フォロー)。
言葉って、なんて罪なものなのだろう(自分が無知なだけ)。

それにしても今はインターネッツがあるから、ハナタカでそういうブログを書いて、恥をかかずに良かった。
逆に「ほんのわずかな努力でも日々続けていれば、いずれ自分の力を大きくすることができるのだ」という意味のことわざって何かありますかね(「雨垂れ石を穿つ」?)。
ご存知でしたら教えてください(下手に出る)。

で、その途中まで書いた“自己啓発”っぽいブログを公開するかどうかは改めて考えます。