ブラックホールの撮影に初めて成功したというニュース。
僕は文系だったし、全然宇宙に詳しくないので、これがどのくらいすごいことなのかはわからないが、「一般相対性理論を裏付ける結果になった」というところに、おおっとなった。
海外ドラマ『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』を見て、アインシュタインに興味を持ったので、特殊相対性理論についてちょっと勉強したからだ(ただし漫画で)。
そこで特殊相対性理論の「時間と空間は同じもの」(厳密には「同じ」というか「切り離せない」ということみたいです)という理論に衝撃を受けて以来、時間と宇宙に興味を持っている。全然僕の頭ではまだまだ理解できないことばかりだけどね。
100年前に「時間は一定ではない」ということが証明されているのに、僕も含めて多くの人が今でも「時間は誰にでも平等」という考えで動いているのは、おそらく、この理論が恐ろしく厄介で、それまでの常識を覆すには理解できなさすぎるからなんだろう。
特殊相対性理論ですらそうなのだから、一般相対性理論はどのくらいの人が理解できるのだろうか。
で、今回、ブラックホールの撮影ができたことで、相対性理論の解明が進み、僕のような人間でも簡単に理屈がわかるような説明がでてくればいいな、と思う。
全理系人間から「そういうことじゃない」とツッコミを入れられそうだが、このニュースを聞いた上での僕の希望はそういうところだ。
アインシュタインがすごい人、それからホーキング博士もすごい人。それはわかるが、その功績の「中身」が広く理解されることが、僕らが宇宙について深く知ることになる一歩になるのではないかと思うのだ。
この出来事が、「宇宙すごい」のその「すごさ」が、もう一段階深い「すごい」になるきっかけになってほしい。