平成最後のドラクエ6

iPhone版の『ドラゴンクエストⅥ』を始めた。

『ドラクエⅥ』は学生の頃、友人からオリジナル版(スーパーファミコンソフト)を借りてプレイし、最後のダンジョンで挫折した思い出だけが残っている。リメイク版も出たけれど、これまではプレイしていない。
そして、そのオリジナルのソフトはそのまま「借りパク」の状態になってしまい、まだ僕の実家に残っていたりする(この友人が当時としては珍しい女性ゲーマーで、これが返せなくなった原因には色々と複雑な事情があるのだが…それはまた別の話)。

さて『ドラクエⅥ』。
夢と現実の世界を行き来する、という内容はちゃんと覚えているし、僕がこのゲームに冷めた理由のひとつが「主人公が実は〇〇だった」ということだったのも覚えている。
当時の僕は、脚本書きをかじっていたこともあり「堀井雄二はいつまでも〇〇コンプレックスでしょうがねえなー」と上から目線で批評して、今思えば本当に黒歴史なんだけれど、それもあって、数々のリメイク版にも手を出さずにいたのかもしれない。

で、リメイクを含めてクリアしていない「ドラクエ」はこのⅥとⅧだけなので(オンラインの「Ⅹ」は除く)、これを機に「ドラクエ」全作クリアしちゃおうかなと思い立ったのだ。
平成も終わるし、ね(とってつけた)。

なにせプレイしてから20年以上経っているので、ストーリー展開は全く覚えていない。その分新鮮な気持ちでプレイはできるけれどね。
意外だったのは、序盤でボスに返り討ちにあって、仕方ないからレベルを2つあげて再チャレンジしようと思ったら、ボスがライバルに倒されていて、進行が変わってしまったこと。
そういう“時間制限”で進行が変わるのは『ファイナルファンタジー』で、『ドラクエ』シリーズは、どんなに緊迫した状況下でも、こちらの時間の流れを待ってくれている(例えば、町が魔物に襲われていて急いで助けにいかなければならない状況でも、のんびりとレベル上げやら宝探しをしていても町は滅びずに待っていてくれるというふうな)、と信じていたので、この展開に予想以上のショックを受けた。
果たしてオリジナル版もそうだったのだろうか。

そんな傷心(?)を抱えて、でも、とにかく今回はクリア重視で先に進めている。
現在、4時間ほどプレイしてレベル11。
なんとか今年中にクリアしたい。