承知と了解

承知いたしました。

という言葉を良くメールで使う。それまでは「了解いたしました」を使っていた気がするけど、きっかけは「了解」は目上の人が目下の人に使う言葉と聞いたから。
しかも、目上の人に「了解しました」と使っている後輩に、「チミチミ、それは違うよ」とやんわりたしなめたりもした気がする。
そんな中、なんか全然、「了解」が悪い、ということじゃないということが判明した。

『「了解/承知」どっちが正しいとか愚問だからもうやめませんか』
という記事にあるように、「承知しました」が目下が目上に使うもの、という概念がそもそも個人の意見(著作)から広まったものだし、だいたいこの二つは「使う意味合いが違う」そうだ。

「了解した」は、「すっかり理解しました」という意味だ。
「承知した」は、「依頼・要求などを聞き入れました」という意味だ。
(上記記事より引用)

なので、状況によって使い分けるのが正しいはずなのだ。
僕はすっかり偽マナーに騙されていたわけで、たしなめた後輩には悪いことをしたと反省している。

とはいえ、使ってみると「了解いたしました」よりも「承知いたしました」のほうが響きが良い気がするんだよね。それも「了解」という言葉に対する偏見が由来なのかもしれないが。

ですので、こういうことに気づいてしまった以上、今後はTPOに合わせて使い分けたいと思っていますので、関係者各位はなにとぞご承知おきくださいませ。