女子レスリングがパワハラで揉めている。
で、渦中の栄強化本部長が体調不良で理事会を欠席したことに対して、雲隠れだのなんだのということが言われているけれど、実際のところ、本当に体調崩してるんじゃないのか、と思ったりする。
この問題に関しては、報道(それも半分面白おかしくしたゴシップ)しか知らないので、実際にパワハラがあったかなかったかはわからない。体育会系には付きものの話のようにも思える(文系で育った人間の偏見です)。
ただ、栄本部長って吉田沙保里を育てた師匠でありながら、事あるごとに吉田に投げられるおっちゃんとして、愛すべきキャラを確立していたはずだ。それが、今回の報道で、えこひいきのパワハラ親父とみなされ、今までとは180度変わって、嫌われキャラになってしまった。
世の中の人ほとんどが今まで味方してくれてたのに、突然敵にまわった感じ。そうなったら「体調不良」にもなるよなー、という感想。
昔、知り合いが2ちゃんねるで、ひどいバッシングを受けたことがある。
その人自体は一般人だが、芸能人と結婚したことで、まあありとあらゆる罵詈雑言に晒されていた。僕はそれをみて当事者じゃないのにとてもショックを受けて、若干の鬱状態になったりした。
良く知らない人(どころか会ったこともない人)のことをよくもまあこんなに悪口言えるなー、と思った。本人じゃなくても落ち込むのだから、いわんや本人をや。
なので、ワイドショー的なところで「雲隠れ」とか言われてるのを聞くと、僕は栄本部長に同情というか、そりゃー応えますよね、と言いたい気分になるのだ(いや、本当にパワハラがあったとしたら全然ダメなんだけれど)。
ネットで簡単に意見が言えるようになって、迂闊にひとを貶すことができてしまう時代のように思う。
だからこそ、仲間うちで面白く茶化す感覚で、広く発言してはいけないと思うし、相手があることならなおさらだろう。そういう感覚は忘れずにいなきゃいけないなーと思う。