思ってたのと違う

今日は本当に書くことがないなー。

と思って、ほとんど見ないテレビつけたら、『捜査一課長』というテレ朝のドラマをやっていたので、ながら見してしまった。
というのも、たまたまネットニュースで、ナイツの土屋が「谷保健作」という持ちネタの「ヤホーで検索」というのを文字ったキャラでゲスト出演する、ということを読んでいたので、そのシーンだけコントっぽくなるんだろうな、とダラダラとつけて見ていたのだ。
そうしたら、このドラマを見ていて気づいたのは、そのシーンどころか、このドラマ自体がほとんどコメディというか、コントなのだ。

真面目な刑事ドラマの体を成していながら、展開というか、やりとりというか演技というか、すべてが「なんか笑える」。
しんみりしたシーンもあるにはあるが、登場人物のあからさまなうさんくささ、とかキャラクターのステレオタイプさとか、エキセントリックなキャラクターが突如現れたりとか、そういうシーンを跳ね除けてくる「おかしみ」がある。
で、しかも後半、唐突に“わが町”練馬区が舞台になり、練馬の観光名所のダイジェストが入ったかと思えば、最終的には、練馬をこよなく愛する民間の広報部長山村紅葉も参戦し、オーストラリア人旅行客(でも演じてるのはアメリカ人のパックン)が落とした、事件の鍵を握る一眼レフカメラを、練馬区の有志たちが光が丘公園で探す、という練馬の人はみんないい人、みたいな展開になってなんともいえない、じわじわとした笑いがこみ上げる。
いや、自分の住んでる街が持ち上げられるの悪い気はしないけど、なんとなく小馬鹿にされてる感もあるのは気のせいだろうか。

僕はこのドラマを見たことがなく、タイトルやキャストからして、硬派な刑事ドラマだと思っていたので、そのギャップに衝撃を受けた。
もし、このドラマを「狙って」やっているのではなく、ごく普通の刑事ドラマとして作っているのだとしたら、もう普通の刑事ドラマは、刑事ドラマのパロディとしてしか存在できないのではないか、とそんなことを思った。

それともスペシャルだからこういうノリだったの?謎だ。
でも、面白かったか、といえば面白かったよ。

思ってたのと違うけど。