柏の春の宴

柏に行った。
友人と酒を飲むために。

柏(千葉県)にはこの友人と遊んだり飲んだりするために何度か行ったことがあるが、最後に訪れたのがもう5年ほど前になる。
いつも思うが、駅を降りてみると「記憶していたものよりも」デカイのでびっくりする。

約束の時間より1時間以上前についたので、ブックオフがあるか検索して、駅から近いイトーヨーカドーの中のブックオフを見つけて、そこで本を2冊衝動買いした。
それから時間つぶしでマックでコーヒーを飲んだのだが、近くの席の女子高生(中学生?)から「おおたかの森」という“パワーワード”が聞こえてきて、「ああ、オレは今、千葉にいるんだなー」というローカル感覚がグッとあがった。
なんとなく自分がアウェーな気分になる。千葉の人も大宮に来て「コクーンシティがさー」という会話を聞くとアウェーだと思うのだろうな。
そして、入ってから気づいたのだが、そのマックは昔付き合っていた彼女と一緒に来たことがあって(柏在住だった)、「どこでもいっしょ」の通信をしたマックだった。20年たっているので内装は全然違うけれど。そういう僕のセンチメンタルな部分がこの町にはあるんだよなー、と思いだす。

その後、友人と鳥貴族へ。
「ヒトリ貴族」をよくキメているという友人から、一人呑みの時のオススメメニューを中心に頼んで、その嗜み方を伝授してもらった(ビール、貴族焼ムネ塩、モモスパイシー、モモタレ。その後ビール追加、よだれどり、焼鳥丼が鉄板とのこと)。
「よだれどり」というのが中華風のタレで意外だった(美味しかった)。貴族焼は大ぶりの焼き鳥で、これも美味しかった(とくにモモスパイシー)。

20年以上の付き合いのある友人だから、本当に好き勝手しゃべって“バカみたい”に楽しい宴だった。結局4時間ぐらい飲んでた。
柏までは片道1時間くらいかかるが、こういう時間を過ごせるのだったら惜しくない。
柏の町って前述の理由もあってか、僕にとっては少しウエットなイメージで、それは自分のこれまでの人生の道のりを洗い出してくれるような町なのだな、と思う。だから同じ友人とでもこの町で飲むのは特別感慨深い。

飲んでいる途中に、これもまた20年来の友人から、ゴールデンウィークに会おうという誘いが入ったりした。それもまた僥倖。
ここ1週間の間で、そういう過去の人たちと連絡をする機会が多いのだけれど、やっぱりそれは春のもつ「出会いと別れの魔力」みたいなものなのだろうか。単純にみんな人恋しくなるのかもしれない(僕も含めて)。

いろいろなことが超高速で超展開をみせる身の回りで、僕もそのスピードについていく覚悟を持たなければ。
ありがたいことに、待っててくれる人たちがいて、帰るところはあるので、必死でくらいついてみましょう。いろいろな人が助けてくれてる人生なのだから、そこに甘えつつも、自分のやりたいように進めていくことにします。そうでないと恩返しもできないのだから。

で、柏飲み会のオチとしては、6月に二人で“おっかけ”旅行をすることになった。それもまた超展開(詳細はまたいつか)。
面白いと思ったことは全部やろう、と思えるうちに動いておかないとね。

春は攻めるべきた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です