見逃す

サッカーは見逃した。

目覚ましを2:50にセットし、止めたことも覚えている。
でも次に気がついたらもう7:00だった。結局、日本代表の試合を観ることにそれほど熱意がなかった、ということだろう。

テレビのワイドショーや、ツイッターのコメントを観て、このお祭りに参加できなかった残念さはあるが、それこそ後の祭り。

参加しなかった以上、とくに何も語れないけれど、「ドーハの悲劇」から始まって「ジョホールバルの歓喜」、そして今回、と終了間際の1点で悲喜こもごもが起きる舞台をワールドカップの決勝トーナメントまで持ってきた、ということはなんだかんだ言われつつも、日本のサッカーレベルは上がっているのだなーと思う。
急に強くなるのは難しいし、実力が上がっているのかどうかは目に見えにくいものだけれども、日々の努力はちゃんと身につくものなのだろう。
試合を観ていない僕だけれど、そういうポジティブな感想をもった。

日本代表のみなさん。お疲れ様でした。
次の4年はもっと応援します。

週の始めだから

月曜は鬼門だ。

なにせブログを書く時間がない。今日も外出してまだ帰宅してない。
そんなことなら、昨日のうちに書き溜めておいて、それをアップすればいい話なのだけれど、なんとなく、できれば“その日”に書きたいという思いが強いのだ。

それでもって、明日は仕事が遅番なので、早朝の日本VSベルギーを観ようか迷っているわけだが、なんとなく観戦理由が「応援」ではなく、ただの「ブログネタのため」という感じなので、それもどうかと思っている(ちょっと性格悪いという意味で)。

どうしたかは明日わかりますが。

スタンダードアローンコンプレックス

冷やし中華が食べられない。

酢の入った食べ物が全体的に苦手で、酢の物ももずく酢もダメ。
酢豚や油淋鶏みたいなタレの中に酢を忍ばせている系の料理は大丈夫(むしろ大好き)なので、そのまんま“酢”の酸っぱさが感じられるのがダメなんだと思う。小さい頃は酢飯がダメで寿司が食べられなかったぐらいだった。

「じゃあ冷やし中華はゴマダレ派ですね」みたいなことを言われたのだけれど、僕の中で冷やし中華は「人生において食べなくて良いもの」認定されているので、ゴマダレだろうが担々麺ダレだろうが“その次”を考えることはない。
もっと言うとキュウリも苦手だし、紅生姜も好きではないし、入っている具材からして、酸っぱくなくても別に惹かれるものではない。
ふと考えたら、つけ麺もあつもりの方が良いし、僕にとってラーメンは暖かいもの、という頭なのかもしれない。

でも、そばは温かいのよりも、もりそばが好きだ。
はじめて入る店だったらだいたいもりそば、もしくは天もりを頼む。それでその店の力量がわかるというものだ(急に池波正太郎ばりに食通ぶってるな)。

今日の昼は、立ち食いそばにした(急にB級グルメになります)。
暑いのも理由だけど、ジムの帰りだったのでさっぱりと冷たいそばを食べたかったのだ。で、この時期だと「冷やし中華はじめました」ばりに、冷やしたぬきだの冷やしきつねだのがでてきて、実はそれは食べてみたいのだけれど、うかつに頼めない理由があるのだった。

こどもの頃、冷やしたぬきそばを頼んだら、つゆが酸っぱかったのだ。

その時の僕の反応は推して知るべしなんだけれども、とにかくそれ以来「もりそば(ざるそば)以外の冷たいそばは冷やし中華のように酢が入っている」というのが僕の知識のスタンダードになってしまい、冷やしたぬきを食べたくても酸っぱいとアウトなのでいつも頼めないでいる。
「店の人に酢が入っているか訊けばいいじゃない」というご意見を多数いただくと思うが、実は世間では「酢を入れない」のがスタンダードじゃないかと踏んでいるので、それを店に訊いてしまったら「酢が入っていないのは当たり前じゃないか、冷やし中華じゃないんだから!」という態度を取られてしまいそうで、しかも「そんなこと言うなら酢入れてやろうか」みたいな余計な気遣いをされて、「常連さんのワガママ仕立て酢入り冷やしたぬき」が出されたら、それはもう顔馴染みの店がひょんなことから出入り禁止という悲劇を引き起こしかねないので、とても訊けないのだ。顔馴染みのそば屋、1軒もないけどね。

でも、今日は「冷やし天玉そば」があまりにも美味しそうだったので、いちかばちかで頼んでみた(もちろん酢入りかどうかは訊いてない)。
出てきたものを眺めて「これで酢入りだったら泣きながら(世をはかなんで)食べよう」と意を決して一口食べてみたら……

まあ、酢は入ってませんよね。

やっぱりこれがスタンダードなんだろうと思うんだけれどね!でも100%の自信はないんですよ。で、冷やし中華が好きな人は冷やしそばが酸っぱくても美味しく食べられるから、こういう悩みはないと思うんですがね!(好みの問題はあるけれど!)

そんなわけで美味しくいただけたのだが、この「冷やし天玉」は大根おろしが入っていたり、卵は生卵じゃなく温泉卵だったり、これはこれで結構なアレンジがかかっている気がする。
となると、この冷やしそばを、世間の冷たいそばの標準と考えて良いのか否か。

また別の店で検証する必要があるが、悩むのが嫌だから多分もう頼まない。
もうずっともりそばにしよう。天もりに。
池波正太郎になろう。

そう、駅前の富士そばで決意した7月初日。

語彙が大事

土曜は仕事だし、朝早いので普段はそんなことはほとんどないのだけれど、今日は朝起きて微妙にテンションが高かった。
良い睡眠が取れたのかもしれないし、明日が休みだから、という理由なのかもしれない。

で、昼休みに「明日の休みをどう過ごすかスケジュール」を組んだりして、その微妙に高いテンションが“やや高め”に変化し、夕方にはかなりテンション高くなっていた。
なんていうんだろう、ちょっと“覚醒してる?”と思うくらい(変なクスリ飲んでるわけではないですよ)。
仕事が終わると(しかも残業せずにとっとと退社した)、ほぼMAXのテンション。
そしてそんなテンションの日に英会話のレッスン(例のオンラインの)がある。

で、いきなり結論になりますが「テンションが高いからといって、いつもより英語が流暢にしゃべれるわけではない」ということです。
先生の問いかけに積極的に話そうという気はでるし、いつもよりフリートークは多くなったが、とにかく単語がでてこない。
天気を聞かれたので、例年よりも1ヵ月早く梅雨明けしたよ、と話した(つもりだ)けど、なかなか伝わらない。
明日はジムへ行くっていう場合のGymって、本当に日本の「ジム」だっけ?という感じで、なんとか話したことを相手に考えてもらって「まあ伝わってますかね」というくらい。

テンションは多分、話す意欲を高めるためには効果的なエネルギーになる。
でも、大事なのは単語力です。

当たり前のことに今さら気づいた、テンションMAXの夜。
真面目に単語を覚えよう(テンション若干落ちついた)。

もやもや。 日本VSポーランド

スタメンを大きく入れ替えたことはまあアリかなとは思うものの、メンツを見ると効果的なパスを出せるのが柴崎しかいなくて、どうやって点をとるのかいまいちわからなかった。
やっぱり乾や香川を出したほうが得点のチャンスは増えるように思った。
結局守備を厚くしたのかなーという感じで、本来サイドバックの酒井高徳をサイドハーフに起用するとか、ってウイニングイレブンかよ、とか思ったりした。

前半の決定的チャンスでどフリーの宇佐美にパスを出さずにシュートにいこうとする武藤とか、無理目の突破をする宇佐美とか、その辺が日本がまだまだ世界に追いつけない差のような気がする。
「自分が決めるという意識はいい」みたいな解説のフォローはあったけれど、状況的に“より点を取れる確率の高いプレー”ができるようになることが強豪国への道なんだと思う。
その点、ポーランドも無理めのミドルシュートや難しいボレーを選択してくれて助かったけれど。

後半はその、点が取れないところが仇となった気がする。
怖さを感じないフィニッシュは相手を強気にさせる。それと、ここぞというときにポーランドのスピードの速さはやっぱりFIFAランク10位以内に入っている国だなーと思った。

点を取られた後の乾の交代はまあわかるけど、最後の長谷部の交代は謎。

と、ここまで書いていって、日本が「コロンビアVSセネガル」が1-0だと知って、攻めに出ない試合をしてしまって、今まで書いてきたことがバカバカしくなるくらいにガッカリ。長谷部の交代はだからなんだね。

こういうのどうなんでしょうね。

僕はみっともないと思う。

0-1で負けても“自力”で決勝トーナメントに行けるならば全然あり。
でも、他会場の様子を見て、しかもセネガルが同点に追いついたらおしまい、という他力本願で、ブーイングを受けながらボール回しをするチームを、心からみっともないと思った。
これは批判されるべきプレイだろう。そんなチームが「フェアプレイポイント」で勝ち上がるってある意味皮肉。

とはいえルールを活用しただけで不正をしているわけではないから、いたしかたない判断なのだろうか。
そこまでしてベスト16に入ったんだから、次戦は「勝ち上がる価値のあるチーム」であることを世界に見せてほしい。

観る?観ない?

23時から「日本VSポーランド」。

コロンビア戦は、夜まで仕事だったため観れず。
セネガル戦は前半を観て、なかなか好ゲームの予感はしたが翌日の仕事のことを考え「3-1だな」と予想して後半は観ずに寝た。
まさか2-2で引き分けるとは思わなかった(すみません)。

で、ポーランド戦。
観れる時間帯だから観ておこう。もしかすると今大会で日本代表の最後の試合になるかもしれないし。
会社の後輩に観るかどうか聞いたら、「なんか観ると負けるんですよねー」と言っていたので、「そういう人、日本に2000人ぐらいいるから大丈夫」と言っておいた(これがシンガポール戦とかカンボジア戦観てて「負けた」というならちょっと何か持ってるかもしれないが)。
ポーランドは格上。負ける確率のほうが高いのだ。でも100%負ける、というほどの差はないだろう。

一時期サッカーに入れ込んでいたので、こう「ブーム的」な盛り上がりに若干屈折した心情になってしまっているのだけれど。
応援しましょうかね。素直に。

熱帯夜

わが練馬区は昨日熱帯夜だったらしい。

去年と比べると20日以上早い記録だそうだ。
そして今日も連続の熱帯夜になるという。

夏が近づいている(というか、もう夏ですか?)。
暑すぎて気が滅入るけれど、色々と乗り切ろう。

午後から仕事だから

今日は午後から出社なので、昨日は午前様(って言葉を今でも使うのだろうか)でも負担は少ない。

午前中を有意義に使おうと常々思うけれど、出社時間を気にするせいか、やることにいまいち身が入らないのは甘えかワーカホリックか。
でも洗濯はした。
晴れているから。

そして暑い。関東は梅雨明けしてるのだろうか?
この暑さの中、出社するなんて気が滅入るが、まあ今日のところは頑張ろう。

そうやって、一日一日ちょっとずつ頑張って今は過ごそうと思う。

脳とピアノの良い関係。イベント「楽器は、健康寿命を延ばす!」

銀座山野楽器で行われた「楽器は、健康寿命を延ばす!」という講演&コンサートに行ってきた。

これはピアニストの蔵島由貴さんの著書「生涯健康脳をつくる!ゆび1本からのピアノ」というピアノ教本の刊行記念イベントで、この本を企画した方と仕事上のつき合いもあるのだけれど、なにより今、僕がこの教本でピアノの練習をしているので、いち読者として楽しみにして参加した。

この教本は、数々のクラシックの名曲が左右1本ずつで弾ける練習曲になっていて(後半5本指の曲もあります)、しかもちゃんと原曲のエッセンスを活かしたアレンジがされているので、練習していてとても楽しい。
あと、僕のようにクラシックの曲が流れた時に「聴いたことあるけれど曲名がわからない」という人間には、曲を覚えるのにも役立つ。

僕は20年近く前に、保育士免許を取るためにバイエルを習っていて、免許取得後も2年ぐらいポピュラー曲を先生に習って練習していたのだけれど、家でピアノ(キーボード)を弾く機会がなくなってからは全くピアノに縁遠くなってしまっていた。
でも、ずっとピアノで弾き語りをしたいと思っていたし、とあるピアニストの方から「曲をつくるなら鍵盤楽器はできたほうがいい」とも言われていたので、今年電子ピアノ(ちゃんと88鍵あるやつだ)を買って、この教本で再チャレンジを始めたのだ。
「生涯健康脳」というタイトルから、どちらかというとシニア向けに作られたものなのだろうけれど、とにかく何か知っている曲が弾きたい、という人にもオススメしたい教本だ。

さて、そして今日のイベント。
3部構成の第1部。まずは教本を監修した東北大学の瀧靖之教授が、いかに趣味を持つことが脳の寿命を長くするのに良いか、ということを講演。楽器演奏者は脳年齢が若いということをエビデンスを交えて、説得力のあるお話しをされる。語り口が柔らかく、またご自身がピアノ愛好家ということで、音楽愛を感じる講演だった。

そして、第2部では、瀧教授と蔵島さんが、ピアノの楽しさや楽器演奏の脳への良い影響などを語った。
そのときに蔵島さんが語った「ゆび1本で弾く練習は、プロが初心に戻りたい時にする練習でもある」という話が印象に残った。
普段5本で弾いているものを1本にすることで、曲へのアプローチをシンプルにする。そうすることで、曲に対して自分の飾らない個性が出てくるとのこと。
ピアニストにとっては、5本で弾くよりも1本指で弾くほうが弾きにくい場面は多々でてくるが、1本指でも「歌うように弾くこと」を意識して弾くというエピソードにプロのストイックさを感じた。

休憩をはさみ、第3部は蔵島さんによるミニコンサート。
ショパンの「幻想即興曲」などを解説を交えながら演奏。その高い技術もさることながら、1音1音に魂を込めるように弾く姿に惹かれたし、それでいて表現が大袈裟になるわけではなく、むしろ各曲の世界観をきちんと表現していて聴き応えがあった。
会場がイベントスペースだったため、音響で苦労しただろうが、それを補ってあまりある演奏と、音楽に真摯に向かう姿勢が見られてとても良かった。大きいホールで演奏を聴いてみたいピアニストだ。

本のテーマでもある「ピアノを演奏することは楽しい」というメッセージが伝わり、1時間40分ぐらいの長丁場が、あっという間に感じられた素敵なイベントだった。
最近サボり気味だったので、心を入れ直してまたピアノ練習を再開しようと思う。

脳のためにもね。