ゴーストバスターズ

『ゴーストバスターズ』を1と2続けて観た。

今、考えるとなんでこの映画があそこまで大ヒットしたのかよくわからない。そこそこ面白いけど「誰でも楽しめる」映画じゃない。
主役もさえないおっさん達だし、「サタデー・ナイト・ライブ」の面々が少し派手目なSF映画を作った、という本当にそれだけの内容。

多分、お化け退治のガジェット(レーザー銃と捕獲装置)のデザインとか、ノリの良さ(テーマソングも含めて)がウケたんだろう。
当時、僕はこの映画をスクリーンで観ていないけれど、主人公たちの装備が、現実の延長上にあるガジェットっぽくてカッコイイ、と思っていた。

「2」の評判が良くないのは、逆に「大衆向けの映画」として作ったからのように思った。キレイにまとまっているけど、前作のような“アドリブ感”が少ない。
お蔵入りになった「3」はどんな感じだったのか、脚本だけでも観てみたい。

あと、この映画のビル・マーレイの魅力は、今観ても、僕にはイマイチわからない(キャラも感情移入できない)。
『知らなすぎた男』とか『恋はデジャブ』ではすごい良いのに。

ところで、僕には勝手に『ゴーストバスターズ』の一場面だと思っていたシーンがある。いや、正確に言えば頭では違うとわかっているのに、今回観た際に、そのシーンがでてくるのは『1』だったけか『2』だったけか、と身構えたぐらい。

とある老婆がスーパーに入って、売り物のトマトの品定めをするために、トマトに指を突っ込んでいくのだ。それに気づいた店員に追いかけられる、というシーン。

そう、これは『タンポポ』の1シーンのはずだ。

でも、僕には『ゴーストバスターズ』のシーンのような気がずっとしていた。このシーンがなかったことで「あれ、これ(ケーブルテレビなのに)カットされてんじゃね?」と一瞬思った。
なぜか、僕の頭では『タンポポ』と『ゴーストバスターズ』が一部ごちゃまぜになっているのだ(しかも元は邦画なのに、頭だと外国人で再生される)。
なぜなのか、その謎はいまだ解明されていない。

妖怪のせいかもしれない。

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