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仕事始め気分

2日3日と休みがあって、今日が本格的な仕事始め。元日が仕事だったのが遠い昔のように感じるのは、いわゆる歳のせいなのか、いつもと違って実家で二日間過ごしたことが長く感じたのか。いずれにせよ2018年も4日目に突入したわけだ。

自分には、さほど「仕事行くの嫌だ」という気はないと思っているものの、朝はブレーカーが落ちたり(単に暖房器具のつけすぎ)、Wi-Fiのクレードルが充電できない(電源に接続しているのは認識しているのだが、充電はしない)トラブルがあって、仕事に行きたくない病に入りかけたけれど、出社してしまえばどうにかなるもので、なんとか一日終えた。
クレードルの充電できない問題はけっこう重く、検索かけたり、説明書読んだり、いざとなったらサポートに連絡する手順を調べたり、帰宅して充電器につなげるまで不安がつのっていた。結局、物理的にリセットボタン押したら直ったのだけれど、リセットボタンが「先の細いもの」で押す仕様なのに、こういう時に限って「先の細いもの」が見当たらずイライラした(こういうのマーフィーの法則であったっけ?)。なんとか見つけたクリップを伸ばして押してリセットできた。
思惑どおり充電できた瞬間、ちょっと小躍りした(いや、それくらい不安解消してスッキリしたのだ)。

年末年始飲み過ぎたので、今日は休肝日にしようと思っていたのに、トラブルを脱したのでお祝いに飲んでしまうほど。安いお祝いだが、こういう自分を労るのが大事だと思っている。というか、まだまだお正月気分が消えてないのかもしれない。街も休みの人っぽい人たちで賑わっていたし、それで良いだろう(良いのか?)。
といいながら、こうやって正月気分をひきずっていると、あっというまに1月が終わってしまうだろうから、気を引き締め直さないと。色々なことが「日常」に落ち着いた今日、ようやく2018年のスタートと思って、これから進んでいこう。

インスタ映え って本当か?

年越しの渋谷がすごい人混みだった、とワイドショーでやっていた。その時のテロップが「インスタ映え狙い、若者渋谷に集合」となっていて若干の違和感。
いや、別にインスタ映え狙ったからって渋谷に集まるわけじゃないだろう。結果的にインスタ映えになる、ってだけで、初めからそのためにわざわざ自分の行動を変える人って極少数なんじゃないかと思う。そこに行く目的が「美味しいものがある」、「見たい場所がある」が先にあって、結果「インスタ映えにもなるし、ね」という思考をするのが当然の流れだろう。

日経新聞でも若者の消費離れな記事があって、レンタル友達を使ってSNSのいいねを狙う女性のことが書いてあったが、月に50件くらいあるというレンタル友達のサービス、Facebookのアカウント数は2800万、インスタグラム2000万(17年11月Gaiaxサイトより https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/)あるのに対して、50件では「流行っている」とは決して言えないだろう(むしろこのサービスを利用する主な顧客は、SNS映えを狙うひとたちよりも、複雑な事情で家族や親戚あるいは会社の上司向けに仮のパートナーを用意しなければならない人たちのように思う)。それだけで「今の人の大多数はSNS映えを意識して生活している」とは言い切れない。

スヌーピーのグッズ販売会「ありがと祭」(そごう大宮)に行ってきた。実際にスヌーピーが来て写真撮影ができる日だったので、開店と同時に結構な数のファンが撮影会の整理券を求めて売り場に集まっていた(僕もそのひとりですが)。親子連れが多いのかな、と思っていたが、大人のファンも多く、本格的な一眼レフカメラを手にしている若い女性が来ていたりもした。会場も、撮影スポットがいくつか用意されていて、それこそ「インスタ映え」を意識したつくりに。でも会場に集っているのは単純にスヌーピーが好きな人たち。その中で、自分がここに来た記録と記憶を残そうとしているだけで、スヌーピーにまったく興味のない人がSNS映えがするからとわざわざ集まってきているわけではない。

渋谷で年越ししようと思った人たちも、ただ単に楽しいから、仲間がいるから、渋谷に集まっただけだろう。それを「インスタ映え狙い」としてくくってしまう伝え方に僕は違和感を持ってしまった。それは物事の根本を見誤る可能性が高いから。
そのズレは、ものづくりだったり、流行だったりに良くない影響を与えてしまうと思うのだ。おおげさに言えば、物事の本質を、そしてその良し悪しを正しくつかむことができなくなってしまう可能性が高い。

2017年の流行語にもなった「インスタ映え」を主軸にしたい気もわからないではないが、それを使わずとも渋谷の年越しの騒々しさは伝えられる。そしてSNSを意識しなくても、良いものは自然とSNSで広まる。という前提を(特に物事を生み出す人たちは)忘れないでほしいと思った新年だった。

元日仕事と初詣

正月から出勤。サービス業なのでいたしかたないが、元日からお客様がいらっしゃるようなところじゃないので、自分の持ち場は僕ひとりだけ勤務で事務作業に専念。ひとりぼっちで働くのって、かえって集中できないことに気づく。多少のパノプティコンは必要なのかもしれない(監視社会には絶対反対ですが)。あと、心のどこかで(仕事始めは三が日明け)と思っちゃってるのもあるな。

仕事を終えて、恒例の氷川神社初詣へ。

地元で有名な神社なので、参道の出店の量も多い。以前はなかった和菓子やロングフライドポテトの出店があって、この業界でも流行り廃りがあるのだとわかる。昨年大量にあったケバブの屋台をほとんど見かけなかったし。

無事に参拝を終え、おみくじも引いて(「吉」だけどCP高い感じの“強”「吉」)、ようやく正月モードをじわじわと実感できるように。正月休みはなんとなくのんびりしてしまうものだけれど、一年のスタートがその年の集大成になると思って、あんまりダラダラしないように心がけよう。

2017-18の年越し

2017年の大晦日。
大晦日は毎年恒例で仕事なのだが、今回はとくに落ち着いた感じの一日だった。
昼食に社食で一応年越しそばを食べておいて、夕食は友人と「いきなり!ステーキ」。17年はこの店によく行ったな。いつもミディアムだけど、ミディアムレアを頼んでみる、大晦日でも攻めの人生。たくさん食べた証として今日でマイレージがゴールドになりました。旧年中に済ませておきたかったので駆け込みセーフ。
その後、3年連続3回目のスパラクーアへ。いつもは(とかいいながら今回で行ったの4回目)普通のフットケアをお願いするのだけれど、初めて「タイ式」のフットケアとヘッドマッサージをお願いしてみた。
タイ人が行う(まあ一応かたちは)本場のマッサージだったが、僕は普通の中国式フットマッサージのほうが好き。それを確認できただけでもチャレンジした甲斐はあった。大晦日でも攻めの人生。
それからマリオカートを1時間くらいやったのだけれど、今回は元日から仕事&東京ドームのジャニーズカウントダウンライブの流れを避けるために、早目に帰ろうと23時40分くらいに退散。

で、どこで年越したかって言うと、西武池袋線の中(もっと詳しく言えば東長崎あたり)。これがまた実に“地味”な年越しでした。

同じ電車の中での年越しでも、カウントダウンパーティーが多く行われているであろう渋谷近辺や、明治神宮へ初詣に行く人たちの乗る山手線内だったら、誰かが「あけましておめでとう!」とか言って、車両内で拍手が起きたり、見知らぬ同士でハイタッチが始まったりするのだろうけれど、新年になったということを誰も気づいてないんじゃないか、というくらいの静けさ。
さっきまで東京で年越ししたい場所ナンバー20には入るんじゃないか(個人の見解です)というスパラクーアにいたのに、まさかの地味年越し。2018年、これでいいのだろうか?とちょっと今年の先行きを不安に感じたりした。

しかし見方を変えれば、年越しとは新年を迎えるだけでなく、旧年を送り出す瞬間なのだ。それならば、2017年をしめやかに送るために、静かにひっそりとした年越しもたまにはいいんじゃないかと思う。去年、一昨年と違って、あえて地味な年越しする。年越しでも攻めの人生。
今年は右肩あがりに派手にしていこう。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

1年振り返り 2017

2017年があっというま、とも思わなかったけれど、いつもにも増して色々な経験をした年だったように思う。

新年早々ミニファミコンを買った。

これがのちに友人が自宅へ遊びに来るきっかけになるということにつながるから面白い。

2月は去年も行ったハワイへ家族旅行。去年とは違うルートを散策して楽しかった。相変わらずよく食べた。

で、帰国後にオンライン英会話始めた。

3月、仲間うちの飲み会でカラオケを100%ガチで歌う。これがきっかけで音楽団メンバー入りして、9月の熊本演奏旅行につながるとは。

6月。

知り合いの紹介で朝7時半に新橋で行われるビジネスミーティングに参加。知らない世界はまだまだある。できる人たちの集まり、みたいな中で自分の立ち位置を考える。わりと馴染めたじゃない?とも思う。

そして、これに参加するために人生初のカプセルホテル宿泊。寝台車みたいな感覚でした。次はビジネスホテルにしよう。

7月、先月演奏会を観て触発され、チェロの体験レッスンする。憧れだけではモチベーションは続かないことも知る。

8月、母を連れて那須旅行。那須は結構行ってるけど、アウトレットやら帰りの羽生の鬼平PAやら新しいところも開拓。

それからジム通い再開(いや12月までの間たいして通ってない)。

あとドラクエ11も買ったよ。

9月

部署転換して、担当が変わる。これは仕事としても大きな変化なんだけど、きっと将来、人生の転機だったと思うことになる(善かれ悪しかれ)。

そして、月末に熊本阿蘇にて行われたグループコンサートで1曲歌う。ちゃんとしたお客さんの前で歌うのは何年ぶりだろうか、と思ったけど振り返ったら2013年のクリスマスに歌ってた。でも4年ぶり。

歌うことは楽しかったし、できないことが多くて悔しかった。

そして人生初、大分上陸。九州もまだ2度目。

11月。発表会の運営をして、出演者の方々から嬉しいサプライズをいただく。打ち上げのレストランのデザートにありがたいコメントと、自分では買えない感じのワインをプレゼントされる。照れずにありがとうと言える人間になろうと思う。ワインはもったいなくてまだ開けてない。

ひとり横浜巡りも11月。誰かと一緒がいい街だな、と思った。デートじゃなくてもいいから。

あとドラクエ11をやっとクリア。SWITCHを買う。でもまだ全然楽しめるほどやってない(買ったことには微塵も後悔してません)。

12月は序盤に風邪をひいて、6日に本番。ギター弾き語り。しかも自分の作った歌。

あえて全音キーを下げてみた(G→F)のだが、結果的にはGが良さそう。試してみたことに意義がある。良い反省点をたくさん見つけられた、次につながるステージだった。

ゲームはミニスーパーファミコン買う。まだ箱を開けてすらいない(買ったことには微塵も後悔してません)。

親しい友人達との忘年会もした。3回ぐらい。世知辛い世の中でそういう方々の存在がありがたい。

スター・ウォーズ観て、クリスマスは相変わらずの「WILD TURKEY」(ダブルミーニング)。

と、この1年のことをもうすっかり忘れていたので、ツイッター見返しながら振り返ってみた。40歳も過ぎたら、1年の出来事にそうそう代わり映えはしないだろう、と思っていたが、新しいこと色々やってた。そして歌う機会が増えて、ゲーム機を3台も買って。

結局僕の人生の中心は音楽とゲームということなのだろう。それをどう捉えて2018年を過ごすか。

まあ来年は、また違う方向に興味持ってるかもしれないけどね。

良いお年を!

惜しいけど大人の事情が感じられる映画 『カンフー・ヨガ』

『カンフー・ヨガ』を観た。

この映画を2017年の締めに見るのもなんだけど、予告編が楽しそうで、しかも僕がジャッキー・チェン映画の中で一番好きな『THE MITH 神話』の監督(スタンリー・トン)の映画だったので、劇場で観ておこうと思ったのだ(このことからおわかりかと思いますが、昔からのジャッキーファンではありません)。
結果的には、予告編が一番面白いパターンだった。裏を返せば、予告編がちゃんと映画の見どころをつないでいるということなんだけれど。盛り上がるシーンがほぼ予告編のシーン、という結果で残念。

仕方のない話だが、ジャッキー・チェンは老けた。往年の動きからはだいぶ落ちたであろう『MITH』からだって12年経っているのだからスピーディーな動きがキツくなるのは当然だな、と思う。かわりに若手俳優のアクションシーンを多めに入れてあるが、やはりジャッキーの代わりができるほどの魅力はない。
なので、満足度はいまいちだったのだけれど、見方を変えると現代の大作映画の作り方を踏襲した映画になっているな、という感想をもった。

この映画は中国とインドの合作なので、まず両方の国でヒットするように作られた。そのために両国の代表的なカンフーとヨガをメインに据えたのだろう(あと、歌と踊りね)。
それから、途中で唐突にドバイロケが入るのだけれど、これはドバイが自国の観光産業をPRするために資本を出したように思える。カーチェイスシーンもあって相当大掛かりなロケで、ドバイの全面協力が伺える。
またCGが多用されていて、しかもその出来がハリウッドレベルに高いのだが、これは最近中国資本が多く入っているハリウッド映画からの技術流入の関係で、きちんと使ってモトをとれ、という事情がある感じがした。冒頭のシーンは全編CGで、これは少ししょぼいが技術力向上のために入れた感じがする。劇中の奴は超リアルだった。

つまり、この映画は、これら「ヨガ入れてください」「ドバイ紹介してください」「CG使ってください」それから「ジャッキーに継ぐ若手アクション俳優の顔見せをしてください」という要素(=大人の事情)が初めにあって、それを足し算したらできました、というつくりになっているのだ。
そして納期に間に合わなかったか、監督にあまりやる気が起きなかったからか、どれも中途半端で抑揚のない作品になってしまった。これはすごく間抜けだったので書いておくが、エンドロールの途中で音楽がなくなってしまう映画は初めて観た気がする(ちょっと劇場の空気が変になったよ)。

そんなわけで、ちょっと残念な映画ではあったのだけれど、ドバイには行きたくなった(帰りに本屋でドバイの観光ガイド立ち読みしたぐらい)ので、まんまと製作の思惑にのせられており、そういうこともあって嫌いになれない作品でした。

年末気分がやってきた

29日になって、巷は一気に年末感に包まれた感じがする。

まず、朝の通勤電車に乗る人が少ない。しかもスーツ姿ともなると極端に減る。だいたいの会社は今日が仕事納めが多いのだろうけど、この感じではすでに休みになってる会社も結構ありそう。

と、いいつつ帰りの18時半ごろの電車は混雑。普段のサラリーマンが少ない分を親子連れ他、休みで出かけている人たちが埋めていつもの乗車率をキープしている。

目に入る広告も年末年始のバーゲンやテレビ番組のものが多い。

30日に休みをもらい、31日大晦日に出勤、というスケジュールなのだが、もうなんだか正月休みに入る心境になってしまった。

この年末気分というのは、なんだかんだ言って周りの環境によって高まるものだな、と思う。年末気分なんて本当にただの「気分」。

でも、終わって、始まる。というのは良いことだ。様々なことにケリをつけるタイミングを年末は持ってきてくれる気がする(誰にでも平等に)。

終わりっぱなしじゃしょうがないけど、始めるために一度終止符をうつ。そういうふうに一年を締めくくろう。

2017年観た映画

今年劇場で見た映画は8本。思ってたより少ない。軽く今思い出した感想を。

『ドクターストレンジ』
マーベルコミック原作もの。ベネディクト・カンバーバッチは、天才、口が悪い、などとシャーロックとキャラクターがかぶる部分が多くあれど、それとは違う演技をしていた。MCU(マーベルシネマティックユニバース)の中では、映像といい、話の流れといい硬派なつくりで、これだけ単体で観ても楽しめると思う。カンバーバッチファンならなおさら。

『ラ・ラ・ランド』
観た直後は最高に楽しい、好きな作品だなー、と思ったけど、直してない。多分、失恋が描かれるから。
結婚したら奥さんと観たい。いつになるのだ。

『相棒 劇場版4』
反町隆史が相棒になったシーズンのテレビ版はほとんど観てなかったのだけれど、新シリーズを観るようになったので、一応、な感じで観ておいた。素直に、ファンなら楽しめる映画だった。
ただ「死んじゃうの?どうなの?」な展開はいらなかったと思う。
あと、反町の浮いた演技も最近では、味として楽しめるようになってきた。それを慣れとも言うが。

『グレートウォール』
今年観た映画を、振り返ろうと思った時に真っ先に頭に浮かんだのがこれ。「中国資本で作ったハリウッド映画」と揶揄されてるのも見たけれど、娯楽作品としてよくできている。映像も綺麗で、スクリーン映えするアクションが多く大画面で観た甲斐もあった(今調べたら、監督チャン・イーモウだった)。アジアの中に欧米人がいてもあまり違和感なく作られているのがRPGの世界っぽくて良い。そしてマット・デイモン無双。

『LOGAN ローガン』
観たこと忘れてたぐらい印象に残ってない。
『ウルヴァリン』最終章としては納得するけど、どうもこれをX-MEN正伝の完結編と認めたくない自分がいる。パラレルワールドの一つの終着点だと思っている。だから忘れたいのかも。そして最強の敵に唖然(悪い意味で)。

『スパイダーマン:ホームカミング』
トム・ホランドのピーターは役柄ピッタリだし、MCUとの関わり方も面白い。ストーリー展開もあっと驚くしかけがあり面白かった。ただ、これは最近のMCU映画全般に言えるが、ラストバトルがやや物足りないのが残念。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』
前2作とは全く違うテイストで初めは戸惑ったが、コメディ(というかギャグ)として観ればかなり面白かった。でもMCUに興味なければ全くもってわけわからないだろうな。

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』
詳しくはこちらで。
EP7からテイストをかなり変えてきた感じがした。あとやっぱりフォースが出てくるとなんでもアリだね。チート。

こう見るとハリウッド大作ばかり観てるな。しかもマーベル率高い。単館上映ひとつもない。来年は10本ぐらいは劇場で観よう。

コンタクトレンズ購入の今

使い捨て(2週間)コンタクトレンズを使っている。

買っておいたのがしばらく溜まっていたのだが、今回1年ぶりに買いに行った。
コンタクトレンズは割引が多くて、もうどれが適正価格なのかわからなくなってしまっているのだけれど、さすがに手持ちがなくなってしまうと価格を比較していられないので、大手チェーンのコンタクトレンズショップへ行ってみた。
コンタクトは医療器具に入るため医師の診断書が必要で色々な検査をさせられて、これが購入の際に面倒くさくなる理由なのだが、昔とくらべて随分簡略化した感じだ。
今日行ったところでは、コンタクト購入者ならおなじみの「気球を見る奴」(正式にはオートレフケラトメーターというそうです)が、手持ちスタイルになっていて、額にくっつけられながら気球を見させられ、なんだか「トータル・リコール」みたいな気分になった。
あの嫌な風がびゅっとくる奴(眼圧測るやつだ)もなくてホッとした。コンタクトレンズも、ずいぶんと普及したので、適正ギリギリのラインで買えるように工夫しているのだと思う。
昔、よく通っていた眼科ではやたらレーシックを薦められて、不信感がつのったりしたけれど、そういうこともなく、すんなり購入できた。
半年分購入したのでこれで半年は安泰だけれど、コンタクトをしつつ伊達眼鏡をしたくなる、この気持ちはいったいなんなんでしょうかね。オシャレなんでしょうかね。

「わろてんか」がイマイチ面白くない理由

かつて朝ドラを一度もまともに見たことがないのに、主役の葵わかなの魅力にひかれて「わろてんか」を毎日録画してみている。
だけれども、どうしてもいまひとつ面白くない。

葵わかなはベストアクトとは思わないが(「ボキャブライダー」のポテンシャルからしたら、もっと笑いの“間”のセンスがあると思うのでコメディエンヌ方面に演出してほしい)座長らしい立ち居振る舞いをしているし、濱田岳はあいかわらず芸達者だし、高橋一生は求められている御曹司像の中に、高橋一生らしい陰(というか狂気)を含んだキャラをつくって存在感あるし…

と、役者自体は魅力的なキャストが揃っている。

話としても、鈴木京香演じる義理の母から認められた回や、月の井団真の復活(これまた北村有起哉がとても良かった)、アサリとおじいちゃんの家族愛、など感動するエピソードは挿入される。…なのだが、本筋がパッとせずに盛り上がりにかけるのだ。

面白くならない理由はいくつか考えられるのだが、その中でも気になったのは、お金がらみのトラブルが簡単に片付いてしまうことだ。

寄席を買う資金がないときは、勘当された実家に頼んで用立ててもらう。これはまあわかる。
人気落語家月の井団吾の独占契約金1万円は、どうやって工面したかわからないけれど、払ったこと(というか団吾師匠を独占できた)ことになっている。ここでちょっと、そのお金どうしたの?という疑念が浮かぶ。

そして、先週。

芸人たちを寄席に出してくれる胴元とトラブルになり、芸人を出さないといういやがらせの末、寄席があけられずにあわや倒産の危機、というような展開になる。結局、この胴元のあまりの卑劣ぶりに芸人たちが反旗して、主人公の寄席で直接雇ってくれるよう大量に押しかけてくるのだけれど、これで芸人は確保できたものの、胴元から全員の借金1000万を払え、と脅されてしまう。

どうすんの?っていうときに

「私にまかせといてください!」との頼もしく返事をしたてん(主人公の名前)は、ずっとコツコツ貯めてつくった1000万を取り出し、芸人たちの借金を返してやるのでした。

って、なんじゃいそれ!

いや、何か意味ありげに「壺」(貯金=へそくりが入っていた)をじっと眺めるシーンが今週盛り込まれてたので、何かあるとは思っていたけど。

頑張って貯めてました。
で、解決されても全然感動しない。っていうか、それまで「お金があったら色々できるのになー」と、お金のことで悩むシーンが結構あったのだから、それがあるならもっと前に上手く使う場面あったんじゃない?とも思う。

万事休すの場面を「実は貯めてました」「実はもってました」で、解決されても感情移入できないし、シラけてしまう。

ストーリー上、人の情に頼って問題を解決するのはまあわかる(出来過ぎではあるけど)。今回も、そういう方向で解決したならば「お話」としては納得できるのだが、ただ実話を元にしているだけに、実際も苦しんだであろう「お金の問題」がふってわいたような話で解決されてしまうところが、「わろてんか」がイマイチ面白くならない理由の一つだと思ったのだ。

その後の、大量の芸人を雇って、寄席小屋を10軒に増やしてますます繁盛した、という部分は、この物語の中ではかなり盛り上がる部分だと思うけれど、詳しく描かれることなくあっさりとナレーションで駆け抜けてしまい「わろてんか 第一部 完」なのかと思ってしまった(「少年ジャンプ」で打ち切りが決まった漫画の最終回の唐突な展開ぐらいの速さだった)。
でも今週は、そんな大きな展開があったこともさほど関係なく、安来節がなんちゃらみたいな普通の話がまだ続くのだから、今後どうやってさらなる盛り上がりをつくるつもりだろうか。

とはいえ、
ちっとも面白くなかった「後ろ面」も相方ができてようやく面白くなったし、今後は新しい芸人が出てくるそうだし(広瀬アリス演じるリリコも復活するし)、なんだかんだで役者たちの魅力にストーリーも追いついていってほしい。来年に期待。