反比例

平成最後の休日。

嘘です、4/30が休み予定。
そういいつつも、それなりに充実した(?)休日ではあった。
あさってに人前で歌うので、その予習をしたり、来週は司会業をするので、そのためにしゃべることをまとめたりしたりした。
それからブックオフで気になる本を物色したり、6月の仙台旅行の予定をたてたりと、趣味と下準備に費やした日。

そうやって、やったことが多いとブログが充実するかというと、そうでもなく、逆にブログに詳細を書くことがはばかられて、こう淡白な出来になってしまうという現象が起きる(かといって、ブログが充実してたら、リアルがしょぼいというわけでもないんだけどね)。

ともかく、色々とチャレンジするGWに向けて、準備ができる唯一の休みだったりした。そして、それなりに使えたかなーという気がする。

そんなわけで気を引き締めて、世間の言う10連休に突入しようじゃありませんか!

 

アンリアルタイム

このブログはリアルタイムで(当日に)更新しているが、内容がリアルタイムなわけではない。

たとえば、昨日の「C級ワイン探訪記」のワインを飲んだのは先週の話だ。
その日に飲みながら書いたメモを頼りに、いろいろと思い出しながら昨日書き上げたもの。基本、性格的に「書き溜め」ということができないので(追い詰められないとやらないタイプ)、前もって大半書いておいた場合もアップ当日に大幅加筆訂正している(生放送みたいだけど、直前の録画である「ワイドナショー」のような感じだと思ってください←ホントか?)。

逆におとといや、さきおとといのブログはその日、まさにアップする直前に始めから最後まで書き上げたもの。
ほとんどの記事は、当日書いて当日アップな感じで書いてはいるけれど、先に骨子だけでも書いておいたほうが、若干内容の濃いものが書けているような気がする。
読み返してみると最初に書いた時には気づかなかった感情に気づいたり、忘れていた物事を思い出したりするからだ。そこらへんが、ツイッターやFacebookの書き込みのようにフローで流れてしまうSNSの投稿とブログの一番の違いのような気がする。
それと、やっぱりブログの文章だって、再考は必要なのだ、ということだ。
おそらく前日に翌日の分をある程度書いて、当日に書き直してアップというのが一番旬も逃さないし、内容も充実するようになるのだろう。そこを目指してみます(ブログ1年以上続けて気づいたのやっとここ)。

で、そういうことを書こうと思って、これを書いたわけではなくて、単純に「そんなに飲んでばっかりいませんよ」ということを主張したかっただけですけどね(でも昨日もしっかりワイン飲んでた)。

C級ワイン探訪記『コアライフ シラーズ/カベルネ』

安旨ワインの定番といえば、今やチリワインにお株を奪われた感があるが、少し前だったらオーストラリアワインだった気がする。
ちなみに最初にコルクではなくスクリューキャップを採用したのはオーストラリアとのこと(『ワイン一年生』より)。

さて、そんなオーストラリアのワイン。「イエローテイル」のように1000円以下のワインはけっこうあるものの、500円以下のC級となるとなかなか難しい。そんな中みつけたのが、コアラのラベルの「コアライフ」というワイン。

フランスのシラーというぶどうと同じ品種ながら名前が違うシラーズと、カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたもの。ミディアムボディなので重すぎず、飲みやすい。渋みはややあり。どことなく品がある味わいで甘みは少なく酸味が強い。
単体で飲むと、低価格ワインの定番みたいな、「ハウスワインの赤」と頼んだら、これがでてきそうな感じ。

「シラーズはシラーと比べると、スパイシーさ、土っぽさがエスカレートして、本当に野性的に育てられている感じがします」(『ワイン一年生』)というように、たしかに「土」っぽい。飲み口もこう、強い(ストロングな)印象。
僕にはちょっと甘みが足りない。果実味というかぶどう味が足りない気がする。

さてマリアージュ。
今回はマックではないのだ(このブログ読むとマックかケンタかしか食べない人と思われてるかもしれないが)。
合わせたのは、まず「砂肝スパイシー炒め(ガーリック風味)」。これはサミットで売っているお惣菜だが、単体で食べても美味い。
サミットの惣菜は“ちゃんとしている”率が高いのでオススメ。中でも、こういうちょっとしたおつまみは、他にも焼豚、レバー煮込みが美味いです。

話がそれた。マリアージュの話だ。

これは合った。ベストマッチではないが、系統が合う感じ。
単体ではほとんど感じない甘みが、砂肝スパイシーの塩辛さにひっぱられて、ワイン自体の甘みを引き出してくれる。
ここから考えると、このワインにはステーキとかガツンとした牛肉に合うはずだ(オージー産だから?)。
それからここ最近の定番おつまみポパイエッグと合わせると、ベーコンとの相性が一番合う。そこから考えるとやっぱり肉系と合うワインのようだ(今回こそマックと合わせるべきだったのかもしれない)。

さて、今回はボロネーゼを作って合わせてみた(レトルトのを温めただけだけどね)。
どんな赤ワインでもボロネーゼとは合うだろうと思っていたのだけれど、予想以上に合わなくて戸惑った。肉と合うはずのワインがトマトソースと合わない模様。これはちょっとした発見でもある(僕が浅はかなだけか)。

というわけで、マックと合わせれば評価が上がったかもしれないワインだけれど、僕の好みではなかった。
ただ、前述のように「ザ・ハウスワイン」的な味わいなので、そういうのが好きな人にはいいのかもしれません。

DATA:
コアライフ シラーズ/カベルネ
オーストラリア産ワイン
購入場所 サミット
価格 498円(税抜)

月曜日は雑記の日

区議会議員選挙の結果が出て、僕の投票した人は当選してた。

あとは、わが町練馬区を良くするために当選した議員みなさんで頑張ってほしい。昨日のドラマでもフィーチャーされてたし(若干茶化されてる気もしたが)、練馬の未来は明るいはずだ(投げやり)。
まあ、投票したということでひとつ思うのは、これで区政がめちゃめちゃになったら文句言う権利を得たよね、ということだ。投票しなくたって言う権利はあるけれど、投票してる分だけ強気になれる気がするのだ(僕だけ?)

ネットニュースで見たら、平成No.1ゲームはファミ通調べによれば『クロノ・トリガー』だそうで(家庭用ゲーム限定だろう)、世代的には十分リアルタイムで発売されたゲームだけれど、僕はリアルタイムでプレイしていない。
しかも去年になって、友人から勧められてスマホ版を買ったのに20分ぐらいしかやってない。戦闘方法がよくわからなくて投げてしまっているのだ。
でもNo.1なんだからやっとくべきかなー。

もちろん、このゲームが1位であることに異論がなくはない。
僕が好きかどうかは別として、平成を彩ったゲームとしては『ポケモン』も『モンハン』とかあるし、大ヒットした『ドラクエⅤ』も『FFⅦ』も平成のゲームなんだよ。そういうゲームを押しのけて1位というのは、集計方法に問題あるんじゃないかなーと思ったりもする(それと、今、シリーズが続いていないゲームの方が過ぎゆく年感があるのかもね)。
ただ、こういうアンケートに答える「コアゲーマー」の中の多くの人に支持されてるということなんだろうから、やっぱりプレイしてみるべきかなー。

さて、月曜は4連勤の最終日。
仕事が終わって家にたどり着くとなんだかんだでドッと疲れがでたりした(体調もまだ本調子じゃないしね)。
もうちょい日々を有意義に過ごさなきゃいかんなーと思いつつ、今日はこんなところで。
ゴールデンウィーク突入週ですので頑張ります。

思ってたのと違う

今日は本当に書くことがないなー。

と思って、ほとんど見ないテレビつけたら、『捜査一課長』というテレ朝のドラマをやっていたので、ながら見してしまった。
というのも、たまたまネットニュースで、ナイツの土屋が「谷保健作」という持ちネタの「ヤホーで検索」というのを文字ったキャラでゲスト出演する、ということを読んでいたので、そのシーンだけコントっぽくなるんだろうな、とダラダラとつけて見ていたのだ。
そうしたら、このドラマを見ていて気づいたのは、そのシーンどころか、このドラマ自体がほとんどコメディというか、コントなのだ。

真面目な刑事ドラマの体を成していながら、展開というか、やりとりというか演技というか、すべてが「なんか笑える」。
しんみりしたシーンもあるにはあるが、登場人物のあからさまなうさんくささ、とかキャラクターのステレオタイプさとか、エキセントリックなキャラクターが突如現れたりとか、そういうシーンを跳ね除けてくる「おかしみ」がある。
で、しかも後半、唐突に“わが町”練馬区が舞台になり、練馬の観光名所のダイジェストが入ったかと思えば、最終的には、練馬をこよなく愛する民間の広報部長山村紅葉も参戦し、オーストラリア人旅行客(でも演じてるのはアメリカ人のパックン)が落とした、事件の鍵を握る一眼レフカメラを、練馬区の有志たちが光が丘公園で探す、という練馬の人はみんないい人、みたいな展開になってなんともいえない、じわじわとした笑いがこみ上げる。
いや、自分の住んでる街が持ち上げられるの悪い気はしないけど、なんとなく小馬鹿にされてる感もあるのは気のせいだろうか。

僕はこのドラマを見たことがなく、タイトルやキャストからして、硬派な刑事ドラマだと思っていたので、そのギャップに衝撃を受けた。
もし、このドラマを「狙って」やっているのではなく、ごく普通の刑事ドラマとして作っているのだとしたら、もう普通の刑事ドラマは、刑事ドラマのパロディとしてしか存在できないのではないか、とそんなことを思った。

それともスペシャルだからこういうノリだったの?謎だ。
でも、面白かったか、といえば面白かったよ。

思ってたのと違うけど。

予定変更の週末

風邪が治りきってないせいもあって、週末の予定が少しずつ変わってきた。

昨日は外出を辞めて、代わりにというわけではないが、区議会議員選挙の期日前投票に行ってきた。
期日前投票は「きじつぜんとうひょう」と読むのであって、「きじつまえとうひょう」ではない(トリビア)。
この人が絶対いい!というほどの情報は得られなかったけれども、区議会ぐらいの規模だと1票の重みがけっこう大きいので、とりあえず「最悪」と思う選択肢を外して、まあ良いかなーという候補者に投票してきた。

そして今日は帰りにジムに行くつもりが、思いの外仕事が遅くなってしまったので回避。
帰りの電車で、ご近所さんと偶然一緒になり、世間話をしたのだが、こういう「帰りに偶然一緒になる」というシチュエーションを人生一度もしたことなかった気がする(帰りに見かけた、というのはあるが)。
この歳になっても「初めて」のことは存在する。人生が深いのか、俺が浅いのか。あるいはどっちもか。まあ良い。
実績解除だ(ゲーム脳)。

そんでもって、今日は禁酒。
ワインを飲むとだいたい1本あけてしまっているので、たまには肝臓をいたわらないとね。

予定と違ったとしても、それでもこなせることはある。
そんな週末だった(明日も仕事だけどね)。

C級ワイン探訪記『チュカロ メルロー』

このシリーズは、「チュカロ」というブランドのカベルネ・ソーヴィニヨンが395円なのにやけに美味い。それを超える同価格帯のワインはあるのか、というところから始まっている。

今まで飲んできた中で、まだこのワインを超えるC級ワインは見つかっていないのだが(高尚なことを言っているようで実際はかなり侘しい発言)、では同じ「チュカロ」ブランドではどうなのか。
このブランドには他にメルローとカルメネールが出ているので(白だとシャルドネがある)、今回はメルローと飲み比べてみる。

飲んだ第一印象は“甘い”。
メルローといえば、エグみが強いイメージだが、飲み口はさらっとしている。なので「これメルローなの?」と思ってしまう、ちょっとかわった印象を持つ。それから少しの苦味。
それからC級ワインお決まりの“混ぜもの”っぽさというか、薬っぽさがある。
口に含むと甘みがぐっときて、次に酸味(薬っぽさ)を感じ、そのあと渋みに変わる。

さて、マリアージュ。今まで飲んだワインの中では、一番、そのままのマックフライポテトに合う。
それからナゲットでも、なにもつけないナゲットにも、マスタードソースのナゲットにも合う。
また、韓国土産でいただいた韓国のりも食べたのだが、これにも合った。

シンプルな味付けのものにも合うというのは、他になかなかない特徴。裏ラベルに「どんな料理にも合わせやすい」と書いてあるのは確かだ。なので、とりあえず1本おいておけば、何を食べるにも困らないワインかもしれない。
ただ、意外なことにチーズバーガーとはイマイチ合わない。ケチャップをつけたポテトには合うので、ケチャップ系に合わないわけではなく、肉系に合わないのかもしれない。

難点を言えば、単体で飲むには少し物足りない感じはする。
有能だけれど、特出した部分がないという点では、ガンダムでいえばザク。ドラクエでいえば、どうのつるぎといったところ。
カベルネ・ソーヴィニヨンには劣るけれど、チュカロブランドはやっぱりコストパフォーマンスが高いと感じるメルロー。

おそるべしチュカロ。
カルメネールも飲んでみよう。

DATA:
チュカロ メルロー
チリ産ワイン
購入場所 西友
価格 395円(税抜)

ノストラダムスを超えて

NHKのアナザーストーリーズ「ノストラダムスの大予言」を見た。

僕ら世代(1970年生まれとしておこう)にとっては1999年で地球が滅びる、というのは規定路線に思っていた節がある(いや、それ僕だけか?)。
ただ、この番組を見て、五島勉の『ノストラダムスの大予言』の初版は1973年だったそうで、僕の生まれる前に、すでに大ヒットしていた著作だったことを知る。
しかし、やっぱり1999年が近づくにつれて「世界は終わるんだろうか」という漠然とした不安を持ったり、五島勉ではない別の人が書いた「1999年が終末の年ではない!」というノストラダムス予言の解釈本を読んで、その不安を打ち消したりしていたのも確かだ。
番組では、実際の1999年7月を「静かに」とか「あっけなく過ぎていった」と言っていたけど、身構えたよね?

番組では、本場フランスのノストラダムス界隈の話を取り上げて、そこにオウム真理教が関わってきたりと、カルト的な展開も紹介されていたけれど、今振り返ってみれば、あの昭和と平成の境の時代のオカルトブーム的なものにのっかっていたひとつが「ノストラダムス」だった気もする。
ユリ・ゲラーやMr.マリック、さらに言えば宜保愛子や織田無道といった80年代後半から90年代にかけての「超常現象」ブームの一貫として、ノストラダムスの大予言が取り上げられていたように思うのだ。

恐怖の大王が結局来なかった1999年からすでに20年が経とうとしている。
とはいえ世界はカオスだし、僕の人生もあんまり輝かしいものではないな。まあ続けられるだけ良いけど(事態の矮小化)。

本当はおしまいになるはずだった、あの1999年を超えて、やっぱりやるべきこと、やりたいことやらなきゃなーと思ったりする。

ちょっとセンチメンタルな気分になるのは、まもなく令和の時代になるからかもしれない(こじつけ)。

『グリーンブック』

映画『グリーンブック』を観た。

第91回アカデミー作品賞を受賞した作品で、黒人差別がテーマの映画。
大作ではないので、そのテーマがアカデミー賞をとった一因かなと思う部分はあるが、アカデミー作品賞という冠がなくても、すごくいい映画だった。

「黒人差別」と言っても、僕にはあまりジャストでピンとこない部分がある。当然その歴史は知っているのだけれど、アメリカで根付いている「差別」というのは僕のような日本にずっといる日本人が考えるよりも、実際に体験をしている人たちの実感にはとてもかなわない。
学生時代に国際法のゼミをとっていた友達が、差別について論文を書こうとした時に「色」と言う言葉を論文のタイトルに使おうと思ったら、担当教授から「色」と言う言葉自体がもう差別なんだよって言われた、と聞いてなんとも難しい世界だなと思ったりしたが、実際にこの映画の中では法律で黒人が差別されても良い、差別するものなんだということが常識になっている時代が舞台になっている。

なのでテーマは重いのだけれど、ただこの映画が素敵だなと思うのは、そういう環境にある物語でありながら、メインになっているのが、2人の男性の理解のしあい、友情の育みで、大上段から差別がどうの、差別がいけないみたいなことを訴える映画ではないことだ。だからこそ、より差別について考えさせられるのだけれど。

ただただ黒人差別の法律があるという理不尽さが淡々と描かれていて、そこでやはり主人公2人はぶつかるし、悩む。
特に黒人ピアニスト ドクター・シャリーは天才的なピアニストで、アーティストとしては賞賛されるのに、一個の人間になった途端に差別が始まる。
あからさまな暴力などは、例えば夜の飲み屋とかで行われたりして、それはもちろん衝撃的ではあるけれど、それ以上に普通のレストランに入れないとか、洋服が買えないとか、店の人や警察が「まぁ黒人なんだからそういう扱いをするの当たり前でしょ」と考えているシーンが出てきて、これが法律で決められてるって、やっぱりこれは理不尽だったよね、っていうことを自然に思えてくるのではないだろうか。

主人公トニー・リップを演じたヴィゴ・モーテンセンは、本当に上手い。
ニューヨークの下町育ちで、多少の悪事も全然大丈夫、何事にも動じないみたいな、そういうキャラクターを違和感なく作っていて、粗野なとっぽい感じの、でもあのどこか憎めないお茶目さがあるところが面白い、いいキャラクターを演じていた。
ドクター・シャリーを演じてアカデミー賞をとったマハーシャラ・アリも、何事にも動じない信念の強いアーティスティックな面と、(黒人としてだけではない)彼ならではの孤独さが伝わってきた。

この映画は差別という重いテーマを持ちながらも、基本的に笑いの部分、それはズレの笑いだけど、2人の環境のズレとか、生きてきた世界観とか、見ているものの違いからくるズレをおかしく描き、結局“珍道中”になるところがあって、そのやりとりの面白さ、おかしみみたいなものがとても楽しい。
黒人が差別されて当たり前という南部に、いかに凄腕の用心棒というか、揉め事処理屋みたいな人を雇っていくとしても、やっぱりそれは大変な挑戦で、命の危険に晒されてドキドキハラハラするシーンもあるが、最後の最後までとても良い映画だった。
もちろん差別について色々と考えさせる作品だけれど、それ以上に、違いの多い二人が友情をはぐくみ、お互いに理解が生まれるという点に、人と人のつながりの可能性を感じて胸を打たれる。
とても素敵な映画です。

C級ワインレビュー『タヴェルネッロ ロッソ』

チリワインが続いたので、たまには旧世界のワインを。

ワインの本場、イタリア産のワイン。
イタリアワインにもC級ワイン(500円以下のワイン)が売っているのだ。

さて、このタヴェルネッロ。イタリアでの年間販売量がNo.1のブランドとのこと。ボトルにぶどう品種の記載がなくて焦ったが、調べたらサンジョベーゼだった。

サンジョベーゼは、イタリアワインとして有名な「キャンティ」でよく使われるそうで、「チェリーっぽさがしっかり、渋みはカベルネ・ソーヴィニヨンよりやさしく、酸味はピノ・ノワールよりやさしい、バランスの取れた味」(『ワイン一年生』)。ライトボディということもあって、軽い口当たりで今までのんだC級ワインの中でも最高に飲みやすい。
エグみがひとつもなく、品のよいぶどうジュースのような印象。ただ1杯目の半分くらい飲んでいくと、いわゆるC級ワインにありがちな若干のまぜものアルコール感はある(定番の表現)。
ただそれを差し引いてもとにかく飲みやすい。

マリアージュとしては、ほうれん草とベーコンの炒めたところに目玉焼きを落としたもの(昔「ポパイエッグ」という名称で居酒屋メニューであった。最近の僕の定番おつまみ)、フライドチキン(ケンタッキー)、カーネリングポテトそしてローストチキンサンドと一緒に飲んだのだが、これらの中にはピンとくるものがなかった。お互いに殺しもせず生かしもせずといった感じ。
濃いめの味のものと合わせるのが良かったのかもしれない。
余談だが、ケンタッキーのローストチキンサンドはものすごく期待していた分、思ってた味よりもさっぱりしていて残念。もうちょっとタレの味が濃いと良かった。
これまでC級ワインにはマックを合わせ続けてきたのだが(偶然です)、やはりこういう安いワインとマリアージュするならマック一択なのだろうか。
もしくはイタリア産の赤ワインだからトマト系を入れるのが良かったのかもしれない。研究は続く。

ただただ、まさに日々、デイリーに飲むには良いワイン。
好みで言えばやっぱりチュカロのほうが僕は好きだが、たとえばテレビを見ながら、本を読みながら、ゲームをしながら飲むのにはこちらのほうが合うようにも思う。

全然こまかいことはわからないけれど、ワイン大国イタリアでデイリーワインとして飲まれているという理由はわかった気がする。

 

DATA:
タヴェルネッロ ロッソ イタリア
イタリア産ワイン
購入場所 西友
価格 498円(税抜)