これからのチャゲアスの話をしよう

CHAGE and ASKAからASKAが脱退。

という、字面だけではよくわからない事態が起きている。

まあ、ASKAとしては「もうCHAGEとやったってしょうがねえよなー」という思いの中、相方が絶対解散してくれないとなったときに、“この手があったか!”的な策を見つけたんだろう。
実質2009年には活動休止してたらしいから、ASKAのスキャンダルうんぬんを抜きにしても、まあ実質解散状態だったようなものだろう(逆にASKAが逮捕されて、話題になった部分もあるはずだ)。

個人的に、CHAGE and ASKAといえば、「SAY YES」でヒットする前に「万里の河」が入っていたアルバム(ググったら「熱風」というアルバムだった)を中学のときに聴いていて、カッコいいなと思っていたし、「SAY YES」や「YAH YAH YAH」は兄とカラオケでハモって遊んでいたので思い出深い。

結局は、ASKAが売れすぎちゃったんだよなー。
ヒット曲はASKAが作ったものばかりだし、ソロ曲でも売れた。
J-POPというジャンルにおいて稀代のメロディメーカーかつ、歌唱力も抜群。となればひとりでやっていきたくなるよなー、というのが素直な感想。

でも、やっぱり二人のデュオだったから良かったんじゃない?とも思う。
確かにCHAGEだけでは、ピンでやってけんのかという疑問符はつくけど(いや、ミュージシャンとしては凄い方でしょうけど、いわゆる芸能界の第一線で独りでやってけるか、の話だ)、安定したハモリ力とASKAを立てる力があったからこそ、CHAGE and ASKAは売れに売れたのではなかろうか。

ASKAが脱退してもなお、今後、CHAGEがひとりで「CHAGE and ASKA」を名乗って活動することはないだろうけど(田島貴男がソロでORIGINAL LOVEやってんのとはわけが違うのだ)、CHAGEがこの名前を守り続けて、いつの日か、また二人で歌う姿が見られたら、それはそれで、今日のこのなんとも“モヤッとする”出来事も、笑い話になるのだろう。

そういう“大人のお茶目さ”を感じさせてくれる魅力がCHAGE and ASKAにはあると思っている。
だから、僕は、その日を待ちながら、お二人の今後の音楽活動が幸多からんことを願っている。