「インフルエンサー」という名称に慣れない。
ポジティブな言葉なはずが、やっぱり、それは「インフルエンザ」を連想させてしまって、どうしても「あの人、インフルエンサーだからさー」というセリフは出てこない。
語感からして和製英語なのかと思ったらそうでもないようなので、ちょっと驚いた。海外でも普通に使われているんだろうか。だって
ー He is an influencer.
ー Wow,awesome!
なんて会話がされているんだとしたら、それってちょっとweirdだと思いません?
僕がこのインフルエンサーという言葉で、一番思い出すのは、俳優のディーン・フジオカがサタデーステーションに「インフルエンサー」の肩書きで出演決定!というニュースだ。
もう、そこは普通に「影響力のある」とか「今、人気の」とか言っておいて、肩書きは「俳優」のままでいいだろうと。
なんかそういう“最新の流行語に乗ってみた感”が、一昔まえの(バブル期の)テレビ業界っぽくて、「テレビってあいかわらず世間ズレしてんなー」と思ったのだ。
で、調べたら、それが2017年のこと。それから2年たって、果たして「インフルエンサー」という言葉は定着しているのだろうか。IT系の、それもSNSをビジネスにしている業界でしか聞かない気がするが、われらがディーン・フジオカは、未だにその肩書きでサタデーステーションに出演しているようなので、まあ、少なくてもしばらく死語にはならなさそうだ。
前置きが長くなったが、僕が今日書きたかったのは、本家本元の(って言っていいのか?)「インフルエンザ」の話。
会社の同僚が先週インフルエンザ(A型)に罹ったのだけれど、解熱剤を飲まなくても、まったく熱が高くならなかったとのこと(最高35.9℃)。
つまり、今年のインフルエンザは「熱出ないパターン」がある、という可能性が出ている。
それって、もう風邪と区別できないじゃん!
僕らがインフルエンサーにうつつを抜かしている間に、インフルエンザはさらにバージョンをあげて「インフルエンザー」になっているのかもしれない(そしてそのうち「インフルエンゼスト」になるだろう)。
皆様、くれぐれもご注意を。