気持ちは前進、身体は後退

なんとなく「やってやるぜー」的な気持ちになって、自分に課したノルマをひとつずつ片付ける。

多分“ひらきなおった”んだと思うが(自分のことなのに不明瞭)、いざという時、この“ひらきなおり”は大事だ。目の前のことを片付ける原動力になる。

その勢いに任せて今日は停滞していた物事をいくつか進められたのだけれど、逆に体調は低下気味。
風邪っぽい気もするし、若干の熱中症なのかもしれない(やたらと喉が渇くから)。
あと、昼につけ麺中盛、夜に炒飯・焼きそばセット、という中華を食べすぎてしまったというのもある(それだよ)。

関係あるのかないのか、今朝、自分の手相に「お疲れ線」を見つけたこともあり、とりあえず急速に休息をとることにする(ダジャレを使うほど弱っているようです)。

皆様も残暑お見舞い申し上げます。
お互い、暑さに気をつけましょう!

おやすみなさい!

描け、曲線。

ここ数週間、自分が“ポンコツ”だなあ、と思う場面が多い。

今日も、うっかりミスで周りに迷惑をかけてしまった。
言い訳しようと思えばいくらでも言い訳できるし、それを考えてしまう自分もいるのだけれど、なにより自分が「らしくない」と思っているので、どうにか、このいわゆる「スランプ」を抜け出したい。

さて、大きく後れをとった読書量だが、なんとか3冊めを8割方読み終わってきたので、今月6冊読破ペースに戻りつつある(どこかで貯金をためねば)。
あとはジムと日々のワークアウトもちまちまだが続いている。
こういうのを“てこ”にして、すぐには無理でも、ちょっとずつ上昇傾向をつけていこうと思う。

こうなっているのには、まあ日々の暑さが一つの原因とも思うが、調子が落ち始めたかなーと気づいたのは“あの”映画を観て以来なんだよな、思い返してみると。
涼しい顔してみたが、けっこうな破壊力だったのだろう(4000字も書いたんだから、そりゃそうだ)。
このスランプを抜けると、それが僕の『MY STORY』なのかもしれない(嘘)。

とにかく欲張らず、ちょっとずつ右肩上がりを意識しよう。

お盆休み的な

自分にとっては定休日だが、世間的にはお盆休み。

『ライオン・キング』を観に行ったのだが、平日だと思っていたのが迂闊で、劇場は家族連れや中高生カップルで溢れていた。
スクリーンはさほどではなかったが、売店が激混みでびっくりした。
「映画不況」みたいなことを数年前から聞いているが、娯楽としての映画の力はなんだかんだあるのではないかと思う。

さて、『ライオン・キング』はアニメをDVDで一度観たことがあって、なんとなく筋書きを覚えている程度だったが、実際に超リアルなCGで“再現”された映像を見ると、「ああ、こんなシーンあったわー」と思い出すような感じがした。
CGは精巧に作られているが、「動物が演技をしている」と思うよりは、やっぱりマンガチックではあるが、それが良いのかもしれない。
ある一定以上リアルになると、もっと違和感があっただろうけれど、ギリギリ、リアルとアニメの境界線を狙った視覚効果だった。
なぜ、この映画を観たか、というと90%はジョン・ファヴローが監督だから、ということなんだけれど、世界最先端のCG技術も堪能できた。

そんなわけで、今日はレストランも喫茶店も混んでいた。
普段、平日休みばかりなので、逆に新鮮ではあったが、やっぱり、自分は平日休みが慣れてるのかなーとも思う。

そして明日からはまた通常営業。
とりあえず働いとこう。

伝心

なにがある、というわけではないが憂鬱な時はある。

いや、もちろん、こまごまとした“厄介事”はあって、確かにそれは憂鬱になる要因なのだけれど、何をするにも手につかない、というほどではない。
それでも昨日は、朝からどんよりとした気分だった(気候のせい、もしくは「ひとり暮らしあるある」かもね)。

で、今朝、母親から電話があって、母も昨日、色々と“ツイてない”日だったらしく、どんよりとした一日を過ごしたらしい。
僕はオカルトめいたものをあまり信じない(多少、不思議なことは肯定していたいが)タイプだけれど、こういうの、やっぱり親子ならではのシンクロニシティなのかもなーと思ってしまった。

知り合いの双子が、同じタイミングで涙を流す、という話をしていて、それはそれで不思議でありつつ、一卵性双生児であれば遺伝子情報は同じなので、科学的にもありえる話なんだろう。
親子は、そこまでではないのだろうけれど、僕は長く実家ぐらしだったこともあり、同じ環境で過ごした時期が長いとそういうことも起きるのではないか、と思っている。

で、今日もまだ多少“どんより”とした気分ではある。
多分、世の中がお盆休みでサマーバケーション中の今、俺はいったい何やってんだか、という思いが、どんより感に拍車をかけているのだ。
でも、どこかで「やる気スイッチ」を押さないといけない。
目標にしていた今月6冊読書も、計算上は今日で3冊読み終えていなければいけないのに、2冊目で止まっている有様なのだ。

なにから始めれば良いのかはわからないけれど、とりあえず働こう。
そして今を乗り越えた先に、俺のバケーションはあるはずだ。

レッツ!バケーション!(ヤケ気味)

冷静とへべれけのあいだ

休みだった。

休みだけど、休んでもいられない。
そんな日でもあった。
でも、まあ、ある程度はひらきなおって休みに徹してはいる。

休日すら思うようにいかないのはどうかと思うが、まあそういう日もあると納得しつつもある。
とりあえずジムに行ったり、録画していたアニメやドラマを消化したので良しとしよう。

そして、昨日、休肝日だった反動か、カルディで買ってきたワインを1本空けて今に至る。
「節制」しなければいけないね。

とりたてて、今日は書くことなし。
でも現実として一日は終わる。
今日を糧に、明日から頑張れるだろうか。わからないけれど、まあやるしかないだろう。

熱帯夜は続く。
みなさんご自愛くださいませ。

涼しい眠り方(未完成)

iPhone版の『ドラゴンクエストⅤ』を購入した。

今日まで割引だったこともあるが、一番の理由は『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を“上書き”したいからだ。
ダウンロードしてから気づいたのだけれど、iPhone版のドラクエで、唯一持っていなかったのが、この『Ⅴ』だった。
そういう点では、iPhoneドラクエコンプリートできたのは良かったのかもしれない。

あと、今回は、結婚相手にフローラを選んでみようかと思っている。
今までビアンカしか選んでこなかった僕の人生も、フローラを選ぶことで何か変化があるかもしれない(大袈裟)。
とかいいつつ、結局ビアンカを選ぶ気もするんだけれど、まあどうなるか楽しみではある(まだ起動すらしてない)。

で、昨日はボケボケだったので、睡眠をしっかりとろうと22時30分には就寝。
職場の同僚のアドバイスに従って、エアコンの風向きを上向きにして、しかも「静音」モードにしてみた。
これが思いのほか“涼しいけど寒くはない”状態をつくってくれたせいか、おとといよりは眠れたと思う。
それでも夜中に2回ほど目が覚めたので、まだ快適空間には至っていない。
サーキュレーターを買えば、完全体になれるのだろうか。早急の対応をしたいと思う(でないと夏が終わる)。

そんな感じで、昨日よりは動けたかなーと思った一日。
明日はダラダラと休むよ。

ボケラッタ

今日は朝からボケボケだった。

曜日を勘違いしたり、ポケットWIFIを忘れたり、休憩時間を10分長く取ってしまったり、同僚と会話が噛み合わなかったり(これはたまにあるが)、と、なんだか“自分らしくない”ボケが多かった。
というか集中力のなさを感じた一日だった。

多分、暑さで、夜、きちんと眠れていないからのように思う。

僕は冷房をつけっぱなしで寝るのが苦手なので、エアコンは切ってから寝ているのだけれど、それだと確実に暑くて夜中に3回ぐらい目が覚めるのだ。
昨日、その対策にサーキュレーターを買おうと思ったものの、意外と良いお値段だったので(とくに首振る奴ね)、「そうだ、エアコンを送風にしてみよう」と思いつき、買うのを止めて、昨夜は送風を1時間セットして寝てみた。
でも、なんだかエアコンの音が気になって寝付きが悪かったのだ。

それでも、夜中に当然、暑くて目が覚めるので、そのたびに「冷房1時間セットしては寝る」というのをくり返して朝を迎えたのだけれど、多分、それできちんと眠れていないのが、今日のボケの一因なんじゃないかと思うのだ。

で、今日こそはサーキュレーターを買おう、とビックカメラに行ったら、手頃な奴は配送オンリーで持ち帰り商品はなく、今晩は手に入らないということで、またもや諦めて帰ってきた。
配送ならAmazonでいいじゃん、とも思う。
僕は中学時代からビックカメラを使っているので、贔屓なんだけれど、リアル店舗ってそういう在庫管理が難しい時代なのかもしれないね(でも、応援してるよ。頑張れビック!)。

そんなわけで、今日もまた眠れない夜になるのかもしれないが、同僚から、「エアコンの風向きはスイングじゃなくて一番上向きにするのが良い」と聞いたので(それでサーキュレーターで室内の温度を循環させるのが良いそうだ)とりあえず、風向きだけ変えて、冷房1時間つけて寝てみようと思っているのだ。それできちんと眠れればいいのだ。

さて、明日はボケずにいられるのだろうか。
乞うご期待。

観てから語る『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』

まずは『アサルトガールズ』という映画について語っておかなければならない。

押井守が監督したこの映画は、『攻殻機動隊』や『機動警察パトレイバー』などの作品を手掛けたアニメ界の重鎮がとった「実写」映画ということや、黒木メイサ、菊地凛子といった、当時旬の女優が出るということでそこそこ話題になっていたと思う。

押井監督のその前の実写映画『アヴァロン』が好きで、それがあったから、僕はこの映画を劇場に観に行った。
当時から友人だった江戸川台ルーペを誘って。

そして観た直後の感想はこうだ。

「支配人を呼んでください」。

いや、これは劇場で流すレベルの作品じゃない。
ハリウッド作品だったら確実にビデオスルーものだし、押井監督自身も劇場のスクリーンで放映されることを考えてなかったんじゃないかと思うぐらいの全然ダメダメで、嫌悪感しか残らない映画で、これを流した劇場支配人にコンコンと説教をしたくなる作品だったのだ。

付き合ってくれた江戸川台ルーペのおかげで、その溜まった感情を共有することができて、本当に助かったのだけれど、ひとりで観ていたら、多分観に行った自分を責める日々が続いたと思う。
そんな映画だ。

 

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』はそもそも観るつもりはなかった。

悪評が立たなかったとしても、だ。
だから悪評がたったときには迷わずネットでネタバレ感想を見た。
それで一層観る気はなくなったのだけれど、もし劇場で観るのだとしたら、それは江戸川台ルーペと一緒に、としか考えられなかった。
そして、奇しくも彼がTwitterで「観たい」とつぶやいたのに反応し、その日のうちに観る日を決めて、一緒に観ることになったのだ。
いやはや人生は面白い。

さて、このあとはかなりのネタバレで語っていくので、知らずに映画を観たい方は、この先は観てからお読みください(観てない方は参考までにこちらを→過去ブログ「観ないで語る『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』」)。
観た方はきっと共有できる部分があるから読んでほしい。

そして、まだ観てない人に観た僕から一言だけ言わせてもらいたい。

この映画は、ドラクエファンであればあるほどネタバレを知ってから観たほうが良い。

(以下、ネタバレを含みます)

 

 

さて、ネタバレを知った自分が観た感想としては「思ったよりひどくなかった」だ。
支配人を呼ぶレベルではなかった。

はっきりネタバレすると、映画開始から90分ぐらいは、端折っているとはいえ、原作の『ドラゴンクエストⅤ』をきちんとトレースして進んでいくのだが、いざラスボスとの戦闘という時、それまで描かれていた『ドラクエⅤ』の世界は全部バーチャルリアリティでつくられたゲーム世界で、主人公は現実の記憶を封印され、ゲームセンターのVR設備に入っているいちプレイヤーだったのだ!という展開を見せる。

それだけでは事足らず、その世界を壊すために侵入してきたウイルス(ラスボスに寄生している)に、「ゲームばっかりしてないで大人になれ」と説教されるのだ。
これがドラクエファン、ゲームファンの思いを逆なでする演出と言われているのだけれど、まあ当然「喧嘩売ってるとしか思えない」演出だよね。
それにしても、この展開ははっきりと不快感を感じる驚きだった。

ウイルスが侵入して『ドラクエⅤ』の世界が止まった瞬間は、ネタバレを知っているのにドキドキしてしまったから、知らないで観たら絶叫してたかもしれない(それまた結構エグい、心を壊すような映像演出なんだよね。そういうところ凝らなくていいから)。

ただ、ネタバレ感想を読んだ時点では、現実の主人公が、もっとこう社会から逸脱した存在に描かれている(だって記憶なくしてゲーム世界に現実逃避するぐらいなんだから)と思っていたのに対し、実際の主人公は割とカジュアルにゲームを楽しんでいたので、救われた感じがした。
それで、この超展開については「思ったよりひどくなかった」と感じたのだ。

で、上記した展開はもちろん最悪なんだけれど、それまでの“本編”を見てるときに若干飽きてしまったのが、この映画がダイジェストものとしてもダメなところ。
ドラゴンクエストのゲームでは“堀井節”とも言える牧歌的なセリフやリアクションが多いので、それゆえ、物語を描く際にユーモラスな展開にならざるを得ないのかもしれないが、ボスとのバトルも「わわわー!」とか言いながら、思いつきの作戦で勝ってしまうという感じで、バトルの凄みがなかったのも不満。もっと、主人公らしい強さが欲しかった。
全体的にコミカルな言い回しが多く、話の持っていき方が初期のドラゴンボールような印象を受けた(ピンチに陥った時に仲間がかけつけるのは「友情・努力・勝利」の週刊少年ジャンプっぽくもあった)。

また今作のフローラはビアンカより断然可愛く、さらに聡明で献身的という「理想の嫁」として描かれている。
対照的に、出番もたいしてない「ただの幼馴染」で、主人公は「背中を預けられる」と言うけれど、その実“ガサツなだけ”に感じられる本作のビアンカを比べると、常に『ドラクエⅤ』でビアンカを選び続けてきた僕だってフローラを選びたくなるほどだ。

ここにも伏線があって、現実の主人公がいつもビアンカを選んでしまうので「今回は絶対フローラ!」と宣言しVRに入ると、自己暗示プログラムが作動してフローラを選ぶ道のりができるのだが、その実、深層心理ではビアンカを選びたがっている、というオチが後でわかる。
でも、これだけでは「深層心理がビアンカだ」とは限らないだろう。最初の「フローラを選びたい」という思い自体が、深層心理と同じ可能性もあるのだ。そういうあたりの雑さも酷かった。

で、最後の超展開に戻るが、アンチウイルスを使って、ウイルスを倒し、ゲーム世界を取り戻すのだけれど、そのアンチウイルス(最後の武器)のデザインが「ロトのつるぎ」。
僕はここで一番イラっとした。

山崎貴監督は『ドラクエⅤ』をプレイしていないらしいし(真偽は不明)、インタビューで「ドラクエだけに関わっているわけにもいかないので」と言った(これは本当)ことから、この作品に愛が感じられない、という批判もあるが、僕は、製作者が対象に必要以上の思い入れを持っている必要はないと思うタイプなので、そこはまあ良い(でも、総じて「愛のあるもの」のほうが人の心をつかむ確率は高いと思う)。
ただ「ここで、ロトの剣出しておけば、ファンは喜ぶんでしょ?」みたいな安直な考えを感じたのが、一番頭にきたところ。天空シリーズにロトの剣出すな。
「雑!」

でも、現実の主人公を、ゲームで育った大人に描いたことには皮肉を感じなかったことから、山崎貴は、この展開がドラクエファンに好意的に受け入れられると思っていたように考えていたのではないかと思う。
だから、逆に、今の批判の嵐に「なんで?」となっているのではないだろうか。
本人(とスタッフたち)にその気はないのに、結果的に喧嘩を売っているというピュアな悪意(これが一番タチが悪い)ともいえる。多分、これが観客に受け入れられる、感動してもらえる、という想いに溢れている。
「大人になれ」と言いながら、作り手がやってることが一番子供(というか、ひと昔前で言う厨二病)なんだよなー。

「僕らが解釈した『ドラクエ』ってこれです!どうですか!(キラーン)」

と出したものが全然ダメダメだと本人だけが気づかないという、ピュアな悪意。その作り手と受け手のすれ違いが逆に辛い。

結局、僕も含めて、ファンの思いは

「俺のドラクエをこんなにしやがって!」という思いに尽きる。

「ドラクエでそれやるなよ」と。

ただ、単独映画でこれやっても、単なる駄作だろうけど、ドラクエでやれば歴史に残る駄作だからなー。
その点だけには、関係者の確信犯的なものを感じる。

 

さて、何度も書くが、僕は「ネタバレ」を知っていてこの映画を観た。
でも一緒に観た江戸川台ルーペはそうではない。
物語の最後の最後まで感情移入していた世界が崩れ去った時、彼はどういう思いで、この映画を観ていたのだろうか。
それを思うと、終わった後も迂闊に声をかけられない心境だった。

駄作だということは共有できたけれど、今回に関しては100%思いを共有できたわけではなく、その点で江戸川台ルーペには申し訳なく思っている。

ゴメン、ルーペ。

でも、僕的には、この映画は江戸川台ルーペと観て正解だったとも思っている(彼的にはわからないが)。

ありがとう、ルーペ。

そして作品の感想ではないが、もうひとつ、どうしても触れておきたいことがある。
それは、上映後の観客の態度だ。

上映が終わった瞬間から、みんな堰を切ったように友達に感想を言い始めた。
賛否両論というより、否か「まあしょうがないか」しかないこの映画について侃侃諤諤語ることが楽しそうだった。
そう、これだけ「酷いもの」を観せられても、作品に関して、様々な意見を交わす姿は、断然「大人の態度」だった。

山崎貴は、作中でドラクエファンとゲームファンに「大人になれ」とケンカを売ったが、ほとんどの人がそのケンカに乗らず、「若造がなーにわかったようなこと言ってやがるんだ」的な扱いをされていた。
完全に子供扱い。もっといえば、煽ってみたものの、相手にすらされてなかったとも言える。

僕は、ドラクエという作品がいかに愛されているのかを痛感し、山崎貴がどんなに背伸びしても全くもって敵わない存在であるということがよくわかった光景でもあった。
その点で、山崎貴の(ドラクエと、そのファンに対する)完全敗北なのだ。

 

さて、これが、僕の『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を観てから語れる全てである。

でも、これはあくまで、結末を知って観たからの話。
結末を知らないで観たとしたら、僕の感想は…多分「支配人」じゃない、

 

「関係者を呼んでください」。

衝撃的

5年ぶりぐらいに寝坊した。

昨日は帰宅時間が0時過ぎになり、寝る時間が遅くなったため、いつもより10分遅い6時45分にアラームを設定していた。

で、朝、なんとなく明るくなって、「うーん、今何時かなー」と思って時間をみると7時58分。
僕は通常勤務の日は8時35分に家を出ているのだけれど、「あれ?今日は遅番だったっけ?それとも休みだっけ?」みたいに一瞬、頭が働かず。
で、2秒後ぐらいに「やばいじゃん!」と我に帰ったわけである。

アラーム設定していたつもりが、鳴った形跡が見られなかったので、おそらく時間だけ設定をして、ONにしていなかったのだろう。
出勤まで40分足らずだが、とにかく巻きで動いた。

まずコンタクトを入れ、髭を剃り、シャワーを浴びて、トイレに入り、身支度を整えて、なんとかかんとか8時25分ぐらいにここまでを終わらせることができた。
いつもなら、コーヒーとお茶を入れるのだが、そういうのはできなかったが、いつもでかける8時35分には間に合ったわけだ。

いつも出かける2時間ぐらい前に起きてるけれど、なんだかんだ40分あれば支度はできるんだな、とわかったのは、ある意味良かったのだろう。

で、寝坊したのは多分、昨日観た『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の衝撃だと思う。
今日は、その観た感想を書くはずだったが、ちょっと推敲したい部分があり、明日にまわす(そのため、今日はこんなブログにしてあります)。

でも、もう一度言うけど、寝坊した理由の80%はそのせいだろうなーとも思うのだ。
それだけ衝撃だった映画については、明日、きっちり書こうと思う。

明日は寝坊しないようにしなければ。

観ないで語る『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』

『ドラゴンクエストⅤ』について、僕が語れるのは、内容よりもそれにまつわるエピソードのほうだ。

自分の中で『ドラクエ』は、「ロトシリーズ(『Ⅰ』〜『Ⅲ』)」とともに卒業した思いもあって、『Ⅳ』〜『Ⅵ』は自分で購入はせず、発売から少し経った頃に友人から借りたのだった。
特に『Ⅴ』は、当時珍しいゲーム好きの女友達(美人)に借りてプレイした。
お父さんもゲーム好きという(これまた当時としては)珍しい家庭に育っていた人だった。
まだ携帯がない時代で、僕は彼女の家に電話をかけて、まさに“その”お父さんが電話口にでてしまったことがあり、とてもビビった思い出がある(今、思い出しても若干焦る)。

その後『Ⅴ』はクリアしたものの、その人とは(なにかあったわけではないけれど)なんとなく疎遠になり、返しそびれてしまったスーパーファミコンのソフトはまだ実家にあり、いわゆる「借りパク」という状態になっている。
もう連絡が取れない相手なので、そのソフトはこのまま僕の実家で眠り続けるのだろう。
そのことをとても申し訳なく思っていて、結婚というのが大きなエピソードのゲームだけに、許されるならば責任とって結婚したいと思う(相手にはいい迷惑)。

さて、そんな『ドラクエⅤ』、クリアまでしたのに今ひとつストーリーは覚えていない。
結婚イベントなるものが衝撃すぎたのかもしれないし、当時はすでに大人だったので「もう、ドラクエとかじゃねえよな」みたいな思いで、なんとなく斜に構えてプレイしていたからかもしれない。
DSで出たリメイク版も子供が育ったところまでやったが、結局クリアしていないのだ。

自分にとって『ドラゴンクエスト』といえば結局ロトシリーズ(特に「Ⅲ」)が僕にとっての思い出であり、レジェンドであって、あとは「よくできた、安定のRPG」という感覚なのだろう。

それでも『ドラゴンクエストⅤ』はシリーズ屈指の名作、と言われているぐらい人気があり、それを原作にした映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が絶賛公開中であり、ネットでは絶賛炎上中でもある。

僕は、この映画のビジュアルを見て、3DCGで描かれたキャラクターがドラクエっぽくなく、つまり鳥山明感がなく、もっと言えば「こんなの俺の(俺の?)ビアンカじゃねえ!」という時点で、まったく観る気がなかった。
それでも、山崎貴という日本CG界では屈指のクリエイターが監督だし、佐藤健を初めとした出演者たちは豪華だし、なにより、ちゃんとスクウェア・エニックスや堀井雄二がお墨付きをつけている映画である以上、そうそうヘマするものはできないだろうとは思っていた。

でも、ヘマしたらしい。

前述のとおり、僕はこの映画を観るつもりがなかったので、どれだけヘマをしたのか、ネタバレ感想を読んでみた(だいたいストーリーはゲームで知っているので、ストーリーバレは別に構わないと思っていた)。

なるほどー、それは炎上するよなー、というのが率直な感想だ。

僕は、ゲームにとっての「良いストーリー」と、小説や映画の「良いストーリー」は別物だと思っているので、ストーリーが変わってしまったとか、そういうのはそれはそれでいいと思っている。
結局は、それが観客(というかほとんどのドラクエファン)に受け入れられなかった、という点が炎上の原因なんだろうけれど、それにしても、作っていた人たちは、この映画の観客、ビジネスマン的に言えば「ターゲット」をちゃんと考えていたのだろうか、と疑問に思う。

「これをやったらファン怒りますよ」と、誰かが言わなかったのかなーと思う。

堀井雄二がそれを言わないのはなんとなくわかる。
これまでの仕事ぶりをみると、一度自分の手から放したら、あとはクリエイターにまかせるというタイプに思うからだ。
でもスクエニは言ったほうが良かったんじゃないかなー。

僕が読んだ感想自体が、実は本当は「観た感想」ではなくて、「ネットで集めた情報の断片」から切り取り集められて書かれたものである可能性もなくはないので(インターネットってすっかりそういうところになってしまったから)断言はできないが、この感想が確かならば、それはゲームどころか、全ての娯楽を否定してしまうようなものだからだ。
もしくは自分のお客さんに喧嘩を売るようなものだ。

だからといって、この映画を「不謹慎だ!」、「上映停止だ!」とかやってしまうと、それはそれでダメではあるが、版権元として「チミチミ、そういうのはちょっとドラクエでやらないでくれたまえ」というひとことがあっても良かったじゃないか。

観てない僕が言えるのは、そういうことだ。

やっぱり、ドラクエは好きだから、悪評が立つのは残念なんだよな。

ところで、この映画を観るつもりが“なかった”とさっき書いたのだが、逆にネタバレ感想を読んだことで、「実際はどのくらいダメなのか」を知りたくなって、観に行きたいと思うようになった。
「目に見える地雷を踏みに行く」という傾いた行為ができるのは、すごく贅沢であり、ロックな感じがする。

そう思っていたら、友人が「観たい」ということをTwitterで呟き、そこから一緒に観ようという話が1日で決まって、まさにこのブログ公開した直後、劇場で観ることになった。

果たして、ネットの感想は事実なんだろうか。
本当にダメ映画なんだろうか。
そういう視点で映画を観るのは初めてだけれども、逆に楽しみでもある。

観ての感想はまた明日。