たった一人の御祈願

災難除の祈願に行ってきた。

前厄の(正確にはそのさらに前の)年から、毎年御祈願をお願いしているので、すっかり年間行事になっているのだ。
昨年は5月下旬に行ったので、1年を超えてしまったことをずっと気にしていたのだけれど、今日ようやく行けた(@大宮氷川神社)。

お願いするのがいつも平日の午前中のため、御祈願客は少ないのだが、今日は初めて僕以外はノーゲストだった。
つまり僕ひとりのためにその時間の祈願が行われることになったのだ。

巫女さんと神主さん2名と、三人がかりで儀式を行っていただけたので、なんだか贅沢な気分になる。
逆に、自分だけが、この儀式の正式な流れに慣れておらず、なんか変なことをしでかさないか、極度の緊張から逆に笑い出さないか不安になり、ちょっと「絶対に笑ってはいけない御祈願24時」という気分になる(「デデーン、高野アウト」的な)。

でも、まあそんなことは起こらず、滞りなく儀式は済んだ(良かった)。
もう5回ぐらい経験しておりますが、神様の前という気持ちになると、自然と緊張するものだ。

あと、途中「スヅクリの儀を執り行います」と言われて、僕は燕が巣を作るイメージが浮かんでしまったのだけれど(なんとなくこう「福を築く」感あるじゃないですか)、巫女さんが鈴をシャラシャラと鳴らすので、ああ、これは巣作りじゃなくて、鈴繰りなのだな、と思った(ググっても出てはこないが)。

僕は特定の宗教はなく(多分、元をたどれば仏教ではあるんだろうけど)、神様とは「自分の実力でなんとかするけど、いざとなった時に、最悪にならないように見守っててくださいね」という距離を保ちたいと思っている(守護神的役割をお願いしているのだな)。
だからすべてを「神頼み」にするのではなく、やるべきことはきちんとやらなきゃらないな、と気持ちを改めてみた。

とりあえず、これでまた1年頑張っていきまっしょい。