知ったかー、ハイデガー

打ち合わせのために出勤。

予定していた打ち合わせだけでなく、お詫び系の面会や、お願い系の訪問など、やたら人に合ったせいで精神疲労がひどかった。
でも、どれもまあまあ上手くいった……というか前に進んだので、終わったあとはノーストレス。

『誰にもわかるハイデガー』(筒井康隆著)読了。
昨晩読み終わったので、一応昨日の時点で12日で6冊という2日1冊ペースに“追いついた”形になる。30年以上も前に筒井先生が講義したセミナーをベースにしていて、とても読みやすかった。ただ、ハイデガーそして『存在と時間』について理解できたか、というとそうでもない。もちろん「この講義を聞いて理解したと思わないでほしいし、入り口にすぎない」というようなことを筒井先生がおっしゃっているので、むしろ「わかっちゃう」ほうが危険なんだろう。
ただ『文学部唯野教授』がテリー・イーグルトンの『文学とは何か』からエッセンスを取り出してものすごくわかりやすく説いてみせたように、この講義も『存在と時間』のエッセンスは“わかったような気に”させられるのは確か(実際、この本のサブタイトルは「文学部唯野教授・最終講義」だ)。かといって『存在と時間』に挑もうとは思わないんだけどね(『文学とは何か』を挫折した身としてはね)。

大澤真幸の解説(というかご本人いわく「補遺」)がついていて、これがあったから、より講義の「解像度」が高くなったと思う。大澤真幸が何者かということが全く書かれていなくて、それがわかっている人が読む本なのかなーとも思った(とか「わかってる」風に言ってるけど、僕も『ふしぎなキリスト教』の人、としか存じ上げてない)。
まあとにかく人間は「未了」だということだ(これもわかった風)。

読書計画追いついたので、また引き離されないようにコツコツ読んでいきたい。
明日は休みだが、予定が盛りだくさんなので早めに寝よう。

今日も本(と雑誌)読み

日曜だけど労働。

朝ちょい遅くまで寝てられたんだけれど、それでも起きるのはやや辛かった。飲みすぎだろうか(それかよ)。体調はまあまあ。75%ぐらい。で、なんとかかんとか乗り切ったよ。

今月の「ザンクとルーペの読書感想文」の課題図書『縁結びカツサンド』を読了。
早めに読めた、と思ったけれど、配信まで9日しかないのな。もう1回読み返して、話すネタを考えることにする。
これで今月5冊読んだので、目標の15冊まであと10冊。2日に1冊ペースとしたら借金0.5。途中まで読んでいる本がないだけに、次に何を読むかが重要かも。さらっと読めるのを物色してこようかな。

あと買っておいた、今出ている「Number」を読む。落合(オレ流)と野村(ノムさん)の特集のやつ。
僕がロッテファンである原点は落合にある。そして中日ファンだったのもそれが理由だ。選手としても偉大だったが、監督としても超一流という稀有な例。
僕はノムさんの現役時代は知らないから、監督としての功績しか実感が無いのだけれど、落合と同じように選手としても監督としても超一流だった人。そんな人達の特集だから読まざるをえないよね。俺もちゃんと仕事に取り組もう(殊勝)。まあ気持ちだけな(三流)。

そして今日は911の日だったのだ。もう21年も前なんだね。Time flies.

あと2日頑張って労働するよ。
じゃあ酔いも回っているので(飲んでんのかよ)寝る。

ロンリー言霊

昨日1日出歩いたせいか、少し調子は落ち気味。でも「体調不良」というほどではないので普通に労働。

どうも仕事に身が入らなくて、淡々と労働時間が過ぎるのを待ってしまったような日。あ、やっぱ体調もあんまり良くなかったのかもね。

気がついたら、もう明日まで30分を切ってしまっているので、ブログもこなす感じで終わります。

あ、昨日ブックオフで買った本、2冊読了した。
1冊は『夜を変えれば奇跡がどんどん降ってくる』(Dr.タツコ・マーティン著)。
ややスピリチュアルな自己啓発本。パラパラめくって女性向けなのはわかったので、買おうか迷ったが目次を見たら「部屋のつくり方」みたいな項目があり、そこだけでも読んでみるかと購入。100円だったし(それな)。結局、全部読んだ。
引き寄せ系スピリチュアルな項目は多いが、部屋に対する見方とか、普段の考え方によって行動が変わるとか、マインドフルネスとか、自己啓発系のイロハな部分はちゃんとしていたと思う。俺の部屋は完全に「物でいっぱいな部屋」で、「過去を手放せない」、「心配性」、ってまあ当たってますから、改善していきたいと思います。

もう1冊は『セルフトーク超入門』(シャド・ヘルムステッター著)。
自分の頭の中の発言をポジティブにすれば、人生ポジティブ、っていう、結構色々な本が出ているし、まあそれはそうだろうと思うことが書いてあるのだが、これは本当に入門編で、隔靴掻痒、もうちょっと踏み込んでほしかったなと思う。考えてみればタイトルに「超入門」って書いてあるから仕方ないよな。買った自分の責任。だいたい知ってる内容だった。ただ、改めてこういう内容を読み返して面白かったといえば面白かったね。

おお、なんとか本のこと書けたので、少し中身のあるブログになったな。これもこの2冊を読んで「やればできる、俺は書ける(今日中に)」とセルフトークしたからだな(洗脳されやすいタイプ)。

明日も労働。
ほどほどで寝る。

のんのん

休み。

3日間労働の後だけど、幸いにも体調はそれなり。すこぶる良いとは言わないが、中の上というところ。だから、平均的には「良」に入る。それだけでも気分的は嬉しい。

今月2冊目の読了。東京ダイナマイトのハチミツ二郎自伝『マイ・ウェイ』。
東京ダイナマイトはネットで「肉まん」のコントを観て以来大好きな芸人で、DVDをレンタルしたり、買ったり、今年の20周年記念公演は配信で観た(僕がたまに「旋律みたいなのが走ってる」と言うのはハチミツ二郎のネタです)。
ネタの中に狂気を感じるものがあるのだが、その理由の一つとしてのハチミツ二郎の生き方、生き様みたいなものを、本人の語り口で読めたのはとても面白かった。「笑えた」という意味でも、「凄まじいな」と思ったという意味でも。中にでてくる立川談志やビートたけしの言葉もすごい。本物はやっぱり違うのだ。

比べると、自分はのんのんとして生きてきたなーと。いや、のんのんと生きてきたことに後悔はないし、のんのんと生きてこられたことには感謝しているし、ハチミツ二郎さんのような(急に敬称)人生を歩みたいとも思わないのだけれど、人の生き方や人生に触れて思うことはたくさんある。
その「思うこと」から、自分がどう生きたいか、ということにちゃんとつなげたいなと思ったりもする(思ってばかりだな)。
そして、東京ダイナマイトの漫才、ちゃんとライブで観に行こう。

で、今日はこれからちょっとお出かけ。
それについてはまた明日。

15分の1

昨夜ノンアルコールだったけれど、起きるのは辛かった。

でも、そこからはけっこう頑張れたような気がする。なので今日もノンアル。
明日は飲みたいなーとも思うがビール1本程度にしておこう。

今月は本をいつも以上に読もうと思っている。
目標は15冊(2日に1冊)と、読書家の人からしたら超低空な数かもしれないが、自分にとっては結構な量だ。そしてこれだけ読むには必然的にネットを見る時間を減らさないといけない(どんだけネット依存なんだよ)。どちらかというとネット離れをするのは目的で、そのために何するか?読書じゃない?という感覚なのだ。

計算上、すでに2冊を読み終えていなければいけないのだが、読了したのは1冊だけ。それも『速読思考』という速読の本。
先に速読術を身に着ければ、本を読むスピードがあがって、月に15冊読んでもネット見る時間取れる、これで勝つる!(目的見失ってるパターン)と思ったのだが、1冊読むだけでは効果はないようだ。
この著者である角田和将さんの本、まとめて買って、先月末に『速読の教科書』、『すごい読書術』と他2冊も読了していて、「速読」についてのイメージというか、やり方とか理屈はなんとなくわかった気がする(3冊読んで「なんとなく」の読解力)。
トレーニングをガッツリやるのではなく、そのエッセンスを取り入れて、今月まずは15冊を読み切りたい。

そんなことしてたら、もう23時。
明日も労働だから寝る。体調、少し良くなっていますように。

月末すべりこみキャス

なんとか8月も読書感想ツイキャスできました。

「ザンクとルーペの読書感想文」第24回目(祝2年目じゃん!)はキタハラさんの『早番にまわしとけ』を取り上げました。

“我らが”キタハラさん、という感じだけれど、知人がこうして商業作家としてデビューして、何冊も小説を書いているというのは(本人とは関係ないところで)誇らしくもある。「俺、作家と知り合いなんっすよ」と色んな人に言いたい気分になる。いや、「お前が頑張れよ」って奴ですよね。
でも、キタハラさんらしい作風でありながら、誰にでも楽しめる、読みやすい作品になっている。でも、そこに童○というワードを(しかも結構キーになる言葉として)突っ込んでくるあたりがキタハラさんのロック魂を感じたりもする。

アフタートークは、ひとりツイキャス「高野ザンクのひとりごと」をルーペさんに相方を頼んで実施。

もっと自分ひとりで喋って、ルーペさんには「ガヤ」的な立ち位置をお願いしようとも思ったが、なんだかんだで相方がいると頼ってしまうもんだよね。ありがたいと思うと同時に、ひとり喋りもちゃんとできるようにしたい。
「感想文」で漏れた部分もフォローしてます。
朝10時まで起きられなかったけれど、喉の調子は昨日よりは断然良かった。まだまだ、いつ痛くなるか不安な状態だけどね。今週いっぱいはおとなしくしていきます。
明日はまた労働。
ほどほどに頑張りましょう(っていうかもう9月じゃん!)。

プレアニバーサリーキャス

ツイキャス「ザンクとルーペの読書感想文」も23回目になった。あと1回で2年になる。

第23回は二宮敦人著『さよなら、転生物語』を取り上げた。

「読み物」としてとても面白いのだけれど、作者で指名買いして読みたい、とまでは思わない感じだった。あまり活字慣れしていない人や、面白い物語に触れたい人にはオススメ。そういう点でライトノベル、というかかつての「角川スニーカー文庫」や「富士見ファンタジア文庫」の作品群と同じ系譜を感じた。中高生の読書感想文向けに良いのではないでしょうか(急に敬語)。

「まね○ねこ」のWiFiが突如不安定になってしまい、終わりがぶつ切りになるという初めての経験をした。思い返せば『流浪の月』の回も途中無音部分があり、あの時もフリーWiFiだった。今後は気をつけよう。

アフタートークは、第10回〜第23回で取り上げた14作をざっと振り返る回。

このキャスを続けているおかげで、好みから言ったら手に取ることのない小説を読む機会を得られている。好みだったとしても、その感想を語る、という目的をもつと読み方は自然と変わってくる。読書というただの趣味を、人に聴いてもらう番組にできているのは本当にありがたいし、楽しい。一人だったらこんなに続けるのはぜったい無理なので、ルーペさんには感謝している。
みなさま、今後ともごひいきに。

そして、ついにベッド(脚付きマットレス)が到着。
今晩、仕事から帰ったら組み立てようと思ってたんだけど、午前中に1時間ぐらいあったので、「どうせやるなら早いうちに」と思い、組み立ててみた。
今回で実家のものを含めベッドを組み立てるのは4度目だが、今までで一番手こずった。なんかこう、土台をビローンと伸ばして、そこにフレームを嵌めるのがなかなか大変だったのだよ(語彙)。とはいえ、無事に完成はした。
で、説明書見てわかったのだけど、圧縮したマットレスが完全に戻るのに1日かかるらしいので、午前中に作っておいて良かった。夜組み立てても、今日は床で寝ることになってしまったはずだし、だいたいベッドのある場所に置いてあった荷物を、今寝てる場所に移動しちゃったから、そんなスペースないよ。早めに手をつけておいて良かった。
みなさんもベッドを組み立てるタイミングには注意してね。寝心地は明日報告します。

昨日は心地よい疲れだったけど、身体は普通に疲労気味で睡魔が時々襲ってくる。スプリング効果で明日は朝からシャキッと動きましょう。

キャス人間

ツイキャス「ザンクとルーペの読書感想文」の配信日だった。

本編は、芥川賞作家で芸人の又吉直樹著『人間』。

面白いな、と思ったのは、僕とルーペさんで主人公像が全然違うこと。
語り手(主人公)の言うことがどこまで事実なのか(真実ではあるのだろうけど)、という不穏さを感じた小説だったので、そのあたりの影響かも、と思うとやっぱり只者ではない作品なんだよね。
太宰治の『人間失格』を読んでから、もう一度読んでみようと思う(なぜかはツイキャス聴いてみてください)。

そしてアフタートークは、夏川椎菜の2nd LIVE Tour MAKEOVER(渋谷公演)の感想。

44回(22回×2)の「読書感想文」の中でナンちゃんを取り上げるのは6回目。
もっと多い気がしていたが、昨年の7月以来、約1年ぶりだった。いかに1年目のアフタートークを夏川椎菜頼みにしていたかがわかる(まあ初回ダブルで『ぬけがら』だしな)。
ナンちゃんの小説『ぬけがら』が出るっていうので、感想キャスやろうと思い立ったのがこのツイキャスが始まるきっかけだった。今22回も続けられて、『流浪の月』の映画を扱った回は586回(ブログ執筆時)も再生されている。
純粋に「ルーペさんとお題を決めて語り合うのが楽しい」というモチベーションでやっているものが、こうやっていろんなひとに聴いてもらって、楽しさを共有できていると思うと嬉しい。楽しいことがあるというのはありがたいことです。

8月の課題図書は決まっているのだけれど、7月はまだ。
でもこれからも続けますので、どうぞお付き合いくださいませ。

映画とキャスとトリキ

ツイキャスのアフタートークのネタのために、映画を観に出かける。

「面白かったから語る」ではなく「語るために観る」という、もはやそれは義務では?とも思ったけれど、「ツイキャスのネタのために映画を観に行く」という行為事態が面白い(説明下手か)と思ったし、ちゃんとルーペさんが付き合ってくれたので良かった。

で、映画館からカラオケに移動して「ザンクとルーペの読書感想文」配信。
本編は凪良ゆうの小説『流浪の月』について。

本屋大賞受賞作、というところからオススメ度は察していただければ、という感じだけれど、感想としてはちゃんと話せた気がします。僕としては、主人公二人の関係こそ「愛」だろうと思うし、一昔前ならそう思う人は多かった気がするが、今は違うのだろうかね。

そして、アフタートークは映画『流浪の月』の感想。

小説の内容をどう映画化したのか、というのではなく、ひとつの映画作品として観たのが功を奏したのか、150分という長尺でも飽きなかったし、内容も良かった。
説明セリフが少なく、映像と演技で心情を表していたところが、ちゃんと「映画を観た」という気分になった。話の筋としてはちょっとキツイ話ではあるけれど、観終わった後に語りたくなる作品だった。

で、歌うつもりはなかったが、2曲だけ「どっちが推しの曲歌って得点高いかゲーム」を急遽して(超楽しかった)、“オレたちの”トリキへ。
映画の話から近況の話までいろんな話をした。
今後の自分の生き方みたいなもののヒント、というか応援をもらった気もする。友達はありがたい。

また明日から頑張らなきゃいけないし、その「頑張り」は本当に「頑張ることなのか?」という疑問を持ちながらすることだったりもするが、今はとにかく行けるところまで行きましょう。そんな感じ。

よく動いた日だった。
こういう日を増やしていきたいと願う。

ダンボールゼロと読書

5月もうかうかしてたらあっという間に終わる。
そんなことを3日目にして考えた。

今日は休日とはいえ、やらねばならないことがあって、そういうものを抱えたまま1日過ごした。それなりに努力はしてみたし、時間も使ったけれど、“解決する”までには至らず。でも、またそれはそれで。

ただ引っ越しのダンボールは全て処分した。
最後は本の入ったダンボールで、単純に積ん読本を床に出しただけではあるものの、箱状のものがなくなるだけで圧迫感が減る(だから逆に積んじゃうんじゃないの?)。読む本はどんどん読んで、読まない本は処分しなきゃな(そういいながら、今日もブックオフで2冊買ってきてしまったけどね)。

読む、と言えばツイキャス「ザンクとルーペの読書感想文」の今月の課題図書は2020年の本屋大賞受賞作、凪良ゆう著『流浪の月』を読了。今回は早めに読み終わった。一気読みできたのも良かった。映画化、しかも5月13日から公開という実にタイムリーな(あざとい)セレクトで、でも逆にそのあたりでネタバレっぽいのを掴んでしまいそうだったので、速攻読んだ部分もある。
で、肝心のツイキャスは5月20日、金曜13時からです。今回はリモートに戻す予定。

今日はノンアルコールで、もうちょい“足掻いて”みる。それが良いのか悪いのか、よくわからないこの心持ちが良くないのだけれど、今は心をフラットにしてできることをやるだけ。
世間の連休を尻目に、明日からまた労働(言い方)だ。