亜鉛

朝起きたら背骨の、というか肩甲骨のあたりが痛い。
しかも“鈍く”痛い。

知らない間にそこの筋肉を使ってるんだろうが、自覚がないというのはわりと厄介だな。僕は完全に猫背気味なので(どっちだよ)、それも原因の一つだと思う。
背筋鍛えないとなー(ラットプルダウン!)。

最近カキフライがやけに食べたくて、晩飯のカキフライ率が上がってきている。昨日も買ってきて(西友のヤスイ惣菜だ)食べた。
カキフライ自体もちろん好きだし美味しいのだが、食べながらこれはむしろタルタルソースが食べたいと同義だったりするな、という思いに至る。

カキフライとエビフライとカニクリームコロッケを“上質の”タルタルソースで食べたい。

あ、上質のレベルは松のやレベルでいいんだけど。
所詮その程度の舌だ(松のやディスってんじゃねえ!)。
あるいはタルタルが欲しければフィレオフィッシュ食べとけばいいんだよな、と思う程度にはマック脳(マックディスってんじゃねえ!あ、これは別にディスってないや)。

カキフライが食べたいのは、鉄分がたりてないからかもしれない(背筋痛の原因もそれかも)。
以前、亜鉛のサプリを勧められたことがあるが、亜鉛は不足もさることながら取り過ぎもよくないらしいので悩む(それを言ったらなんでもそうだが)。
気になって「亜鉛不足」で検索かけたら(インターネッツって便利ですね)、風邪をひきやすい、疲れやすい、集中力が下がるといった思い当たる節が続々出てくるし、しかもアルコールの代謝に関わる酵素は亜鉛が材料らしく、飲酒自体が亜鉛不足を促すようだ。心当たりありすぎる。

じゃあ亜鉛たくさんとらなきゃ!(いや、酒を控えろ)

そんな流れで、今晩食べたのは「いきなり!ステーキ」。
これまでのくだり完全破壊。
まあいいじゃないか、食べたかったんだもの(みつを。 嘘)

いろいろ満身創痍で始まった12月ですが、なんとか生きのびてやろうと思ってます。
ガンバロー。

追いかけて仙台 前編

仙台。

好きな芸能人を追いかけて仙台。

自分がそういうことをするとは、昔は思わなかったわけで。
それどころか、つい3カ月前まで想像だにしなかったわけで。
でも、事実、僕はその日仙台にいた。
それもまた人生の面白さという奴だろう。

今回の旅の相方であり、TrySailファンの先輩である江戸川台ルーペとはもう20年以上の付き合いになるが、二人きりで旅行をしたことはこれまで一度もない。学生時代の合宿(合唱部)や、日帰り三人旅、彼の実家に遊びに行って泊まらせていただいたこともあったが、ふたり旅しかも泊まりは初めて。
もう、お互いの何もかもをほぼ知り尽くしている間柄(僕の人生のうち唯一の「ダブルデート」をしたことすらある)とはいえ、僕としても若干の緊張をしていた。TrySailのことで、言い合いから殴り合いに発展しないとも限らない(実際そんなことはなかったです。健全)。

旅の始まりは大宮から。
やまびこは最速の新幹線ではないが仙台まで約1時間半で行ける。近い。
途中、宇都宮でアドバルーンがあがっているのを見た。
アドバルーンって久しぶりにみたね、という話をした。僕は、昭和のデパートを思い出した。だいたい平成以降にアドバルーンって見たっけ?
宇都宮だと今でもわりと普通の光景なのだろうか。そういえば、今日は日曜だった。
日曜のデパート。賑わう店内、屋上の遊具、レストランで食べる洋食。
まるで昭和だ。

そんな地方都市の光景で話を膨らませられるほど、テンションは高い。冷静を装ってみたが、なんだかんだで旅行は楽しい(とくに旅の始めは元気なのも手伝って)。
あるいは新幹線のようなもので、高速移動すると自分の構造分子が揺さぶられてテンションがあがるのかもしれない(だいぶ思考がおかしい)。

江戸川台ルーペは駅弁を買っていたが、朝食を済ませていた僕はチップスターの塩レモン味と、炭酸水レモン(レモンかぶった)と、懐かしさのあまりm&m’sのピーナッツチョコを買って車内で食べた(中学生の時、毎日のように食べてたのだ)。
奇しくも黄色で揃ってしまって、江戸川台ルーペから「ナンス推しじゃないですかー」と言われハッとする(注:ナンスこと夏川椎菜のイメージカラーがイエロー)。

黄色s

もちょ推しとかいいながら(注:もちょこと麻倉ももはピンク)、黄色で揃えてしまって、潜在意識的にナンス推しになってるのかもしれない。
「うるせー、ルーペだって天ちゃん推し(注:天ちゃんこと雨宮天はブルー)のくせに、青い色なんにもつけてねえじゃねえかー!」とTrySailファンの推し方ディスりあいごっこ(なの?)してじゃれ合ったりして、それもまた楽しい(馬鹿だな)。

そうこうするしているうちに、新幹線はあっという間に仙台に到着。
同じ号車に「TrySail」と書かれたスポーツウェアを着ている人がいて、ここですでに一人、先輩を見つけてしまう。
「あ、やっぱり今日、仙台でライブがあるんだ」とホッとする。
日付が間違ってないか、とか場所が間違ってないか、とかそういう(心配性すぎる)不安がややあったのだ。多分、実感がまだ湧いていないのだ。

まずは身軽になるため、ホテルに荷物を預ける。
泊まったホテルは「コンフォートホテル仙台東口」というホテル。ビジネス系のリーズナブルなホテルにしては部屋はそこそこ広く、快適だった。
翌朝の話だが、無料の朝食がついていて、それがわりと美味しかったので驚く。こういう「無料朝食」って、タダな分、残念な感じのものが多いのに、ここのは普通に美味しかった。
あと、スタッフの方々も感じが良かった。また来たい。

さて、せっかく仙台に来たのだからと、牛たんを食べることにする。
というか、これが今回の旅の唯一「仙台観光」な部分だし、おそらく今日のライブでもトークの中に牛たんの話は出るだろうから、食べておいてその味を共有しておいたほうがいいだろうと思ったのだ。
有名店はたくさんあるが、その中で今回は「伊達の牛たん本舗」を選んだ(牛たん通り店)。「極厚芯たん定食」というのが美味しそうだったからだ。
そして、これは本当に美味しかった。
前回の仙台旅行で食べた牛たんも、東京で食べる牛たんも美味しいが、それよりも肉厚で味つけもしっかりしていた。
江戸川台ルーペは、東京で超有名なタン塩を出す焼肉屋の常連にも関わらず、仙台牛たんは初めてらしく、良い店を選べて良かった。

極厚芯たん定食

店に入るまで20分ぐらい並んだのだけれど、その時に某人気声優同士の結婚情報をヤフーで知る。
声優でも誰でも、ファンである異性の芸能人が結婚するのはなんだかんだでショックだろう(衝撃度は人それぞれとはいえ)。
僕らはおっさんなので(ルーペは既婚者だし)まあ祝福はできるのだけれど、もし「今日がその人のライブ」というタイミングでこのニュースを知ったら、それはそれで阿鼻叫喚だよね、なんて話をした。今日、僕らがその立場じゃなくて本当に良かった(しみじみ)。流れで結婚発覚直後にバスツアーをした人いなかったっけ?と某アイドルの話になったりもした。センシティブ。

その後、まだ時間があったので、お土産の下見をしておく。去年、来ていたのでお土産屋街の場所がわかっていたのは効率がよかった。何ごとも経験。
途中、「100人食べ100人“うまい”と言った伝説の菓子」というキャッチコピーのお菓子を見かけた。
「90%がリピーター」とか「95%が美味しいと支持」とかならわかる。
「100人食べ100人“うまい”」って言いすぎじゃないか、と。親戚が言ってくれただけじゃないか、と。せめて「99人」にしとけよ、と。なんなら「俺が101人目で“うまい”と言わない人になってやろうか」と、なぜか挑戦的な態度になってしまう(社交辞令を許さないタイプ)。
で、ひとつ買って食べてみる。
うーん、正直言うと、まあ“うまい”って言いますよ。
だから広告は嘘じゃない。お菓子が嫌いな人は別として、好きな人は“うまい”って言うだろう。
でも、なんだろう。だからといって「もう1個!」というふうに思わないのは。「負けた」ことを素直に認めたくないだけだろうか。「物は言いよう」じゃねえか、と思うからだろうか。
でも、本当、まあ“うまい”です。仙台行った方はぜひ試しに食べてみてください。

一応このお菓子です

さらに時間があるので、繁華街(西口)のほうを散歩することにする。
旅行ガイドらしきものを全く買わなかったので、どの通りがメインなのかわからないが、駅からまっすぐ伸びるアーケードを歩く(クリスロードってとこでした)。
道幅が広く、どこまでも続くアーケードに二人で感動したりする。途中、エッグスンシングスがあったりして、仙台はやっぱり都会だなーと思う。
その実、古びたスナックみたいなのが並ぶ狭いビルの地下へ続く階段を江戸川台ルーペが見つけて、どうしても行ってみたいというので降りてみた。そこは思った以上に昭和だった。
最先端の表通りと時代に取り残される地下街。地方都市あるあるな光景なのだろうか(「柏にも似たようなのあるんじゃない?」と僕は言った)。

散歩に飽きて、しばらく歩いた先にあったサンマルクカフェでひとやすみし、頃合いを見ていよいよ会場に向かうことにする。
ライブ会場である「サンプラザホール」は駅を挟んで反対側にあるので、そこから30分ぐらい歩いた。

物販が2時30分開始予定だったので、3時前ぐらいに着ければいいな、と思いつつ、なんだかんだ混むと心配なので、2時20分ぐらいに会場に着いた。
予想よりはやや少ないが、案の定けっこうな行列が。

ここで“ブレード”(=サイリウム=ペンライト)を買えなかったら、楽しみ半減どころか、ライブ中、所在なくなってしまうので、売り切れないことを祈って並ぶ。幸いにも天気予報が外れて、日差しが強いぐらいの気候だったので、外待ちが苦にならず、ありがたかった。
果たして1時間半ぐらい並んだあとに、物販にありつく。
当たり前といえば当たり前だが、サイリウムはライブを楽しむ「要」の道具だし、すでに持っているファンもたくさんいるからか、十分に用意されていて無事に入手できた。その他にTシャツとパンフレットと仙台限定キーホルダーを買う。缶バッチが入っているガチャガチャも3回分やった。
こういうところにきたら、いかにひとつでも多く行事(っていうの?)に参加して楽しむべきだと理解する。
「同じアホなら踊らにゃそんそん」というのはけだし名言だ。

それはともかく“ブレード”を手に入れた万能感はすごかった。
3800円と結構いい値段はするが、ボタンで色を変えられて、電池交換でずっと使えるのだ。都度、バージョンが違うものが売り出されるので、過去のものを含めて数種類を持っているファンもけっこういた。
今年だけでも2バージョン出ていたので、僕もそれぞれ1本買おうかとも思ったが、新参者が2本振り回すのはなんだか“調子に乗りすぎ”な気もして、1本にしておいた。
なんというか、これを手に入れてやっとファンの一人前になった感じ。
職業「TrySailファン」の「じゅくれんど」が、「かけだし」から「したっぱ」になった感が強い。

それから開場までの1時間はホール前の広場で、江戸川台ルーペがもってきたiPadで過去ライブの映像を見たり、Twitterを見たりして過ごす。
ファンの方々もそこで入場待ちをしていて、その層を見ると、中心はもちろん20代~30代の男性だけれど、本当に老若男女幅広い層がいた。法被を来たり、髪色を青く染めたりと、コアなファンもいるが、皆さん行儀がいいというか、礼儀正しいというか、そのあたり、ああ自分もこのグループのファンで良かったなとぼんやり思った。
3人の女性グループがTrySailに憧れているらしく、メンバーのイメージカラー通り、一人ずつピンクと青と黄色のコーディネートをしていて微笑ましい。それぞれ役割分担をしていて、なんとなく雰囲気も本人に合っているように見える。憧れの対象となる同性がいる、というのは素敵なことだと思う。

そんなことを考えているうちに開場時間となり、僕らはついに、初ライブ参戦に挑むことになるのだった(続く)。

ナポリタンタンタンタン

生まれて初めてナポリタンを作った。
それも3日連続。

なぜかというと、玉ねぎをいただいたからだ。大量にというわけではなく、たったの1個なのだが、それでも一人暮らしで玉ねぎ1個を消化するのはなかなか大変なのだ。
くださった方の庭で栽培した玉ねぎとのことで、生で食べるのが良いと言われたのだけど、あんまりサラダとか食べないタイプ(っていうか野菜嫌いなだけ)なので、なにをつくろうかなーと考えていたところ。

同僚に、献立の参考になると言われて『きのう何食べた?』を勧められてから録画していて、でも出てくるレシピには「梅をほぐして」とか「キュウリを入れて」とか苦手な食材を使うのが多くて実践できていない。
ただ、このドラマの中で、レシピはでてこなかったが、ナポリタンを作るシーンがでてきて、それが美味しく見えた。
ひとり暮らしのためパスタ率は高いのに、ナポリタンを作る、ということが全く頭になかった。玉ねぎをもらってきた今、そして買ったケチャップを持て余している今(調味料って一人だとなかなか減らない)、ベーコンもあるから、あとはピーマンを買ってきてナポリタンをつくろうと決めた。

ケチャップと醤油で味付けしようと決めつつ、それだけだと絶対に風味が足りないので、これまた生まれて初めてコンソメ(顆粒)も買ってきた。

で、初日。
パスタの量が多かったのと、あと玉ねぎがやや多かったせいか、いまいちバランスが悪かったが、味付け自体は狙った方向のものになった。

で、二日目。
今度はベーコンの量を増やして、野菜少なめにしたおかげでバランスは良かったのだが、今ひとつ味にパンチがない気がした。多分、これは「ソース」系のものが足りないのだろうと気づく。

そして三日目。
味付けに中濃ソースを混ぜてみた。これでほぼ、予想通り。子供の頃、喫茶店で食べたのよりちょっと美味しく、本格イタリアンに若干劣る感じの、求めていた“ナポリタン”が完成(イタリア料理にナポリタンないけどね)。
たった3回でここまでたどり着くって、隠された料理の才能が開花したんじゃないかと思った(うぬぼれすぎ)。

そして、一日おいて今朝。
まだ食材が残っていたので、朝食として4回めのナポリタン。
仕事前なのでちゃっちゃと調理したのだが、これまで3回作っているので、下準備の手際が予想以上に良くて、なにごとも経験が大事といまさら気づく。
今回は、ベーコン少なめで野菜が多かったが、それでもおとといの味を再現できたので上出来。
まあ4回作って食べた結論は、結局「コンソメが最強」という説にすぎないが。

そうやって、ようやく玉ねぎとベーコンは食べきったのだが、今度はピーマンが2個余ってしまった。これを使うためにはどうしたらいいだろうか。

またレシピを考えなければならなくなってしまっている。

三食カレー

無性にカレーが食べたくなるときはないか?
俺にはある。

俺は基本、朝食を取らずに会社へ行くのだが、最近は出勤途中で、超絶お腹がすくので、コンビニでパンを買って、朝職場で食べる習慣がついてしまった。
食べるパンは基本「ウインナーパン」なのだけれど、今日は、どこのコンビニでも売っている“いわゆる”マヨネーズとウインナーのパンが売り切れていたので、代わりに「あら挽きウインナー&カレー」というものを買ってみた(ちなみにローソン)。

いつものウインナーパンがカレー風味になっているのかと思いきや、その名の通り、カレーパンにウインナーが入った代物で、ここで若干、俺のカレースイッチが入ったようだ。

社食で昼食を取る場合、あまり食べたいものがないなら「たぬきそば」を選ぶんだけれど、今日はポークカレーを頼んでみた(スイッチ入ってるからね)。
社食のカレーはほとんど食べたことなかったが、食べてみての感想は「これ、俺が学生時代にしょっちゅう食べていた学食のカレーと同じ味だ」ということ。
多分、缶に入ったルーで作られている奴で、けっして美味しくはないのだが、安心する味なのだ。学生のときは、ノーマルのカレーか、たまに贅沢してカツカレーという昼食ばかりだった。
どこかノスタルジックな気分になると同時に、当時、朝昼晩と13食連続でカレーを食べた思い出を思い出す(14食目はカレーパンだった)。

そして夜は、先日、実家に帰った際にもらってきた牛肉の煮たもの(佃煮っぽいやつ)とレトルトカレー(ミニサイズ)で、“エセ”カレギュウをつくって食べた。カレギュウっぽさは少なかったが、美味しくいただいた。

そんなわけでカレースイッチが入った今日は3食カレーで済ませたのだった。
とはいえ、カレーパン、社食、レトルト、とかなりのB級ルートではあったが、それでもそれなりに満足できちゃうのはカレーの万能さか、単に俺がカレー好きなのか。
しばらくいろんな種類のカレーが食べたいな、と思ったりもしているので、まだスイッチは切れていないようだ。

それにしても、なんか“超”美味いカレーが食べたくなった。
欧風でも、インドカレーでもいい。
どこかいい店を探そうと思う(スイッチが切れる前に)。

C級ワイン探訪記『チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン』

しばらく前に、この原稿の骨子は書いていたし、正直言うと、なんどもこのワインは飲んでいる。

愛飲しているだけに、レビューをして、他のワインと比べるという行為に客観性をもたせられるのか。
また客観性をもたせた結果、このワインの魅力が「勘違い」だったのではないか、と悩んだりした(大袈裟)。

もう一点、これをもって連載(というかブログネタ)をひとつ失ってしまう、ということが、なんだかんだで寂しかったりするのだ。
とはいえ、始まったものは終わらせなければいけない。すべてがそういうわけではないけれど、同じ形で物事をずっと続けていくというのは難しいことなのだ。

話がズレた。

そんなわけで、C級ワイン探訪記の最終回は、満を持して「チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン」である。

このワイン、甘みはあまりない。ほのかな甘みはあるが、辛口といっていい。
個性としては、その濃さ。C級ワインの中でもこの濃さはそうそうない(カルロロッシのダークは匹敵するかも)。
そしてこのワインが優等生だと思うのは、適度な酸味があるのと、果実味がしっかりしてること。そして、例の「薬品のアルコールっぽさ」がほとんどないことだ。
いわゆる「ハウスワイン」っぽさがない。それよりも上等な味わいがする。395円でこの味に出会ったときはびっくりしたものだ(そしてこの連載に至る)。

さて、マリアージュの話。
あいかわらず“我らが”マクドナルドのメニューと合わせてみた。
普通のポテトとはそうでもないが、ケチャップをつけたポテトと良く合う。ワインに甘みが少ない分、ケチャップの甘みを引き出してくれる感じ。
また、同様にチキンナゲットのマスタードソースも、その中の甘味をひきたててくれるので良い。
ちなみにマスタードをつけたポテトはまあまあ(やや残念)。まあいかに「チュカロ カベルネ」とはいえ万能ではないのだ。
そして、チーズバーガーと合わせてみるが、これもバッチリ。
同じ「チュカロ」のメルローが、ポテトやナゲットには合うのに、チーズバーガーと合わなかったのに対し、カベルネ・ソーヴィニヨンはチーズバーガーにもちゃんと合う。

結論 「マックと合わせるとき最高のワイン」。

そして、それは、この連載における結論でもある。
つまりこの連載は「マックと合わせるのに一番いいワインなーんだ?」の答えを探す旅だったのだと思う。

もちろん、もっと良いワインであれば、マックだろうが、ビーフストロガノフだろうが、車海老のテルミドールだろうが(高級そうなメニュー言ってみただけだがレパートリーが貧弱だな)、きっと美味しくいただけるのだろう。
だけれど、マクドナルドという“キング・オブ・ジャンクフード”(褒め言葉)に高級ワインを合わせるなんて、贅沢がすぎるというか、趣味が悪いと思うのだ。
そういう意味で、価格的にもマクドナルドに釣り合い、しかもお互いの味わいを引き出せる最良の関係を探すことが、この「C級ワイン探訪記」の目的だったのだ、と今、改めて感じている。

実を言えば「カルロ・ロッシ ダーク」も気に入っていて、僕は最近この2本を交互に常飲しているのだが、価格のより安い、そして何より“キング・オブ・ジャンクワイン”として、僕のオススメは「チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン」としておいて、この連載は終了となる。

いままでご愛読ありがとうございました。

次は「C級ワイン探訪記 白ワイン編」(チーズバーガーの代わりにフィレオフィッシュを合わせる)でお会いしましょう!

DATA:
チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン
チリ産ワイン
購入場所 西友
価格 395円(税抜)

C級ワイン探訪記『カルロ ロッシ ダーク』

「カルロ ロッシ」という名前からすると、イタリアワインっぽい感じもするが、カリフォルニアのブランドだそうだ。

このブランドは日本でも何年も前からデイリーワインの定番で、一時期よくCMを見かけた覚えがある。
以前に飲んだことがあるものの、とくに印象がなかったのだが、今回「ダーク」というものがあったので、購入してみたのだ。
購入前に気になったのは、瓶ではなくペットボトルなこと。そのあたりにチープさを感じるが、ペットボトルワインがどんなものか、ということの検証も含めて買ってみることにした。
ぶどう品種の記載はないが調べてみたら、ルビー・カベルネ、バルべネ、テンプラニーリョのブレンドのようだ。

また、「カルロ ロッシ」は前述の通り、ぶどうの産地はカリフォルニアなのだが、原産国名はオーストラリアというかわった経歴で日本に輸入されているのだ。
ルビー・カベルネはカベルネ・ソーヴィニヨンとカリニャンの交配種、バルベネはイタリア、テンプラニーリョはスペインの品種らしく、それもまたワールドワイドな感じがするが、カリフォルニアのぶどうをオーストラリアでワインにしているのだろうか(どういう経緯かまでは追いかけられなかった。ご存知の方、教えてください)。

さて、まず単独で飲んでみると、いままでのC級ワインと味わいがだいぶ違う。
一番は濃さの違い。他のワインに比べて格段に濃い印象で、口に含んだ途端にひろがるぶどう感が強い。いわゆる“まぜものアルコール感”が若干あるものの、濃さが勝つのでほとんど気にならない。甘みが強く、酸味少ない。単純に美味しい。
ただ、単独で飲み続けるとなると、味が強すぎる。それはフルボディだからだろうけれどね。ちょっとしたおつまみ(チーズとかおかき)とともにじっくり飲みたい。

さて、マリアージュだが、マックフライポテトそのままだとワインが勝つ(もうこの企画、マックとしか合わせてないな)。ケチャップつけたポテトでイーブン。ケチャップの甘みで、ワインの甘み(果実味)がひきたつのだ。
なんかマリアージュというよりはデュエルな感じもする。お互い「負けられない戦い」をしているような感じ。

チキンマックナゲットそのままだと相性はいまいち。マスタードのナゲットと一緒だと美味しい。
ここから推察するに、酸味と甘みのある味付けのものと合うはずだ。
ワインの甘みがひきたってワインがより進むし、飲んだ後、食べた食材のうまみを後追いで感じられる(ちなみに、マスタードソースをつけたポテトとはまあまあ)。

で、今回、マリアージュする目玉は、新発売の「グランドビッグマック」だったのだが、これがびっくりするぐらい“普通”だった。
グランドビッグマック自体も、まあ「大きくなったビッグマック」以上でも以下でもないのだけれど、一瞬「奇跡のマリアージュ」を期待してしまった自分がいたのだ。ハードルを上げすぎたのかもしれない。

さて、そうやって飲んでみた「カルロ ロッシ ダーク」だが、これには後日談がある。
このブログを書くために、記録しながら飲んだのが4月の半ば。
でも、そのあと、このワインの味が忘れられずに2本ほど買って飲んでいるのだ。実はこのブログを更新している今も飲んでいる。
つまり、このワインは僕にとって「お気に入りの1本」になったということだ。

で、いちおしC級ワイン「チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン」に勝っているのかどうか、ということだけれど、これは次回まで持ち越しとさせていただこう。
次回「チュカロ カベルネ・ソーヴィニヨン」について、他のC級ワイン同様のレビューで、比較してみることにする。
そして、それが「C級ワイン探訪記」シーズン1のラストレビューでもあるのだ。

次回、刮目して待て!(大袈裟)

DATA:
カルロ ロッシ ダーク
オーストラリア産ワイン
購入場所 サミット
価格 468円(税抜)

C級ワイン探訪記『コアライフ シラーズ/カベルネ』

安旨ワインの定番といえば、今やチリワインにお株を奪われた感があるが、少し前だったらオーストラリアワインだった気がする。
ちなみに最初にコルクではなくスクリューキャップを採用したのはオーストラリアとのこと(『ワイン一年生』より)。

さて、そんなオーストラリアのワイン。「イエローテイル」のように1000円以下のワインはけっこうあるものの、500円以下のC級となるとなかなか難しい。そんな中みつけたのが、コアラのラベルの「コアライフ」というワイン。

フランスのシラーというぶどうと同じ品種ながら名前が違うシラーズと、カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたもの。ミディアムボディなので重すぎず、飲みやすい。渋みはややあり。どことなく品がある味わいで甘みは少なく酸味が強い。
単体で飲むと、低価格ワインの定番みたいな、「ハウスワインの赤」と頼んだら、これがでてきそうな感じ。

「シラーズはシラーと比べると、スパイシーさ、土っぽさがエスカレートして、本当に野性的に育てられている感じがします」(『ワイン一年生』)というように、たしかに「土」っぽい。飲み口もこう、強い(ストロングな)印象。
僕にはちょっと甘みが足りない。果実味というかぶどう味が足りない気がする。

さてマリアージュ。
今回はマックではないのだ(このブログ読むとマックかケンタかしか食べない人と思われてるかもしれないが)。
合わせたのは、まず「砂肝スパイシー炒め(ガーリック風味)」。これはサミットで売っているお惣菜だが、単体で食べても美味い。
サミットの惣菜は“ちゃんとしている”率が高いのでオススメ。中でも、こういうちょっとしたおつまみは、他にも焼豚、レバー煮込みが美味いです。

話がそれた。マリアージュの話だ。

これは合った。ベストマッチではないが、系統が合う感じ。
単体ではほとんど感じない甘みが、砂肝スパイシーの塩辛さにひっぱられて、ワイン自体の甘みを引き出してくれる。
ここから考えると、このワインにはステーキとかガツンとした牛肉に合うはずだ(オージー産だから?)。
それからここ最近の定番おつまみポパイエッグと合わせると、ベーコンとの相性が一番合う。そこから考えるとやっぱり肉系と合うワインのようだ(今回こそマックと合わせるべきだったのかもしれない)。

さて、今回はボロネーゼを作って合わせてみた(レトルトのを温めただけだけどね)。
どんな赤ワインでもボロネーゼとは合うだろうと思っていたのだけれど、予想以上に合わなくて戸惑った。肉と合うはずのワインがトマトソースと合わない模様。これはちょっとした発見でもある(僕が浅はかなだけか)。

というわけで、マックと合わせれば評価が上がったかもしれないワインだけれど、僕の好みではなかった。
ただ、前述のように「ザ・ハウスワイン」的な味わいなので、そういうのが好きな人にはいいのかもしれません。

DATA:
コアライフ シラーズ/カベルネ
オーストラリア産ワイン
購入場所 サミット
価格 498円(税抜)

C級ワイン探訪記『チュカロ メルロー』

このシリーズは、「チュカロ」というブランドのカベルネ・ソーヴィニヨンが395円なのにやけに美味い。それを超える同価格帯のワインはあるのか、というところから始まっている。

今まで飲んできた中で、まだこのワインを超えるC級ワインは見つかっていないのだが(高尚なことを言っているようで実際はかなり侘しい発言)、では同じ「チュカロ」ブランドではどうなのか。
このブランドには他にメルローとカルメネールが出ているので(白だとシャルドネがある)、今回はメルローと飲み比べてみる。

飲んだ第一印象は“甘い”。
メルローといえば、エグみが強いイメージだが、飲み口はさらっとしている。なので「これメルローなの?」と思ってしまう、ちょっとかわった印象を持つ。それから少しの苦味。
それからC級ワインお決まりの“混ぜもの”っぽさというか、薬っぽさがある。
口に含むと甘みがぐっときて、次に酸味(薬っぽさ)を感じ、そのあと渋みに変わる。

さて、マリアージュ。今まで飲んだワインの中では、一番、そのままのマックフライポテトに合う。
それからナゲットでも、なにもつけないナゲットにも、マスタードソースのナゲットにも合う。
また、韓国土産でいただいた韓国のりも食べたのだが、これにも合った。

シンプルな味付けのものにも合うというのは、他になかなかない特徴。裏ラベルに「どんな料理にも合わせやすい」と書いてあるのは確かだ。なので、とりあえず1本おいておけば、何を食べるにも困らないワインかもしれない。
ただ、意外なことにチーズバーガーとはイマイチ合わない。ケチャップをつけたポテトには合うので、ケチャップ系に合わないわけではなく、肉系に合わないのかもしれない。

難点を言えば、単体で飲むには少し物足りない感じはする。
有能だけれど、特出した部分がないという点では、ガンダムでいえばザク。ドラクエでいえば、どうのつるぎといったところ。
カベルネ・ソーヴィニヨンには劣るけれど、チュカロブランドはやっぱりコストパフォーマンスが高いと感じるメルロー。

おそるべしチュカロ。
カルメネールも飲んでみよう。

DATA:
チュカロ メルロー
チリ産ワイン
購入場所 西友
価格 395円(税抜)

C級ワインレビュー『タヴェルネッロ ロッソ』

チリワインが続いたので、たまには旧世界のワインを。

ワインの本場、イタリア産のワイン。
イタリアワインにもC級ワイン(500円以下のワイン)が売っているのだ。

さて、このタヴェルネッロ。イタリアでの年間販売量がNo.1のブランドとのこと。ボトルにぶどう品種の記載がなくて焦ったが、調べたらサンジョベーゼだった。

サンジョベーゼは、イタリアワインとして有名な「キャンティ」でよく使われるそうで、「チェリーっぽさがしっかり、渋みはカベルネ・ソーヴィニヨンよりやさしく、酸味はピノ・ノワールよりやさしい、バランスの取れた味」(『ワイン一年生』)。ライトボディということもあって、軽い口当たりで今までのんだC級ワインの中でも最高に飲みやすい。
エグみがひとつもなく、品のよいぶどうジュースのような印象。ただ1杯目の半分くらい飲んでいくと、いわゆるC級ワインにありがちな若干のまぜものアルコール感はある(定番の表現)。
ただそれを差し引いてもとにかく飲みやすい。

マリアージュとしては、ほうれん草とベーコンの炒めたところに目玉焼きを落としたもの(昔「ポパイエッグ」という名称で居酒屋メニューであった。最近の僕の定番おつまみ)、フライドチキン(ケンタッキー)、カーネリングポテトそしてローストチキンサンドと一緒に飲んだのだが、これらの中にはピンとくるものがなかった。お互いに殺しもせず生かしもせずといった感じ。
濃いめの味のものと合わせるのが良かったのかもしれない。
余談だが、ケンタッキーのローストチキンサンドはものすごく期待していた分、思ってた味よりもさっぱりしていて残念。もうちょっとタレの味が濃いと良かった。
これまでC級ワインにはマックを合わせ続けてきたのだが(偶然です)、やはりこういう安いワインとマリアージュするならマック一択なのだろうか。
もしくはイタリア産の赤ワインだからトマト系を入れるのが良かったのかもしれない。研究は続く。

ただただ、まさに日々、デイリーに飲むには良いワイン。
好みで言えばやっぱりチュカロのほうが僕は好きだが、たとえばテレビを見ながら、本を読みながら、ゲームをしながら飲むのにはこちらのほうが合うようにも思う。

全然こまかいことはわからないけれど、ワイン大国イタリアでデイリーワインとして飲まれているという理由はわかった気がする。

 

DATA:
タヴェルネッロ ロッソ イタリア
イタリア産ワイン
購入場所 西友
価格 498円(税抜)

C級ワインレビュー『サンタ メルロ/カベルネ・ソーヴィニヨン』

前回に引き続きチリワイン。
ただ単独のぶどう品種を使用したものではなく、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドもの。正式名称は「サンタ バイ サンタ カロリーナ メルロ/カベルネ・ソーヴィニヨン」(長い)。

チリのような「新世界」という地域(新興のワイン国だと思ってください)のワインは単一品種のものが多いが、ブレンドもあるのだ。チリワインのブレンドは飲んだことが(記憶の限りでは)なかったので、試しに購入してみた。
チリワインは日本での輸入量が第1位とのこと。だからこういうブレンドものも輸入されてくるんだと思う。

飲んだ第一印象はコショウのようなスパイシーさ。
甘さはほとんど感じない。酸味が少なくスッキリしているが、遠くのほうで、前回も書いたようにC級ワインにありがちな“混ぜものアルコール感”はする。
「チリのメルローは甘くないが酸味もほとんどない」と『ワイン一年生』にも書いてあったのでブレンドとはいえ、メルローの特徴が多く出ているのだろう。メルロー単一ワインよりも飲みやすい。

食事とのマリアージュ(改めて書くと、この言い方恥ずかしいな)としては、ポテト(おなじみマックフライポテト)と合う。しかもケチャップ付きのポテトに抜群に合う。
他にも、味の濃いめのものとあう結果に。ナゲットならそのままの味よりもマスタードソースをつけたほうが合うし、当然ながらチーズバーガーとも抜群に合う(前回と同じ物食べてるのはご愛嬌)。

前回のワインメーカーズチョイス(WMC)のメルローと同格で、チュカロのカベルネ・ソーヴィニヨンには負け、といった感想だが、WMCとの違いは食事時以外でも、ただの「飲み物」として飲みやすいという点。
とくに甘さがないところがグングン飲める(危険)。ジン系の甘みのないカクテルのような飲み口で、ラベルにも「ブラックチェリーやプラムのリキュールを思わせる」とラベルにも書いてあるように、ワインが苦手でも美味しく飲める気がする。

そんなわけで、食事時以外にも楽しめるし、単一品種のワインに飽きたころにローテーションに入れると良いワインかもしれない。

DATA:
サンタ バイ サンタ カロリーナ
メルロ/カベルネ・ソーヴィニヨン
チリ産ワイン
購入場所 サミット
価格 498円(税抜)