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降りきる

木を降りる話を書いた

これはすごく個人的な、そしてとても抽象的な話だ。

今日、木を降りきって大地に立った。
3m上から見たら、ぺんぺん草も生えてないような荒廃した土地に見えた。
2mになって見たら約束の大地に思えた。
1m上からだと近すぎてよくわからなくなった。

そうしてようやく大地に足を踏み下ろした。

そこには希望があった。
決して優しい甘美な土地ではないけれど、絶望するような景色ではない、慣れ親しんだ大地だった。

ご心配をおかけした関係各位の皆様、どうやら大トンネルからは抜けられそうです。

自分がこれまで頑張ってきたことが報われた気はする。
だから、目の前のことやっぱり頑張り続けるしかないんだよな、と改めて思う。
それから、期限を切って進んできたのが良かったのかもしれない。

自分の悩みを話して「明けない夜はない」と何人かの人に言われた時、そんなことは信じられなかった。
口では言ってられるよ、とも思った。
でも、少なくとも、今回は夜が明けた。

だから、僕も悩んでいる人がいたら言いたい。

「明けない夜はない」と。

あとは自分次第なので、これからも目の前のことを一生懸命やっていこうと思う。

ウルフ

高橋由伸監督が辞任するそうだ。

巨人逆指名からの日テレ女子アナと結婚。背番号は中畑譲りの24番。松井とともにクリーンアップを務め、優勝にも貢献。そして現役引退直後に監督就任。

そうなんだけどなー。
経歴は華々しいのに巨人の選手にしてはちょっと地味な印象を受ける。
それはきっと「巨人の」という看板のほうがデカく思えるからだ。巨人に“囲い込まれた”野球人生だったように思える。

そして長嶋監督がつけたニックネームが「ウルフ」。
なぜ「ウルフ」だったのか、それは長嶋さんしか知るよしもないが(インターネッツによると、チャンスに強い説と、犬に似てるから説があるようです)、「ゴジラ」のように定着しなかったし、「ウルフ」って呼ばれてもピンとこない。

僕は巨人ファンじゃないが(アンチというほど嫌いでもない)、まだ現役を続けたかったのに人材不足で、仕方なく引退→監督という道を選んだという噂を聞いたときに、ちょっと同情したりもした。
慶応から巨人に入ってスター選手になっても、人生思い通りにいくわけではないのだろうか、と。
苦労のほうが多い野球人生だったから、華やかな経歴も地味に見えてしまうのかもしれない。

こういう形で監督を辞めたわけだけれど、王さんのように、外に出て花開いた監督もいるから、もう一度どこかでチャレンジしてほしい。
巨人以外の監督になったら、ちょっとだけそのチームを応援したいと思う。

お疲れ様でした。

ノーベル賞受賞

ノーベル医学・生理学賞を日本人の本庶佑 京大教授が受賞した。

ノーベル賞受賞の研究はレベルが高すぎて、僕には研究自体やその成果がどれだけすごいのかイマイチわからないものが多い中、ガンの新しい治療法を作った(ざっくり言ってますから、厳密には違ってたらゴメン)というのが、僕でもわかりやすくていい。
現にこのオプジーボでガンが完治した人もいるそうなので、なおさらわかりやすい。

本当は、ネットでひとり歩きしている発言の「教科書に書いてあることはたいてい嘘」とまでは言ってなかったり(実際は「教科書に書いてあることを信じないこと。、常に疑いを持って『本当はどうなっているのだろう』と。」とおっしゃって探究心の大切さを語っている)、ジェームズ・アリソン テキサス大教授(この人は「ヤーボイ」という抗ガン剤を生み出す研究をした方らしい)と同時受賞だったりするのが語られない報道姿勢にいささか異議を申し立てたくなるが(逆に「報道をそのまま信じないこと」という皮肉になっているな)、本庶教授の偉大さは変わらない。

ガンもいずれは結核同様、不治の病ではなくなるのだろうか。
世の中は色々変わっていくのだ。

気がつけば10月

台風はすごかった。

直撃じゃないのにこの風の強さはなんなんだ!?と、なかなか寝付けないぐらいだった。でも、前回(21号)のときに比べて被害が少なかったようでなによりだろう。

そして、この真夏日。
今日、もう10月突入してるのに。

体調崩さないでいるほうが難しいだろう。
若干、風邪気味な感じ(わりとそれがデフォルトだが)。

そんなわけで、一気に疲れがでた週初め。
今週はハードウィークなのだが、乗り切れるのだろうか。

わすれんぼ

バチェラーの話を書いた時に、合わせて書こうと思っていたことがある。

テレ朝の松尾由美子アナが指揮者の川瀬賢太郎と結婚した話だ。

松尾アナは、昔「内村プロデュース」にスポットで出た時から可愛いと思っていたし、毎朝見るのは「グッドモーニング」なので、おめでたいと思う反面、寂しい思いもあるのが正直なところ。
でも、指揮者かー。うーん指揮者って人気者だしなー、しかも年下だしなー、うーん。
結婚って難しいものだと思うが、とにかくお幸せに!

という感じで「バチェラー」と関連させて書こうと思っていたのに、すっかり忘れていた。
だいたい見てもいない「バチェラー」の話題を書いたのは、どちらかというとメインに、この松尾アナ結婚の話を据えようと思っていたはずなのに、なんて忘れっぽいんだ!と自分不信になった。

なので、マリオカートのブログでは、ちゃんとクッパ姫に言及することを忘れないようにメモって置いたよ。

年配の人が「あー、忘れっぽくなったよー。歳とったなー」とか言うのはわかるけど、若くても忘れる時は忘れるのだよ!
多分、色々なことに神経を行き渡らせすぎなんだと思う(良くも悪くも)。

と弁解してみたけど、「そんな若くもないだろ?」と言われたらグウの音も出ないアラフォー世代。
リマインダー必須になってきたな。

最強法務部

マリカー裁判で、任天堂が逆転勝訴した。
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1145230.html

まあ当然だよなー。これがOKならキャラにタダ乗りし放題だもの。
「マリカー」という名称の裁判では勝ってないようだけれど、まあ「マリカー」という名称はどう考えても「マリオカート」を連想させるし、一番ダメな点はコスチュームレンタルをしていたことだろう。マリオたちのコスプレで公道を走れるってそんなフォトジェニックなことできるなら、このSNS時代、人気出るに決まってるじゃん。

逆に言えば、人気になりすぎたから任天堂最強法務部に目をつけられたということだろう。外国人とか絶対写真に上げるし、マリカーのホームページ見ると(訴えられた会社と同じかどうかはわからないけれど)、英語の説明がされていて、そもそも外国人相手の商売をメインにしていたようだ。

マリオ人気は海外でも高い。でも、海外でこういう案件はないので、結局、日本ならではの商売なのかもしれない。それはマリオが産まれたのが日本だから、ということではなく、それだけ日本は著作権に甘いんだと思う。

というか、ある程度は寛容なんだよね。それは同人誌文化があるから、ということかもしれない。同人誌の存在を、公式にお伺いをたてたら、絶対にNoと言わざるを得ないけれど、それでオリジナルの人気が上がるのであれば、いいでしょう、と大目に見ている部分があるからだ。
それはファンへのお目溢しという点もあるだろう。

マリカーはちょっと商売っ気が強すぎたんじゃなかろうか。
初めは「マリオカートが実際の公道でできたらいいね!」という純粋なファンの思いだったのかもしれない。でも、コスプレ貸してお金取って、になっちゃうと、それってマリオカートへのリスペクトよりも儲け主義のほうが勝ってるように見える。
任天堂も、細々とこういう活動している分には静観していたんじゃないの?と思ったりする(まあ事故が多発するようなら考えるだろうけどね)。

さて、任天堂関連では、今「クッパ姫」が話題だ。
なんか公式の見解を求める人もいるようだけれど、これは放っておいたほうがいい案件だと個人的には思う。
人気男性(クッパも男性とみなす)キャラの女性化って今に始まったことではなく、オタク界隈では昔からけっこうな人気がある。今まで、クッパがその対象だと気づかなかっただけだ。
だから、これはこれで営利目的にならない程度で盛り上がっている分には、任天堂は静観するんじゃないかと思う(次のコミケでは薄い本出るんだろうなー)。

オリジナルより同人誌のほうが儲かっちゃうみたいな逆転現象は、前から問題にはなっているから、オリジナルを越えちゃうようなアコギな商売は目をつけられるし、今はネットで拡散されちゃうから、純粋なファンの楽しみと商売の見分けがつきにくいけれど、その辺りの匙加減が絶妙な企業はファンに愛されるし、ファンも節度を守って二次創作すべきだろう。
それが健全なコンテンツの発展を促すと思っている。

作品あってのファンだし、ファンあっての作品なのだ。

バチェラッチョ

「バチェラー」のカップル破局したそうだ。
バチェラー2代目カップルが破局 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6298301

僕は「バチェラー」もそうだけど、「あいのり」やら「テラスハウス」やら、恋愛リアリティ的バラエティ番組を一度も見たことがない。
でもこの「バチェラー」は、そのチャラさというか、ウェイウェイした感じの宣伝だけでイラッとしたので、他の奴よりもすごい印象深い(シーズン1のCMだけどね)。

内容としては、お金持ちの独身イケメンの恋愛対象となるべく選ばれた20名ぐらいの女性たちが、イケメンのハートをゲットするためにデートという名の熾烈な戦いを重ね、最後に彼から選ばれたら勝ちというもの(超、雑な説明)。
説明を書いているだけで 虫酸が走る 大変心を乱されるわけだけれど、一回も見たことのない立場で言わせてもらえば、まあ所詮はバラエティだから、残っていく女性も、合間のやりとりにもある程度演出(という名の脚本)があるんだろうなとは思う。

で、晴れて恋人の座を手に入れたものの、今回破局したとのこと。この二人はシーズン2のカップルらしいが、シーズン1でもダメだったそうで、連続破局っていうのは番組の趣旨として大打撃じゃなかろうか。
でも、そこをあえてちゃんと発表するのは偉い(言わないで外部からバレると印象悪いから先に言ってしまえということかもしれないけどね)。

でも、だからといって「ざまあみろ」とか「ホラ見たことか」という思いは全くない。
もちろん思い入れがないのも一因だろうが、「そりゃそうだよね、結婚となるとそんなゲームみたいなデートで一緒になって楽しかった、じゃ決められないよね」っていう現実感があるからだ。
その部分一点においては、この話はリアルだなーと思う。

もっとお互いが若かったり(初代のバチェラーが36歳、2代目が35歳)、玉の輿ありきじゃなければ結婚まで行くこともあるだろうけどね。
結婚ってやっぱり勢いなんじゃないかな、と思ったりした(経験ないのに)。勢いに任せにくくなるから、遅くなればなるほど結婚しづらくなるのだと思う(これは経験している、っていうか経験中。ウルサイヨ!)。

全然、興味のない、どちらかというと好きじゃない番組のニュースで、そんなことを考えたりした。

疲れてるんだと思う(早よ寝ろ)。

全知全能チャリ

今日もレンタサイクルを使ってみた。2回目。

前回書いたかもしれないが(あえて読み返さない)、乗ってる時の“万能感”がすごい。
なんというか「この道は俺の道だ!」みたいな感情が湧き上がってくる(危ない人っぽいな)。

だからといってスピード上げたり、逆走したり、マナー違反はしないんですよ。立ちこぎもしなければ、止まれでちゃんと止まる、歩道は徐行、というふうに、この地域で5本の指に入るぐらいの安全運転してるはずだ。
それでも、この万能感。
おそらく、自分の状況をコントロールできている、という錯覚をするのだろう。車を運転してる時には全くそういう感覚ないんだけどね。自転車ならではなんだろうか。

自転車乗りの人たちって、走る行為そのものではなく、こういう感覚を楽しんでるのかな、と思ったりした。昔、毎日乗ってた時には感じなかった感覚だけれど、歳をとってわかってきたのか、それともたまに乗るからなのだろうか(あとアシスト付きで、グウィンって押される感じがするからなのか)。

次、乗った時にもう一度考えてみよう。

ちちん…と言ったら

西武線沿線に住んでいるので、土屋太鳳が出ている西武鉄道の宣伝を車内でよく見かける。

土屋太鳳が「ちちんぶいぶい」と歌いながら、秩父の名所を紹介するアレだ。
「アレだ」って言われても西武線沿線の人じゃないとわからないかもしれないので動画のリンクをしておこう。

これだ。

先日、友人が「土屋太鳳って不細工ですよね」って言って(彼は土屋太鳳好きではあるが)、いやいやいやいや、土屋太鳳が不細工って今までどんだけ美人見てきたんですか!って強めに突っ込んでおいたんだけれど、確かに超美人ではない(結果的に失礼)。でも、感じの良さが顔に出ているっていうか、好感の持てる可愛さがある。
いや、それでも芸能人ですから!女優ですから!その本当のところはわからないけれども、彼女が日本女子体育大出身ということもあって「しっかりした誠実な人」という印象がある。
ドラマ『IQ246』は凡作だったが、「体育会系で実直、でもマヌケ」というキャラがすごく嵌っていて、土屋太鳳目当てに見てた。

で、ついつい車内で流れる宣伝動画を見てしまって、この「ちちんぶいぶい」のメロディが頭の中で再生されるくらいに洗脳はされてきたんだけれど、ここでふと、「あれ?ちちんぶいぶいって言う宣伝、他にも誰か言ってなかったっけ?」と思ったのだ。
あったよね、昔。

これだ。

シュワルツェネッガーだった。
奇しくも同じ体育会系。

このCMが1991年だったようなので、四半世紀経って、土屋太鳳にちちんぶいぶいのバトンが渡ったわけだ(ウソつけ)。

それにしても、あまりにも「ちちんぶいぶい」の印象が強くなってしまって、この言葉の元が「ちちんぷいぷい」だってことに一瞬自信がなくなってインターネッツ(最近大活躍)で検索してしまった。
合ってた。

だいぶ洗脳されてるな。

昔の名前が出ています

神宮寺三郎をご存知だろうか。

知っているという人は昔からのゲームファンだと思う。

登場したのはファミコンのディスクシステムで発売されたアドベンチャーゲーム「新宿中央公園殺人事件」だ。当時は「ポートピア連続殺人事件」が流行った後だったので、似たようなコマンド選択式のアドベンチャーゲームが数多く出ていた。
ファミコンは子どもやるもの、という前提でフォロワーがでたせいか「さんまの名探偵」や「消えたプリンセス」、「プロ野球?殺人事件」のようなコメディチックなものが多かった中で(「ポートピア〜」はパソコンからの移植だった)、ひときわハードボイルドな雰囲気を持った探偵ゲームだった。

僕もこの「新宿中央公園殺人事件」はディスク書き換えで購入してプレイしたのだけれど、クリアすることはできなかった(でも音楽は覚えている)。神宮寺三郎は時々「たばこすう」というコマンドでタバコを吸って推理して、物語を進めるのだが、その必然性を思いつけなかった当時の僕に大きな敗因があったようにも思う。
行き詰まったらタバコ吸おう、という感覚がなかったのだ。

今もシリーズが続く人気のキャラではあるが、その神宮寺三郎、今度の作品では、大学生時代が描かれるらしいのだけど、そういうのいる?求めてる人いる?そういう「古畑中学生」みたいな話いる?

神宮寺三郎がそこまでのキャラじゃない、というつもりはない。また、1本のゲームの中にオムニバスな話が入っていて、過去のエピソードがある、ならわかるんだけど、単独で出すのはどうなんだろう。
それだったら他の探偵キャラ作ればいいのに、と思う。

というのは、アドベンチャーゲームってクリアするのに時間がかかるし、もっといえばクリアしないと達成感がものすごく低いジャンルなのだ。
全てのゲームがクリアされるわけではない。でもアクションやシューティングなら、その過程というかプレイすること自体が面白ければ、クリアできなくても「面白かった」という印象は残る。それとロールプレイングゲームでも、戦闘が面白かったとか、途中のあのエピソードが面白かった、という思い出が残る。

でも、テキストアドベンチャーって(オムニバス形式でない限り)、「面白かった」より「クリアできなかった」っていう印象しか残らない気がするのだ。

クリアできなければ、その名探偵ぶりの印象は残らない。
神宮寺三郎はゲーム業界での知名度は高いけれど、実際にどんな事件をどういうふうに推理して解いたか、「名探偵」としての彼を知っている人はものすごく限定されているだろう。
その神宮寺三郎の“若き日の”登場を求めているのは、本当にコアなファンだけだと思う。

製作者の神宮寺三郎愛はわかる。わかるし、新しいキャラを作るよりも、少しでも親しみのあるキャラを登場させて売上をあげたい思いもわかる。ゲームはやってもらって(買ってもらって)ナンボだからね(立ち読みもレンタルもないし)。

でも、せっかく新しいアドベンチャーゲームを作るなら、「今ある名前」に頼るよりも、新しい名探偵を誕生させてほしいという気持ちがあるのだ。
多分それは僕が神宮寺三郎ファンではないからだろう(好きだけどね、神宮寺三郎)。

と、ここまで書いてきて、ネットで調べてみたら(最近こういうの多いな)、「神宮寺三郎シリーズ」は携帯アプリでいくつかの作品が配信されていたそうだ。

だから僕が思うよりも「名探偵」として幅広く知られているのかもしれない。

こうやって書いた以上は、若き神宮寺三郎が登場する「ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ」、やってみようかな(もうタイトルからして僕が知ってる神宮寺三郎が出る奴じゃないよな)。