昨日29日の話の続き。
夜に阿佐ヶ谷LoftAで開催した「クレナンデス」というトークイベントに行ってきた。
コロナ期にYouTubeを観ていたら、何かのきっかけで(多分宮台真司関連の動画からだと思うが)ラッパーのダースレイダーという人を知り、話してる内容だけでなく、その語り口にもファンになり、そこから始まった芸人 プチ鹿島との「ヒルカラナンデス(仮)」を欠かさず見るようになった。
今回のような有料のリアルイベント「○○ナンデス」シリーズはこれまで配信で観てきたのだが、会いたい人には会える時に会っておくべき、と今回初めて現地参加してきた(ちなみにジャーナリストの畠山理仁師匠を知ったのもこの配信がきっかけだったし、会いたいと思って今年会えた)。
さらにこのクレナンデスは、僕の好きなラジオパーソナリティ 荻上チキがゲストなので、この機会を逃したらいけないと思ったのだ。
さて、(雑貨店じゃないほうの)Loftという地に足を踏み入れるのも初で、完全におのぼりさん状況。開始30分前に行ったらもうほぼ席埋まってた。配信で見た印象より舞台は狭く、逆に客席は縦長で広い。地下というのも手伝ってアングラ感が強い。
最初から配信を追ってたのだから自分も「古参」の部類なんだろうが、リアル参加未経験者にとって、会場にいる人たちのエネルギーはすごい。自分の「ふるまい」が正しいのかどうか、腰が落ち着かない感じ。「好きな対象は同じなんだけど立ち位置がわからない」というこの感じはトラセのライブの初期で味わってるんだけど、いつものように相方がいないというのはとても心細いものだと痛感。
ただ、会いたいと思う人、生で見たいという人は、行けるときに行くべきなのだ。今日ここにくることも迷ったけれど、本当は「次がある」なんて保証はなにもないのだから、逡巡せずにやったほうが良いのだ。
そして始まったライブ。
ダースさん、鹿島さんが出てきただけで感無量になってしまった。ダースさんは配信で見るより精悍なイメージ、そしてやっぱり声がいい。鹿島さんも笑顔の中に鋭さがあって只者ではない感満載で、話に入ってくるタイミングと話題の転換が見事だった。早い段階でチキさんも登場した。良い大人に使うと失礼かもしれないが、入ってきた印象はまさに好青年!語り始めれば、本当に物事を多角的にとらえる視野が素敵だし、知識量が半端ない。
そんなお三方のトークは実に4時間越え。それでも全く飽きることのない内容だった。
政治と社会のことを時々茶々を入れつつも、茶化しすぎず、真っ当な論が続いて、聞いているほうも頭を使うし、改めて社会について考える良い機会だった。
個人的にはチキさん学生時代の埼玉話がツボだった(ほぼ同時期ほぼ地元なので)。あとクリームソーダ美味そうだったなー。
話の内容が多岐に渡ったのと、会場の雰囲気と熱が心地よくてボーっとしてしまう時が多く、配信できちんと内容を追いかけて、2024年という年を整理したい。
予想以上にテンション上がってたのか、終電近くで帰ってきた上、一日動いたのになかなか寝付けず。それでも充実した休日だった。上手くやれば一日はとても有意義に使えることもわかった。普段の使い方、本当に反省しないと(ソリティアやってる場合じゃねえ)。
そして今日は仕事納め。からの忘年会。
あと2日、きっちり締めくくれますように。