高野さんは社交的ですね。
と、よく言われる。
それは多分、褒め言葉なんだけれど、いやいや性根は“ひとぎらい”だし(っていうか人づき合いが苦手。距離感がわからないのだ)、そんな僕が、そう思われるのは、今の仕事で否が応でも人と、お客さんはもちろん取引先とも関わってきたうちに、後天的に得た能力なんだと思う。
そもそも僕が「文学系少年気質」をもっているというのは、こういうブログでひとり語りしていることからおわかりだろうが、人と会っている時にニコニコとしゃべっていたとしても、後で独りになったときに、「なんであんなこと言ったんだろう」とか、「もっと気の利いた会話があっただろう」とか、いつまでもぐずぐずと思い悩む質なのだ。
筒井康隆もエッセイでそんなこと書いてた(気がする)。
そもそもはそういう人間なのである。
じゃあ今無理してるか、って言われるとそうでもない。煩わしいと思う時もあるが、基本、人と関わるのが嫌ではなくなった。
全ての人がそうなるとは限らないが、以前の僕のように人づき合いが苦手な人でも、そんなの信じてもらえないぐらいに得意になることもあるよ、ということだ。
だから今、人づき合いが苦手で悩んでる人がいたら伝えたい。
それも“慣れ”だと。
そして慣れてしまうと人づき合いも悪いもんじゃないし、その中で、本当に深いつながりができる場合もあるよ、と言いたい。
なんてことを思ったのは、今日、僕は同業他社との方々との懇親会だったからだ。
5年ぶりぐらいに参加したので、知り合いが皆無なアウエーの中、あいかわらず名刺交換のタイミングが下手だし、話す内容を膨らませられないけれど、苦痛とは思わないし、同じ業界の違う価値観に触れるのは楽しかった。
でも、まあ、根が“アレ”なので、どっと疲れましたけれどね。
こうして僕のハードウィーク Days2は終わり。
あと5日乗り切りますよ。