仕事関係で、中学・高校の母校の近くに行った。
最寄り駅で降りて、かつて通った通路を少し歩いただけなんだけれど、変わってしまった場所と懐かしい場所が混在していて、不思議なノスタルジーが湧き上がる。
地下通路の汚さはほぼそのままで、あれから20年以上もの風景がついこの前のようにも感じた。
夕方の時間のせいか、同じ高校の後輩たちが数人歩いていて、「おっ、ここに先輩がいるんだぜ、先輩が」と話しかけたくなったりした(しないけど)。
でも、僕がこの学校に通っていた頃、彼らはまだこの世に存在していなかったことを思うと戦慄みたいなのが走らないでもない。
とくに母校愛というものが高いわけではないが、後輩を見ると「偉い先輩」でいたいと思う。
後輩から
「タカノさんマジぱねえっす!」とか
「タカノさんはオレらのホコりっす!」
とか言われたい欲求にかられるのは僕だけだろうか(イメージする後輩のガラがやや良くないな)。
後輩から声をかけられるぐらい有名になったるで!と決意しつつ、悪い意味で有名にならないように真面目に生きていこう(やや弱気)。