文学的呑会

本番翌日も労働(言い方)。

今日は短めな勤務時間だったのだけれど、なんだかんだで結構な疲れ(演奏してないくせに)と、それに加えて打ち上げでの飲み+帰宅後の飲みでやや二日酔いのためか、仕事の効率はすこぶる悪かった。

ただ、こういう疲れや二日酔い、それ自体はわりと心地よい辛さでもある。むしろ、ここ数日、イライラする案件を抱えているんだけど、そっちのほうが精神衛生上良くない。パッと解消できるものではないので、時間が癒してくれるのを待つばかりだ。

そんな感じなので、今日やるべきことを「明日頑張る」で棚上げして、作家のキタハラさん、からした火南さん、江戸川台ルーペさんとの飲み会に参加した。僕は文学的素養があまりない人間なので、ほとんど聞き役だったけれど、物書きの会話はかっ飛んでいて(っていうかこの三人だけ?)、聞いていて面白かった。そして、キタハラさん、たかなんさんの著作だけでなく、三人が共同で出した同人誌『元祖オーケン伝説』にサインをもらう。三人のサインが入っただけでも貴重だけれど、この本のもう一人の著者、斉賀朗数さんにサインをもらえば超レアものなのでいつかいただきたいと思っている。

23時近くまで飲んでいたので、まだ帰宅途中。明日は午後からの労働。今日の飲みを糧にしつつ、また頑張りましょう。

真っ当さ

一応は休み。

『六人の嘘つきな大学生』を読む。
読書感想ツイキャスをやっていた頃に書店で見かけて、マイ候補に入れて気になっていたもののミステリーだから読む候補から外したのだった。で、すっかり忘れていたら、先日映画館で映画版の予告をやっていたので、また気になって、今回はちゃんと読んだ。
エンタメ小説、そして叙述ミステリーとしてなかなか面白かった。映画の予告からはなんだかもっと壮大な事件が起こる感じがしたのだが、わりと身近な「嫌な話」を中心に展開したのが意外だった。就活における心の動きというか心理状態を描く、という点ではこのぐらいのサイズが良いとも思うし、とても読みやすかった。キャスだったら「中」ぐらいな感じ。叙述トリックというか「小説ならでは」のトリックもあるのだが、映像化だとどうなるんだろうか。その辺りだけ見てみたい気もする。
あと映画は誰が出ているか忘れていたのだけれど、ヒロイン的位置にいる女性を映像化したら「これは浜辺美波なんだろうな」と思ってキャスト見たら、やっぱり浜辺美波だったので、なんかその「まんま」感に感動すらした。

「道理が通らないことでも、力で押し切ってしまえば通用する」というようなことは、この世知辛い社会では少なくないことだとも思うが、身近な人が、そういう状況で不利益を被っているとなると、俄然腹が立つし、心は痛む。
自分の非力さも痛感するが、真っ当な道理が真っ当に認められる世の中じゃないのは、やっぱりおかしいし、なにより生きづらい(そして嫌だ)。
いずれ、「すべてが良い経験だった」と言える良い結末になることを願っている。

明日はとても重い案件があり、その準備で夕方職場で最終確認(ホワイト)。それでも不確定要素はあるし、落ち着かない。
ノンアルで体調を整えて、なんとか乗り切ろう。

スペック厨

連休二日目。

明日台風が来るというので、そのあたりで業務連絡があったりして、気持ち的には100%休めなかったが、心配して過ごすより、はっきりしてしまったほうがよいので、それはそれで。
自分も明日は散髪の予約を入れていたがキャンセルして引きこもることにする。

夕方に保土ヶ谷のKIKCAFEに行く。占い師のやっつんさんに手相を観てもらいに行ったのだ。
自分も手相は基本的なことは観れるのだが、素人ゆえに深いとこまで観れないし(通信教育レベル)、なにせ自分の手相は客観的に観れないので、ちゃんとプロに見てもらいたかったのだ。

で、すごい良いことをたくさん言われたので気分よかった(気分の問題?)。
このブログで「強運+3」とか「逆境+3」とか書いてるのも手相的にはあながち妄想ではない感じ。
あと、ひとに助けられて運気上がってる、とか思い当たることたくさんあった。唯一心配なのは飲み過ぎ注意ってことな(図星過ぎる)。
しかし、この(手相上の)ポテンシャルを活かしきれてない気がとてもするので、もっと強く生きようと思う(思うだけ)。
なんというか「ズレ」を矯正したい。

その後、帰りに東京駅へ寄り道して、Twitterのフォロワーさんたちが出したという、雨宮天のアーティストデビュー10周年御祝の広告を見た。
池袋とか新宿の駅で、タレントやアイドルみたいな人の誕生日広告が出ているのを見たことがあるけど、そうか、ああいうのは有志の人たちが出しているのだな、とこの企画を知って気づく。
自分の知らない人の広告の時は「これってちょっとアレ」と思っていたけれど、天ちゃんのファンは本当に純粋にお祝いの感情で行動してる感じがするんだよね。
そして声優としてもアーティストとしてもだいぶ知名度高くなっただろう天ちゃんを、こういうファンの人たちが支えているというのも、なんか胸熱。
今まで誰かを「推す」ということをしたことがない自分がTrySailを「推し」と言えるのは、良いファンの人たちが多くて「その中になら入っててもいいな」と思えるからなんだろう。良いものを見た。

そして今日は終戦記念日。
今の時代を「新しい戦前」とタモリが言ったのはもう2年前だが、時を経てそういうムードはさらに濃く立ち込めてきているし、世界では戦争や虐殺が今なお行われている。少なくとも、それに気づかないふりだけはせずにいなければ、と思う。

じゃあ晩御飯と(ちょっとだけ)晩酌して今日はおひらき。
昨日と違って計画性の低い休日だったが、良い休日になった。
明日も引きこもりつつ、ちゃんと過ごそう。

造形、酔いどれキャス、肉

休みだが忙しい(ある意味いいこと)。

午前中は、半分仕事みたいな感じで某セミナーに参加して、造形作業みたいなことをした。絵はそこそこ描けるという自信はあるけれど、立体物は初めてだったので不安だったが、指導のおかげもあって、いくらかマシなものができた。
あと、シンプルに楽しかったのが良かった。ここにきて、新しいことにチャレンジできたのは良い傾向だと思う。

そして午後はツイキャス『ザンクとルーペの読書感想文』配信。
祝日なので、“オレたちの”まねきねこが空いているかどうか不安だったが、なんとか部屋を確保できた。祝日料金だったせいか、普通のドリンクバーよりアルコール飲み放題のほうがお得に感じたので、昼過ぎから飲んでしまった(元取ろう精神)。

本編は米澤穂信著『儚い羊たちの祝宴』の感想。

よくできた作品だし、読んでいる小説(特にミステリー小説)が多ければ多いほど楽しめるんじゃないかな、という作品。ちなみに、後で配信でも触れている「煉瓦のような塊」の意味を知って、『山荘秘聞』の印象が確かにガラリと変わったので、「読む力」を試される(とくにミステリーを読む力を)小説なのかもしれない。

アフタートークは、2月5日に武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナで行われたトTrySailのライブ「TrySail Arena live2023 会いに行くyacht!みんなであそboat!」について感想を語った。

相変わらずの「ファンが好きなものを好きなようにしゃべる」という身も蓋もない内容だが、これこそ、僕ら“らしい”ツイキャスだよなーとも思ったりもした。このノリで話していく機会を続けていきたい。

と言いつつ、2年半に渡り続けてきた『ザンクとルーペの読書感想文』はひとまずお休み。むしろ「シーズン1」終了という感じかもしれない。
とりあえず3か月の充電期間をいただきます。6月にお会いしましょう。

で、終了後は「和民の焼肉」で打ち上げ。
高速レーンとロボが焼肉とかビールとかを運んでくるハイテクな店だった。ワタミ系の店は心情的にはあまり行く気がしないのだが(それはアレがアレだからね)、とても満足した。

そんな感じで1日良く遊んだ(こどもみたいなセリフ)。こういう日があっていいし、むしろこういう日ばかりの人生にしたいな(急に目標がデカイ)。

明日からまた頑張りましょうかね。

初キャスとか労働とか

2023年初の「ザンクとルーペの読書感想文」配信。

梶永正史著『ドリフター』について感想を語り合いました。

1日で一気に読んだというのに、これといった感想をまとめられず、ルーペさんに助けられた感じがする。
面白かったし、映像を頭の中で作るのが上手いか下手かで評価がわかれるかもしれない。アクション映画たくさん観てたり、東京都に地形(というか位置関係)に詳しかったりするとより面白いと思う。
自分が書いた『Wild Turkey』という小説は最後の方にケンカのシーンがあるのだけれど、書き方が全然わからず苦労したし、結局上手く書けなかったけれど、この小説を参考にしてそこだけ書き直してみようかな、と思ったりした(あと実は続編書きたかったりする)

アフタートークは、昨年末に行った「雨宮天のてくてく天ちゃん 公開収録in中野サンプラザ」夜の会の感想と、YouTubeチャンネル「てくてく天ちゃん」について語った。

元チャンネルを1回も見ずに参加する、という大変失礼な観覧だったけれど、それでも、雨宮天のファンのはしくれとしては楽しかった。
このキャスやるためにおとといから動画を観始めて、天ちゃんの印象もちょっと変わってきて、よりファンになりつつある。
配信としては、こちらもルーペさんに助けられた感じがする。
今年はそんな年かもね(何が?)。

その後、労働だったが、こちらはやけに忙しかった。
体感としてはそんなでもないのに、気がついたら時間がどんどん過ぎていった。明日に持ち越しのものが多くて困っちゃう。

そんな感じで、これからノンアルコールでちょっとだけ腹ごしらえして寝る。
今日中(24時まで)にやらなきゃいけないことが2つあるので、ちゃっちゃと済ませるよ。

キャス納め、推し活納め、肉納め

ツイキャス「ザンクとルーペの読書感想文」日比野コレコ著『ビューティフルからビューティフルへ』編を配信した(アーカイブはYouTubeで)。

中野のカラオケまねきねこで、今年最後の配信でした。10人読んだら10人違う感想がでるような小説だったので、自分なりの感想を上手く伝えることが難しかった。ちゃんと話せただろうか。
「オススメ度」度外視で、ものすごい魅力のある作品ではある。

そして、アフタートークは「『すずめの戸締まり』話&2022年の総括とか2023年の抱負とか」と題して、本当に“ザ”雑談(=“ジ”アフタートーク)的な配信をした。

けっこうアレなワードが出た気がする。それでも最後は、本編の『ビューティフルからビューティフルへ』につながるような人生観みたいなものが出るミラクル(言い過ぎ)も出て、個人的には良かったんじゃないかと思っている。もう一度聴き直す勇気はないけれど(どっちなの?)。

ところで中野のまねきねこはドリンクバーにコーヒーがなかった。
ルーペさんがそう言ったので、んな馬鹿な、ルーペさんってば老眼入ってきたから(ディス)見落としてるだけだろう?と思ってバーに行ったら(略すな)、本当になかった。中野区民はコーヒーを飲まないのだろうか(主語がデカくなるタイプ)。

で、その後は中野サンプラザで行われた、「雨宮天のてくてく天ちゃん公開収録」の夜の部を観た。ファンの集い感は強かったが、これはこれで楽しかったよ(2曲生歌聴けたし)。僕は僕なりの「ファンの距離感」を持ってるよなーと今更ながら思ったりした。なんというか、推しが元気で良かった。

終演後にルーペさんと焼肉ライクで夕飯(&ちょっと晩酌)。満喫した。

そして早めに解散し、今に至る。
推しが推してた駄菓子の「ペペロンチーノ」が、中野サンプラザ近くのドンキで売り切れてたが(青き民さすが)、地元のサミットで見つけて買ってきたので、これをおつまみにしてちょっとだけビール飲んで寝る。

良い休日だった。
2022年もあと2日(と少し)。良い気分のまま新年を迎えられますように。

カレーなるキャス

「ザンクとルーペの読書感想文」 安壇美緒著『ラブカは静かに弓を持つ』編、無事配信いたしました。

ツイキャスの仕様がこの2か月ほどで大きく変わったらしくて、コラボができずにつまづいたけれど、ガーッと詰め込んだおかげで喋りたいことは喋れたと思う。
俺も楽器習おうかな(映画見た直後に主人公になりきるタイプ)。

そしてアフタートークは、先月行った、麻倉ももLive Tour 2022 “Piacere!”のLINE CUBE SHIBUYAの感想を喋った。

純度100%の中年イケオジオタク二人のファントークに過ぎないのだけれど、こういうのを臆面もなく配信で語れる、その度胸っていつついたんだっけ?と自問したりしている。まあ、やりたいことやろうよ(投げやり)。

ツイキャス後は夕方から出かける用事があったのが、その間を縫ってカレーを作った。前回ジャガイモが溶けてしまったリベンジとして、品種をメークインにして、ジャガイモだけ煮込む時間を減らしたのだが、さてどうなっているか(食べるのはこれから)。溶けていようがいまいが、ちゃんとカレーの味になってればそれでいいんだけどさ(投げやり)。

明日からまたしばらく忙しい日が続く。酒の量を控えつつ(控えるだけか)、毎日乗り切っていきましょう。

盛りだくさんさんさんさん

休みー。そして予定が秒単位で入っている日(言い過ぎ)。
7時半に起きて備えたよ。

昼前に江戸川台ルーペと待ち合わせしてシェーキーズに行った。ルーペさんリクエスト。
このあと「感想文」あるし、ライブあるしなので腹7分目ぐらいにした。食べ放題、いつもどおりなのにあまり満足感がなかったのは、シェフがいまいちだったからか、食べ飽きたからか(多分どっちも)。

その後、まねきねこでツイキャス「ザンクとルーペの読書感想文」、夏木志朋さんの『二木先生』について感想を語り合った。

開始前にTwitterで著者ご本人から引用ツイートと告知をいただいて、果たして思うがままに喋ってよいのかどうかと緊張した(いや、そんなたいしたこと喋ってないじゃん、自意識過剰)。なので、開始前に1時間ぐらい使って、そこでもう一回まとめたり読み返したりしたよ。テスト勉強最後まで足掻く感じで(ルーペさんも同じことやってた)。
その甲斐あってか、喋りたいこと(というか肝心な部分は)だいたい喋れたんじゃないかなと思うし、作者の夏木先生も爆笑してくださったようなので良かった(よね?)。

アフタートークは推しについて語ってみた。

ただ、本編で言い足りなかったことやら、性癖のことやら、ほぼフリートークだった。その点「ザ・アフタートーク」って感じの内容かもしれない(併せてお聴きいただければ)。

そして、麻倉もも曲縛りでカラオケを1時間ぐらいして、LINE CUBE SHIBUYAで行われた麻倉ももLive tour「Piacere」の東京公演に行ってきた。

とにかく素晴らしかった。

生バンドであっても、麻倉ももの曲をちゃんと「麻倉ももの曲」として演奏したバンドメンバーの皆さんが素晴らしかった。そしてなにより、生音になっても「麻倉もも」として歌い、麻倉ももとしてステージを作るのはとても難しいことだったと思うが、それを見事に成し遂げていた“推し”に感動した。

俺も自分のことをちゃんと頑張ろうという気になった(そういう思いをもらえる対象が「推し」という話をアフタートークでした)。

そして今日は鳥貴族に無事入れたので、トリキで打ち上げ(今、その最中)。

良い休日だった。そして今日起きたことの情報量の多さに良くついていった、俺。
明日からも頑張るよ。

おいしいキャス

ツイキャス「ザンクとルーペの読書感想文」配信しましたー。

本編は冬森灯さんの『縁結びカツサンド』の感想でした。
表紙からして美味しそうな小説は、中身もしっかり“おいしい”小説だった。というような話をしてるようなしていないような。
読書好きの中高生にオススメしたい。

実はこれまでとちょっと話の進め方を変えてみたのだけれど、聴いてる人にわかるのかなー(日々工夫です)。

そしてアフタートークは「トライセイルのTRYangle harmony」について。

このところ“推し”についてルーペさんと話す機会がなかったので、エピソードたまった分いろんなこと話せるかなーと思ったけど、ただの趣味トークになってしまった感じ。でも、それが「アフタートーク」っぽくて良いですね(僕的に)。

で、今日はその後、ちょっとだけ労働(言い方)にでかけ、その後「高野ザンク」的な仕事だった。忙しいのは良いことなんだろう。ただ、なんで今週に集中しちゃうかなーとは思う。大変。でも頑張る(この段落だけで心の動きの量がすごい)。

まだ今週序盤。乗り切りましょう!

ミステリ的な

4日間労働したけれど、先週よりも体調は良かった。

で、『女王はかえらない』(降田天著)読了。
降田天の作品は『彼女はもどらない』を読んで、面白いものを書く作家さんだな、と思っていた。評判はデビュー作であるこちらのほうが上だったので、直後に購入しておいたのだが、小学生が主人公でスクールカーストの話(雑な説明)だったこともあって、なんとなく気が乗らず放置していたのだ。
せっかくの読書月間だし、ここらでミステリーを挟みたかったのもあって、読む。

『彼女はもどらない』同様、「仕掛け」があることは匂わされるものの、どういうオチにつながるかが全くわからず、そのズレが大きくなる途中からは一気読みしてしまった。いわゆる叙述トリックなんだろうけれど、「騙された!」という印象よりも、「なるほどそうくるかー」と感心するタイプの作品。ミスリードの仕方が、ちょっと強引かなーと思うが、辻褄は合っていて破綻してないのがすごい。そしてオチがわかると、前半のキャラクターたちの行動原理がまるで変わってくるので、それを踏まえて二度読みしたくなる。
とても面白かった。パズルが解かれる様をみるような展開かもね。解法がわかるのが楽しい。
あと、謎解きを楽しむというよりも、人の愚かさというか、欲の怖さといったところが読後に残るのが降田天の特徴かも(2作しか読んでない人の感想です)。

ただ、これはどの小説もそうだけれど、「小学生そこまで考えてるか問題」については、あいかわらず考えていきたい(俺だけが持っている問題かもしれないが)。

今日は、人と話したり、某役所に行ったり、髪を切ったり、友人と会ったりと盛りだくさんな日。
これだけ動けるようになったのは良いことなんだろう。

今週、来週、予定を入れすぎるぐらいなのだが、なんとか乗り切れますように。