喜ぶこと、喜ばせること

『大乱闘スマッシュブラザーズ』というゲームがある。

任天堂が出している対戦ゲームで、その出来の良さから人気シリーズになっているが、マリオやヨッシーなどの任天堂の人気キャラクターはもちろん、他メーカーが出しているゲームの人気キャラクターも参戦しているのも話題だ。

先日、E3というアメリカのゲームショーがあって、そこで、このゲームに「バンジョーとカズーイ」というキャラの追加参戦が発表されたのだけれど、そのニュースを見ながら大喜びする外国人の動画がTwitterで流れてきた。

僕は、人がここまで喜ぶのを久しぶりにみた。
見ているこっちまで嬉しくなってしまうぐらいの大喜び。

振り返ってみて、自分はここ5年ぐらい、こんなに喜んだことない気がするなー。同じゲーム関連で言えば、メガドラミニに『テトリス』が入るというニュースに、おおーっとなったけど、小躍りまでもいかない。

プライベートなことでも、嬉しくて喜ぶことはあったけど、それは「嬉しい」に「ホッとした」がないまぜになったような感じで、こういう“我を忘れる”喜び方してないなー(それもちと寂しい)。

で、この人はゲーム実況(なのかな?)動画界隈では有名な人らしいけれど(ロジャー兄貴って呼ばれてるそうです)、本当に嬉しかったんだろうなーとわかるし、この動画は何度見ても幸せな気分になるので、今後も落ち込んだ時に元気を出すために見ることにする。

海外の「バンジョーとカズーイ」人気はすごいようで、他にも、パブリックビューイングみたいなとこで騒ぐ外国人集団の動画もあったりするのだけれど、関係者各位は、この人をこれだけ喜ばせただけでバンジョーとカズーイを参戦させた価値はあると思うよ。
よく頑張りました!

そして、僕も、人を喜ばす、ということが好きなほうだけれども、ここまで人を喜ばせることができたことないなー、と軽くショックを受けたのも事実。
コンテンツづくりのはしくれにいる人間として、教訓にしたい。

そして、やっぱり喜ぶ、っていいことだ。
たくさん喜んで、喜ばせるように心がけよう。

16BIT

ようやく「メガドライブミニ」を予約できた。

ずっと「メガドライブミニW」のほう(コントローラーが2個ついているバージョン)を探していて、3件心当たりをまわったが「W」はどこも予約終了。
その時点でコントローラー1個の「ミニ」は予約できたのだけれど、なんだかんだでコントローラーは2個欲しかったので、これは発売されてから実機を探すしかないかーと思って諦めていた。
そのうち調べてみたら、コントローラーは別で買えることが判明したので、これは普通のほうを予約しておこうと、改めて店に行ったのだが、時すでに遅しで、「ミニ」のほうも予約終了に。
そこからほうぼう探して、実家近くのゲオで予約できました。

予約の初動が遅れたのは確かだけれど、正直こんなに苦労するとは思わなかった。「メガドライブミニ」は「ファミコンミニ」以上にマニアックなラインナップで、それが当時のユーザーには嬉しい内容な分、「欲しい」と思う人は限られていると思うのだが、やっぱり転売目的に買う人も結構いるんだろうな。これはこれで仕方ない話だが。

ラインナップで言えば、ナムコのゲームがあと2本ぐらい入るとさらに嬉しい。『フェリオス』や『バーニングフォース』や『マーベルランド』など、当時からしたら嫌がらせのような「コレジャナイ」感満載の、無理くりなアーケード移植に偏っていたナムコのメガドラソフトも、今となれば、逆にマニア心をくすぐるラインナップになるのだから、時代の流れとは面白い。
すでに収録が決まっている『レッスルボール』のようなオリジナルのゲームが入るだけでもありがたいのだけれど、『マーベルランド』あたりを収録してくれると、当時のナムコのメガドラソフト開発班の苦労を体感できて嬉しい(『フェリオス』でも良い。当時、その出来は良くも悪くも“衝撃”だったから)。マニア向けということをわかった上で、ぜひ。

それにしても、なんにせよ予約できて良かった。
できれば欲しいものはその場で買う(あるいは予約する)のがいいんだろうけど、タイミングってあるよね。それを“縁”と呼ぶのかもしれない。

メガドライバーとして、縁があって良かった。

頑張れタカハシ

例和という新元号が発表になった翌週に、新紙幣の発行が発表になった。

一応4月1日に告示があるとわかっていた元号よりも衝撃。
このタイミングで、ですか?というのが一番の感想だけれど、前回も前々回も20年で新紙幣を発行しているのでまあ規定路線なのかもしれない(発行は2024年)。

定着するには2~3年かかるだろうから、新しい紙幣は今の中学生とか高校生にとって一番馴染みのある紙幣になるんだろうな。僕は聖徳太子も覚えているが、1万円札については自分で稼ぐようになってから見かけるようになったもんだから、やっぱり諭吉世代なのだ。

新紙幣がメインになったころはもっとおっさん感が強くなるんだろうなー。
諭吉さんが馴染み深いのは40年変わらなかったからなんだね。

と、新紙幣について調べながらネットサーフィンしていたら、そんなことより気になるニュースとして「高橋由美子芸能界復帰」がでていた。

そういえば高橋由美子、スキャンダルで活動自粛していたんだっけ。それがいわゆる男女のドロドロによるもので、「20世紀最後の正統派アイドル」と呼ばれた頃を思うと隔世の感がある。

だが、なぜ、このニュースが目に止まったかというと、高橋由美子は大応援していきたい存在だからだ。
なぜならばメガドライバー(古参のセガ信者の意味)にとっての女神(ミューズ)だったから。

かつて任天堂やNECにしてやられていた頃、セガのゲームギアやテラドライブ(メガドライブ内蔵PC)の宣伝にでていて、セガのキャンペーンガール的役割だった気がする(調べたら実際はそこまでではなさそう)。
その頃、セガの味方をしてくれる(ただ単にCMに出ているだけだが)アイドルはみんな「味方」だと思っていた。ちょっとコアな俺らの思いを共有してくれるミューズだったのだ。
だからそれ以来(別に追いかけてるわけではないけれど)高橋由美子が話題になると「俺はもっと前から高橋由美子の魅力に気づいていたもんね」という「ワシ(ら)が育てた感」でもって嬉しく思っていた。
しばらくたって『ショムニ』で注目されたときも良かったなーと思った。
一度セガの味方してくれた人は一生応援する、というか「したくなる」という心理が僕にはある。
多くのメガドライバーもそうではなかろうか。

そういう意味ではVサターンのCMに出ていた菅野美穂もミューズだったよ。
菅野美穂にとっては『慶應遊撃隊』の蘭未ちゃんの声をやっていたのは黒歴史なんだろうか(と言いつつ掘り出す系)。
それをいったら仲間由紀恵にとっての『トゥルー・ラブストーリー』も黒歴史なのか。しかし『ときめきメモリアル』の映画版の藤崎詩織だった吹石一恵がいまや天下の“フクヤマ”の奥さんだからなー。それは誇るべきだろう。

話がずれた(こういう話になるとずっと書いていられる)。
そう、高橋由美子だ。

高橋由美子はゲームギアのCMももちろんだが、僕は『ゆみみみっくす』というメガCDのゲームのエンディングテーマ「元気!元気!元気!」という曲がとても好きだった。
検索したらYoutubeにPVがあって(オフィシャルじゃないので貼りません)、今聴いても名曲だし、高橋由美子がとにかくかわいい。今も美形だけれど、当時は本当に可愛い。この時17歳だしなー(ここにも隔世の感)。
で、この曲は本当にアイドル歌謡曲としてよくできてるなーと思って作曲家みたらなんと筒美京平先生の作品ではないか!
王道アイドル歌謡曲としての完成度の高さに納得(作詞については嫌いな人なのであえてふれない)。

高橋由美子は当時から歌が上手い印象なので、今回の復帰がミュージカルの舞台というのはご本人にとっても良い方向だろう。
元アイドルというのはなにかと足かせになる部分もあるだろうが(今回のスキャンダルもね)、ぜひ今後とも芸能界で活躍してほしい。

メガドライバーのはしくれとしていつまでも応援しています!
頑張れタカハシ!

STADIA発表でゲームについて考える

グーグルがゲーム業界にSTADIAというプラットフォームで参入するhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190320-00000030-jij-n_ame

日本では“スタディア”という発音で報道されていたけど、実際の発音は“ステイディア”みたいだね。日本でも今後はスタディアで呼ばれるのだろうか。
外務省からヴが消えるというニュースを見て、話の中身よりも「呼び方」のほうが気になってしまう。

さて、このSTADIA。
ようはSwitchだのプレステ4だのといったハードである「ゲーム機本体」を買わなくても、PCやスマホがあれば、STADIAのゲームがプレイできるというもののようだ。もちろんハイスペックPCとスマホでは画面の綺麗さなどが違うんだろうけれど、この「そのソフトができるゲーム機をもっていないとプレイできない」というジレンマを外す「ハードフリー」という考えは昔からのゲームユーザーの夢だったりはする。

僕はWindowsがその役割を担うことを期待していたのだけれど(これもまあOSをゲーム機と考えたら、完全なるハードフリーじゃないけれどね)、けっきょくマイクロソフトは未だにゲームハードを販売していることから見ると、ゲーム業界って、ハードからは脱却できない仕組みになっているのかなと思っていた(SteamというのはWindows OSさえあれば遊べる、その考えに沿った感じなのかな?)。

そこで、グーグルだ。スマホ自体の性能もあがってきたし、そもそも、今、一番ゲームをしているのは、ゲームの「性能」を気にしない人が大多数、という世の中の変化をグーグルは見込んでいるのだろう。一部のゲームマニアをターゲットにするより、ツムツムやパズドラをやる人たちを取り込む方がよっぽどビジネスになるはずだ。
ゲーム業界の衰退は、結局、ゲームマニアの期待に答えることを続けてきてコスト過多と売上減少から脱却できなかったことに起因するのだと思う。もっとも、それは「衰退」というよりも神の見えざる手よろしく「正しい需要と供給」のサイズに落ち着いたともいえる。

僕もそれなりのゲームファンではあるが、画面の綺麗さはSwitchでもう十分だし、それよりも自分の考えるインプットが、正しくゲーム上にアウトプットされればそれが一番楽しい。結局、それができてるゲームが「良いゲーム」で「長く遊びたいゲーム」なんだよね。

STADIAについてはまだまだ情報が整理しきれていないし、なにより、まだ日本での展開は考えられてないようなので、日本でプレイできるようになってからちゃんと考えることにする。

さて、今のゲーム業界では、往年のゲームマニアを喜ばすというニッチな戦略を打ってきていて、過去の名作をダウンロード専売したり、パッケージにして売る商売がこのところ多いが、それはそれで正しい戦略だと思う。僕のようなおっさんゲーマー世代は、今のゲームよりも過去のゲームをやりたいのだから、その需要を満たせばいいのだ。それでも日本で(テレビゲームの発展に一番寄与しているはずの国で!)販売されないものも多く、日本ではもうそういう商売も成り立たないのかと悲しくなる(STADIAの展開から日本が外されているのもその証左だろうしね)。Amazonのおかげでどうしても欲しいものはカバーできてるから、まあいいけれど(海外版の『SNK 40th Anniversary Collection』と『Sega Genesis Classics』はそれで買った)。

で、そんな中、老舗のコナミから創業50周年を記念して「アニバーサリーコレクション アーケードクラシックス」が発売されるという嬉しいニュースが出た。まさに僕がゲームセンターに通っていた頃のラインナップから8作品がセットになったものだ。
ただ、このラインナップを調べると、プレステ4ではすでに全作品がダウンロード販売されていた。今回はSwitchやXbox one(一応忘れてませんよ)にも出るので僕のようにSwitchしか持っていない人には嬉しい話だが、プレステ4ユーザーで往年のゲームファンはおそらく、ここに入っているゲームをほとんどダウンロード購入している気がするので(少なくとも『グラディウス』シリーズ3本はしているだろう)、今さら感しかないのだろうか。
そう考えると、この「ゲーム機」の枷を外そうとするSTADIAの動きはやっぱり気になってくる。

1983年にファミコンが発売されてから35年が経った今、家庭用ゲームの歴史を大きく変える出来事になるのか、それともやっぱりゲーム業界にはハードとソフトの関係を継続しなければならない事情があるのか。
ゲームファン以上に「ゲーム業界ファン」としては目が離せない展開ではある。

願わくば一部のファンドが儲かるだけでなく、ゲーム業界全体がポジティブな展開になりますように。

趣味としてのゲーム

なんとなくゲーム熱が出てきている。

Switchでは『SEGA AGES アレックス・キッドのミラクルワールド』を購入。
このゲームはファミコンのライバルだったセガのゲーム機「セガマークⅢ」用のソフトで、『スーパーマリオブラザーズ』に対抗して作られたソフトのリメイク(というか再現)移植版だ。
僕は「マークⅢ」を持っていなかったので、リアルタイムではやってないのだが、高校生ぐらいの時に、メガアダプタという「マークⅢ」の後継機「メガドライブ」で「マークⅢ」のソフトができる互換アダプタを友人から譲ってもらった時に一緒に買ったか、秋葉原で叩き売りしたのを買ったのか、とにかく高校生の時にプレイしたことがあった(秋葉原ではこの時期に「マークⅢ」のソフトを大量に叩き売りしていて、それで僕は『アルゴスの十字剣』や『星をさがして』や『ソロモンの鍵』などを二束三文で買っていた)。

古いゲームだけれど、『スーパーマリオ』を意識したせいか、作りがていねいで、今プレイしても、そこそこ遊べるのがすごい。バイクやヘリコプターといったメカを使えるあたりも対抗心が垣間見れる。
ソニックが登場するまでは、このゲームの主人公「アレク」がセガの作った名キャラクターだったのもうなづける。

それから、スマホゲームをしばらくやっていなかったが、『ドラゴンクエストライバルズ』をダウンロードしてみた。
「ドラクエ」の設定を使ったカードバトルゲームで、ちょっと触った限りだけど、そこそこ戦略性もあって楽しめそう。個人的には『ファンタシースターオンライン エピソード3』を思い出したが、あれよりは運の要素が抑えられていて、勝敗に納得がいく感じ。
これもしばらくちまちまと続けていきたい。

ゲームばかりやってる場合でもないのだけれど、たまにはね。
結局、僕は「趣味=ゲーム」な人間なのかもしれない。

Back to the roots Part1

実をいうと今年は「いかに自分らしく生きるか」というテーマを持っている。

「いかに自分らしく」というのは、結局「いかに楽しく生きるか」という根源的な、それでもずいぶんとぜいたくかつQOLを意識したテーマではあるが、「それなりに幸せではあるがいまいち楽しめていない人生」を、「幸せかつ楽しめる人生」に変えることが目標。それはできそうでできない、難しい命題である。
「自分らしさとはなにか」と考えたときに、自分の過去を振り返ってみようと思うのは至極当然のことのように思える。

そんなわけで休みを利用して、秋葉原へ行ってきた。

秋葉原は、今でも年に3~4回は行くが、高校生のときは月1回はあたりまえ、2週に1回もめずらしくないほど足繁く通った町だ。
昔の秋葉原をひとことで表せばサイバー、もしくはジャンクだったが、ある時を潮目に萌えに変わった感がある。
その変化は、メイドカフェの乱立から始まったのだろうが、僕が思うには家庭用ゲーム機が衰退し(ゲーム世代が大人になって卒業し)、またPCと家電が秋葉原以外で簡単に安く買えるようになったからだ。

僕(と友人たち)にとって秋葉原に行く目的は、いかに安いお宝ゲームソフトを見つけるか(ファミコンの「トップライダー」が980円で売っていたことがある)と、身近で買えないものを買うか(それはハイスペックPCだったり、輸入ソフトだったり)だったのだ。お金に余裕があったわけではなかったが、買うまでに至らなくてもウィンドウショッピングが楽しかった。
時代を経て、まず大型ディスカウント家電店で買えるようになり、ゲームソフトは大量に生産しなくなったせいか価格が暴落することがなくなったり(それはメーカーにはよいことだろう)、海外のめずらしいものもネットで買えるようになった。

今、秋葉原で一番目立つのは、メイドカフェ(を筆頭とした萌えビジネス)と、レトロゲーム屋と、フィギュアやUFOキャッチャーのプライズを売る店。トレーディングカードショップに、それから少々のアダルトショップ。もちろんメイン通りを一本後ろにいけば昔ながらのジャンクパーツ屋はあるけれど、大通りは上記のもので占められている。

僕が通いだした四半世紀ほど前から少しずつ街の様相が変わり、僕の好きだった秋葉原からはすっかりと変わってしまっている。
それでも、レトロゲーム屋を覗いたり、プライズショップの景品を見たりするのはわくわくするので、根本的に、僕はこういうゲームやキャラクターものが好きなんだろう。

秋葉原に降りた僕は、まず東京レジャーランドへ行った。ここは僕がもう大人になってからできたゲーセンなので、青春の思い出はないが、そこそこ空いていて遊びやすいのだ。で、WCCF(というトレーディングカードを使ったサッカーゲーム)を8クレジット分やる。となりがダーツスペースになっていて、けっこうな数の若者がダーツに興じていた(僕もダーツを“ちゃんと”やりたい)。
WCCFも最後にやったものからバージョンがあがり、ゲーム進行が昔と違ってちょっと焦った。このゲームの初代が出た16年前はゲーセン通いしたほどハマった。なので、プレイをすると自然とその頃の感覚を思い出す。

それからレトロゲームの聖地ともいえるタイトーHey(というゲーセン)にも行く。でも、レトロゲームって「上手くないとやるのが恥ずかしい」ものだ。僕は正直、どのゲームも上手いというほどの腕前がないので、上手い人のプレーを見るだけだ。「極上パロディウス」が稼働していて、これもまた4面程度しか進めないけれど、大好きなゲームなのでやりたかった(上手い人がやっていた)。それで、レトロゲームコーナーを出て、これまたかつてハマったjubeat(音ゲー)を1プレイした。
WCCFも変わっていたが、jubeatもただ、ボタンを叩いていれば良かったのが、「ボタンをホールドする」という行為が増えていたので驚いた。考えてみれば、いかにバージョンが更新されようが、10年前に出たゲームだから、なにかしら新要素が入っていないと続かない、ということだろう。
ただ、一方で新しいゲームがウケないということなのかもしれないが。

道中、ソフマップのMacだのDTMが置いてある店に入る。
昔秋葉原には、LAOXの楽器館があって、僕はそこでいろいろと物色して、DTMやMIDIに興味をもっていった。この店はもう、セミプロの方々が、決まった目的のものを買うためだけにあるようで、僕には敷居が高い。まずはどの機材が何の目的で存在していて、どうつなぐのか、そういうところから勉強し直そう。
あと、Macbook Airを売って、Proを買おうかと思っている。中古のMacbookでも良いのだろうかね。

帰りがけに、書泉ブックタワーに寄った。
かつては8階がゲーム系書籍、7階がマンガ、コミックという扱いだったと思うが、今は7階は女性向けコミック、6階が男性向けコミックというフロア分けがされていて、訪れる女性の数が増えたのだなーと思った。
サイバーな頃の秋葉原には女性はほとんどいなかった(いたら、その女性は間違いなくモテていたはずだ)。オタク文化が男性だけのものではなく、今や女性のものもすっかり定着したのだな、と書泉のフロア分けで実感したりする。

他にもガンダムカフェのガンダム焼きがなくなっていたり、僕が気に入っていた(と言っても1回しか行ったことがない)メイドバーは別の店になっていた。続くものは続くが、淘汰されるものはされてしまう。商売の原理ではあるのだろうが、なんとなくセンチメンタルにもなる。

午後いちからブラブラしているうちにすっかり夜の時間になったので、思い出の飲み屋「天狗」でひとり飲みでもしようかと思いつつ(僕はこの飲み屋のエピソードから曲を作ったのだ!)、それはまた次回のためにとっておくことにしよう。

今回、自分のオタクっぽい性質に改めて向き合えた気がする。何が好きで何が好きでないか、がわかってきた。
それを自分の今後の人生にどう活かすか。
とにかく自分の過去を見つめ直す旅はこうして始まった。(つづく)

物欲チキン

あまり物欲があるほうではないと思っている。

衝動買いはめったにせず、買い物は必要に応じてするタイプだ。
自分がなにが欲しいかなーと考えたとき、パッと浮かぶのは本か、ゲーム。

僕の目標のひとつに「自宅をゲーセン化する」というのが昔からある。
あるけれど、叶えたことはもちろん、近づけたこともあんまりない。

Nintendo SWITCHには、ダウンロードできるレトロゲームが結構ある(プレステ4にはかなわないけれど)。もちろんその中には、自分が学生のときにゲーセン通いしていて遊んだゲームも多々あるのだけれど、それでもダウンロードしたのは「真サムライスピリッツ」ぐらい。
昨年末に「ストリートファイターコレクション」や「ベルトスクロールコレクション」を買い、さらにわざわざゲームセンター仕様のコントローラーまで購入して、ちょっとはゲーセンに近づけているつもりだが、まだまだ“甘い”。

部屋もリニューアルしたことだし、ここはいっちょ、本気で目標達成に近づいてみようじゃないか、とダウンロードして遊んでみたいゲームをピックアップしてみた。その数13本(本当はもっとあるけど吟味してます)。
1本800円〜900円なので、1万円あれば、欲しいゲームのほとんど(上手くすれば全部)が買えるのだからさほどの出費ではない。自分へのお年玉としたら安いもんだし、なにしろ目標を叶えるのに1万円を惜しんでいてはいかん。
と、ニンテンドープリペイドカード5000円を2枚買った。しかもセブンイレブンで、1枚につき500円ポイントがプラスになるキャンペーンをやっていたのだから、もう今買うしかないだろう。

で、いざ「買おう!」と思ってダウンロードサイトに行ってみると、ここで、買うことがためらわれるソフトが多かった。
1万円(ポイントに買えたら1万1千円分)で、やってみたい、と思うゲームをほぼ全部買えるのに、ここで躊躇してしまうのはなぜなのだ?(単にもったいながり、なんだろうね)

そこで、自分が買おうと思ったリストの中から、これは買っても後悔しないだろう、という「戦国エース」、「アテナ」、「アルゴスの戦士」、「STRIKERS 1945 PLUS」をとりあえず買ってみた。4本で合計3,333円。
使おうと思った額のほぼ三分の一。

自分の「好きなもの」にお金を使うのに、この漢気のなさ。「自分の物欲ってその程度なのか」と我ながらがっかりする。このままでは他のことでも大義をなすのは難しそうだなーとも。

でも、まあ残りも吟味しながら、とにかくポイントは使い切ろうと思っている。
どのゲームを導入するか検討する、ゲーセンのオーナーの気分を味わっていると思えば、それもまた面白いのだ(言い訳)。

平成最後のドラクエ6

iPhone版の『ドラゴンクエストⅥ』を始めた。

『ドラクエⅥ』は学生の頃、友人からオリジナル版(スーパーファミコンソフト)を借りてプレイし、最後のダンジョンで挫折した思い出だけが残っている。リメイク版も出たけれど、これまではプレイしていない。
そして、そのオリジナルのソフトはそのまま「借りパク」の状態になってしまい、まだ僕の実家に残っていたりする(この友人が当時としては珍しい女性ゲーマーで、これが返せなくなった原因には色々と複雑な事情があるのだが…それはまた別の話)。

さて『ドラクエⅥ』。
夢と現実の世界を行き来する、という内容はちゃんと覚えているし、僕がこのゲームに冷めた理由のひとつが「主人公が実は〇〇だった」ということだったのも覚えている。
当時の僕は、脚本書きをかじっていたこともあり「堀井雄二はいつまでも〇〇コンプレックスでしょうがねえなー」と上から目線で批評して、今思えば本当に黒歴史なんだけれど、それもあって、数々のリメイク版にも手を出さずにいたのかもしれない。

で、リメイクを含めてクリアしていない「ドラクエ」はこのⅥとⅧだけなので(オンラインの「Ⅹ」は除く)、これを機に「ドラクエ」全作クリアしちゃおうかなと思い立ったのだ。
平成も終わるし、ね(とってつけた)。

なにせプレイしてから20年以上経っているので、ストーリー展開は全く覚えていない。その分新鮮な気持ちでプレイはできるけれどね。
意外だったのは、序盤でボスに返り討ちにあって、仕方ないからレベルを2つあげて再チャレンジしようと思ったら、ボスがライバルに倒されていて、進行が変わってしまったこと。
そういう“時間制限”で進行が変わるのは『ファイナルファンタジー』で、『ドラクエ』シリーズは、どんなに緊迫した状況下でも、こちらの時間の流れを待ってくれている(例えば、町が魔物に襲われていて急いで助けにいかなければならない状況でも、のんびりとレベル上げやら宝探しをしていても町は滅びずに待っていてくれるというふうな)、と信じていたので、この展開に予想以上のショックを受けた。
果たしてオリジナル版もそうだったのだろうか。

そんな傷心(?)を抱えて、でも、とにかく今回はクリア重視で先に進めている。
現在、4時間ほどプレイしてレベル11。
なんとか今年中にクリアしたい。

クイズ力

クイズが好きだと以前書いた

その時に、ダウンロード量が多すぎて(速度が遅くて)、プレイを諦めていた『クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム』というクイズゲームをiPhone XSに変えたタイミングで始めてみた。
やはり初回のダウンロードに40分ぐらいかかったが、その後は快適にプレイできている(データのダウンロード回数は多め)。

で、このゲームは「クイズ版のパズドラ」と言うのが一番的確で、クイズの知識があっても、キャラクターのレベルが上がっていないと先に進むのは難しい。
また(まだ検証はできていないが)システム的にはレアカードを手に入れないと、レベルが頭打ちになるので、上級レベルの敵には太刀打ちできないようだ。レアカードはイベントでも手に入るけれど、より強力なカードは課金で手に入れなければいけない。そのあたり「基本無料+課金」のビジネスモデルとしてはシンプルかつ、わかりやすい。
そもそも世界観が魔法学校というファンタジー世界にしていたので、剣や魔法を使ってクイズで敵を倒す、というRPG仕立てになることにも違和感はない。
スマホゲームブームというかパズドラブームを見越していたのかと思うぐらい、収まりがいい。

それと、アーケード同様、このゲームはクイズの出し方のセンスが良い。
クイズで一番楽しい、「聞いたことあるけどなんだっけ?」というあたりの問題をついてくるのだ。
それから、調子よくポンポン答えている最中に
「犬も歩けば当たるのは   棒ですが…」
という感じのひっかけを出すタイミングも絶妙。
対人戦ができないのは少し残念ではあるが、クイズの楽しさは十分満喫できる。

スマホゲームは、新興のメーカーが中心になっていた感じだが、コナミのような老舗がこういう良質のゲームを出してくるようになるのはいい流れだし、そのうち本当にゲーム機ってなくなるかもなーと思う。それが業界にとっていい方向かどうかはわからないけれど、まあ、とにかく楽しめるものがたくさん出てくればいいと、今は気楽に考えている(課金システムだけは僕はあまり賛成できないけれど)。

でも、このゲームが時間回復型のスタミナ制で良かった。
そうでないと、多分ずっとクイズにハマることになるからね(どんだけクイズ好きだよ)。

埋める

『ピクロジパズル』をちまちまと進めていた。

前回書いたように、普通の問題は全て解いてしまい、あとは4時間ごとに出現する「ボスパズル」をクリアしていくだけだったのだが、今日、ついにボスパズルの最後のピースを埋めて、クリア率100%を達成。
ラスボスが「なるほど」と膝を打つキャラで、この開発者は「よくわかってるな」とニヤッとしてしまった(僕はそのキャラが出る元のゲームをプレイしていないけれど、その強さを噂には聞いていたので)。

予想していたように(半分は期待していたように)、追加のパズルが出てきて、あとはそれをまたちまちまと解いていきたい。

忙しくても、ストレスあってもゲームはできる。
自分が思う以上にゲーム好きなのかもしれない。