期日前投票に行ってきた。4月に住民票も移したし、すっかり東京都民のつもりでいたのだが、どうやら1月1日に住民登録していたところで選挙権を持つらしく、実家に帰ったついでに区役所で投票してきました。
これでも一応法学部出身で、ゼミは「政治思想史」専攻だったので、政治については一家言あり、投票もなるべく(絶対じゃないところがヘボ)行くようにしている(自分投票率7割くらい?)。
まだまだ青かった時代には、推すべき候補者がいない場合は、あえて白票を投じて、いかに政治家が頼りないかを示すべき!とか考えていたのだけれど、やっぱりベストじゃなくても、情報が足りなくても、できるだけ調べて、ベターな候補者に入れたほうが良いと今は思っている。比例代表なんて、個人選ばなくていいから政党の考えで選べば良いしね。
とか「政治に対して意識高い俺」な感じで書いておりますが、実際は結局調べる時間もなく、なんだかんだ雰囲気で決めてしまったりしている。ただ、それはほとんどの「一般層」がそうなんだろう。
よくわからないのに投票していいのか?とか言って投票しない人や、追い打ちをかけるように「そういう人は投票するな」という人もいる(それもそれで随分不遜な態度だよね)。
でも、やっぱり投票はするべきだ。準備不足とか、気分で決める、とか、よくよく考えれば、人生っていつもそんなことの繰り返しだろう。
社会人なら仕事だって、学生ならテスト勉強だって、「もうやるだけのことはやった。あとは本番を迎えるのみ!」という“いわゆる人事を尽くして天命を待つ”状況って、よっぽど思い入れの強い場面だけでしょう。だいたい「あれやっとけばよかった」とか「あと一日あれば」とかいうことのほうが多いのだから、自分の生死に直接関係ない(なさそうな)選挙について、準備不足なのはむしろ当たり前(その準備不足につけこんで、陰謀論だの、ネットでひろった真偽不明な情報を吹聴するとか、一昔まえなら「泡沫候補」だった人が結構な票とって当選しちゃう問題もあるけど、それはまた別の話)。
実際に投票してみて、結果見て、自分の予想していたものと比較して、「あー次はもっと調べてから投票しよう」となれば、それでいいんだろうと思う。
そうやって成長しましょうよ。
最初の投票から、自分の思い通りの候補が当選して、期待した通りの政治が行われるなんてない。だけど、棄権していたら、自分も政治も、理想には近づいていかない。だから18歳だろうが、何歳だろうが、投票に行ったことない人は一度行ってみてほしい。
一票で何かは変わらないことが多いけれど、変わってしまうことも確率的に「確実に」あります。
だから、その結果に喜んで(、あせって)、次につなげましょう。
という「投票行こうぜ!」というこのブログ記事はもっと早く書けばいいのに、投票日当日に更新という準備不足、タイミング違いなのも、まあ次回への勉強だと思っている(言い訳上手)。